おはようございます。
7時になりました。
130人が犠牲になったパリの同時テロ事件から1か月。
事件の衝撃が続く中、フランスでは州議会議員選挙の決選投票が行われました。
焦点は、1回目の投票でトップに立った極右政党の国民戦線が、州レベルで第1党になるかどうかですが、開票率82%の時点で、国民戦線に勢いはなく、いずれの州でも第1党になるのは難しい情勢です。
同時テロ事件から1か月。
この日に合わせて、フランスにいるイスラム教徒が追悼集会を開き、宗教に関係なく連帯するよう呼びかけました。
同時テロ事件の現場の一つとなった、パリ市内のコンサートホールでは、追悼の祈りが続きました。
こうした中、行われたフランスの州議会議員選挙の決選投票。
注目されたのが、移民の排斥や国境管理の強化などを訴えた極右政党・国民戦線です。
国民戦線は、今月6日に行われた1回目の投票で、6つの州でトップに。
ルペン党首の名前を比例代表の候補者名簿の1位に載せた北部の州や、ルペン党首のめいが名簿の1位になっている南部の州では、ほかの党に大差をつけました。
ただ、1回目の投票ではいずれの州でも得票率が50%を超える政党はなく、決選投票が行われました。
ルペン党首の国民戦線、オランド大統領の与党・社会党を中心とする左派連合、そしてサルコジ前大統領率いる保守系の最大野党・共和党を中心とする右派連合のおおむね上位3党による三つどもえの戦いになった決選投票。
ここで左派連合が異例の対応に出ました。
国民戦線の勢いだけはなんとしてもそぎたいとして、ルペン党首のめいが立候補する州で、決選投票を辞退。
支持者に対して、代わりに共和党に投票するよう呼びかけを行ったのです。
日本時間のきょう未明から始まった決選投票の開票作業。
開票率は82%まで進みました。
1回目の投票で6つの州でトップに立った極右政党に勢いはなく、いずれの州でもトップに立つのは難しい情勢です。
これに対して、オランド大統領の与党・社会党の左派連合は5つの州で、サルコジ前大統領率いる保守系の最大野党・共和党を中心とする右派連合は8つの州で、それぞれ勝利を決めたか優勢となっています。
国民戦線が失速した要因としては、決選投票の投票率が現地時間の午後5時の時点で、1回目より7ポイント余り伸びたことが挙げられ、国民戦線の躍進に危機感を持った有権者が、より多く投票所に足を運んだと見られています。
では、決選投票の取材に当たっているヨーロッパ総局の権平記者に聞きます。
1回目の投票では、全国で最も多い票を得た国民戦線が決選投票で失速しました。
これには国民のどんな思いがあったからと言えるんでしょうか。
前回、国民戦線があまりに票を伸ばしたため、フランス社会で危機感が強まったと見られます。
多くのフランス国民は、極端な主張を掲げる国民戦線への嫌悪感が根強くあります。
投票所でも国民戦線に勝たせてはならないという思いで投票に来ましたと話す人もいました。
さらに、オランド大統領の与党・社会党が、国民戦線の勢いをそごうと、みずから身を引き、ライバル政党への投票を呼びかけた、いわば捨て身の選挙戦略も功を奏したといえます。
今回の選挙結果は、フランスにとってどのような意味があるんでしょうか。
5年前の前回選挙で、全体の得票率が10%に満たなかった国民戦線が、国民から今回、一定の支持を得たのは間違いありません。
移民の排斥やヨーロッパ統合への反対といった、極端な主張を繰り返す少数政党にはもはやとどまらないという現実を突きつけた形です。
ルペン党首はこれからの政治は、国民戦線とそれ以外の政党との争いだと自信を示しました。
その視線の先には、1年半後の大統領選挙があるんです。
反イスラムの発言を繰り返す極右政党の台頭は、西洋とイスラム社会の対立をあおる過激派組織IS・イスラミックステートの思うつぼだと考える人は多いんです。
しかし、先月の同時テロ事件で、治安に対する不安が拭えず、厳しい経済状況で社会の閉塞感が漂っているのもまた事実です。
国民戦線の支持拡大は、フランスの寛容さや多様性、さらにフランスが旗振り役となってきた国境のないヨーロッパの統合にも影響を与えそうです。
政府の規制改革会議は、一億総活躍社会の実現に向けて、来年2月に公開討論会を行うことになりました。
