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ワクチン接種推進団体「開発の仕組み作り必要」
12月18日 1時51分

発展途上国で病気を予防するためにワクチンの接種を推進している国際団体のトップがNHKのインタビューに応じ、利益を見込めなくても企業などがワクチンや薬の開発を続けられる仕組み作りが必要だと訴えました。
発展途上国でポリオや黄熱病などのワクチンの接種を推進している官民合同の国際団体「Gaviワクチンアライアンス」のセス・バークレー事務局長が17日、都内でNHKのインタビューに応じました。
この中でバークレー事務局長は、西アフリカでエボラ出血熱が流行した際、接種できるワクチンがなかったことに触れ、「世界に必要な製品を作るかどうかの決断は、利益が出るか否かに基づくべきではない」と述べ、利益を見込めなくても企業などがワクチンや薬の開発を続けられる仕組み作りが必要だと訴えました。
また、ワクチンの接種を推進することは、必要な人材の育成など途上国の基本的な医療体制を強化することにもつながると説明しました。そのうえで、「ワクチンは最も費用対効果が高い医療の対策だ」と述べ、ワクチンの研究開発や普及にさらに力を入れるよう日本を含む国際社会に呼びかけました。

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