ドイツ  2015/12/11(金)
難民宿泊施設への襲撃、ドイツで約4倍に増加[社会]

今年の流入難民数が人口の1%弱に届こうとしているドイツで、難民への嫌悪が急激に高まっている。難民の宿泊施設に対する襲撃事件は昨年と比べ既に約4倍に膨らんでおり、これらの多くが極右勢力によるものとされる。連邦刑事局(BKA)が9日に明らかにしたとして、ドイチェ・ウェレが伝えた。

それによると、今年に入って起きた襲撃件数は817件。多くが放火で、故意に蛇口を開き漏水させる手口も目立った。うち極右勢力による犯罪は733件に上る。これらの犯罪の多くは東部ザクセン州、西部ノルトライン・ウェストファーレン州、ベルリンなどで発生している。

なお、同様の襲撃事件は昨年通年で199件。うち177件が極右によるものだった。

NNA News Headline