福島第1原発事故 2号機原子炉装置の一部が熱で劣化、圧力下げられず
12/17 12:52
福島第1原発事故で、2号機の原子炉の圧力を下げる装置の一部が、熱で劣化したため、圧力が下げられず、核燃料が溶け落ちるなど、事態を悪化させた可能性があることがわかった。
福島第1原発2号機では、2011年3月14日に、全ての電源を失い、冷却機能が停止した中、核燃料が溶け落ちるのを防ぐため、消防車を使って、建屋の外から原子炉に水を注入する必要があった。
しかし、原子炉内部の圧力が高く、水が入らないため、安全弁を開いて圧力を下げようとしたが、弁は、なかなか開かなかった。
東京電力によると、安全弁は、別のタンクから送られる窒素によって開ける仕組みになっているが、窒素を送り込む装置の隙間を埋める部品が、およそ170度までしか耐えられずに、高熱によってひび割れなどで劣化し、ガスが漏れたため、安全弁が完全に開かなかった可能性があるという。
あらためて、想定の甘さから、事態が悪化していたことが明らかになった形。
福島第1原発2号機では、2011年3月14日に、全ての電源を失い、冷却機能が停止した中、核燃料が溶け落ちるのを防ぐため、消防車を使って、建屋の外から原子炉に水を注入する必要があった。
しかし、原子炉内部の圧力が高く、水が入らないため、安全弁を開いて圧力を下げようとしたが、弁は、なかなか開かなかった。
東京電力によると、安全弁は、別のタンクから送られる窒素によって開ける仕組みになっているが、窒素を送り込む装置の隙間を埋める部品が、およそ170度までしか耐えられずに、高熱によってひび割れなどで劣化し、ガスが漏れたため、安全弁が完全に開かなかった可能性があるという。
あらためて、想定の甘さから、事態が悪化していたことが明らかになった形。