仕事と子育てや介護が両立できる多様な働き方を実現するための具体策を議論するためで、経済界や労働組合にも参加を求めます。
政府の規制改革会議は、一億総活躍社会の実現に向けて、結婚や出産が希望どおり実現した場合の子どもの数・希望出生率1.8や、介護離職ゼロの目標を達成するための具体策の検討を進めています。
そして仕事と子育てや介護が両立できる、多様な働き方を実現するための規制の在り方などについて、広く意見を聞くため、経済界や労働組合にも参加を求めて、来年2月22日に公開討論会を行うことになりました。
規制改革会議は討論会で、再就職や転職をしやすくするために、企業側がどのような情報を開示することが求められているかや、長時間労働を強いたり、残業代を支払わなかったりする、いわゆるブラック企業の対策なども議論し、来年6月をメドに取りまとめる答申に反映させたい考えです。
国際的な開發金融機関、ヨーロッパ復興開発銀行は、中国を新たな加盟国として承認する方針を固めました。
中国とヨーロッパの経済関係の強化が、一段と加速するとともに、国際的な金融分野での中国の存在感が一層高まりそうです。
ヨーロッパ復興開発銀行は、旧ソビエトや東ヨーロッパの国々などを支援するため、1991年に設立された国際的な開発金融機関で、日本やアメリカなど64か国と、EU・ヨーロッパ連合などが出資し、各国のインフラなどに投資しています。
この銀行について、先月、中国政府は加盟を申請したと発表しましたが、関係者によりますと、ヨーロッパ復興開発銀行は、早ければ今週にも中国を新たな加盟国として承認する方針を固めました。
ヨーロッパ復興開発銀行としては、中国が主導している、AIIB・アジアインフラ投資銀行と連携を図るねらいがあるものと見られます。
中国とヨーロッパの間では、AIIBへの参加をヨーロッパの主要各国が表明したほか、各国の首脳が中国の首脳と相次いで会談するなど、経済的な結び付きを強めています。
今回の動きによって、中国とヨーロッパの経済関係の強化が一段と加速するとともに、国際的な金融分野での中国の存在感が一層高まりそうです。
先月、漫画家の水木しげるさんが亡くなりました。
妻の武良布枝さんが、水木さんの死後初めて、単独インタビューに答え、亡き夫への思いを語りました。
先月30日、93歳で亡くなった水木しげるさん。
ゲゲゲの鬼太郎などの作品で、妖怪漫画の第一人者として活躍しました。
そばで支えてきたのが、妻の布枝さんです。
水木さん夫婦を描いた布枝さんの自伝、ゲゲゲの女房。
ドラマ化もされ、支え合う夫婦の生き方に、多くの共感が寄せられました。
ああ、これ、これって言って、遺影にしてもらったの。
布枝さんは、水木さんの死後初めて、NHKの単独インタビューに答えました。
水木さんの最後について。
2人が結婚したのは、昭和36年。
水木さんは39歳、布枝さんは29歳のときでした。
当時は作品が売れず、貧しい結婚生活となりました。
それでも夫を信じていたといいます。
水木さんが問い続けたテーマが、戦争です。
みずからの戦争体験をもとに描いた、総員玉砕せよ!はひつぎに納められました。
先月、自宅で転倒して入院するまで仕事をしていたみずきさん。
完成を楽しみにしていた、ドイツの文豪、ゲーテについての著書は、あす発売されます。
布枝さんには、今だからこそ伝えたいことばがあるといいます。
では次です。
今、都会で暮らす若い人たちの中で、地方への移住を考える人が増えています。
国が行ったアンケートによりますと、都内在住の10代から20代のおよそ5割が、将来、地方への移住を予定している、あるいは検討したいとしています。
地方への移住には、生まれ育った地元に戻るUターン、都会から知らない土地に移住するIターンなどがありますが、最近注目を集めているのがこちら、孫ターンです。
都会で生まれ育った孫が、祖父母が暮らす地方に移住するというものです。
その現状について取材しました。
徳島県の南部、人口およそ1万の海陽町です。
大阪出身の大澤千恵美さん29歳。
ことし1月、1人暮らしをしていた祖母のひさ子さんを頼って移住しました。
以前は大阪の大病院で看護師として働いていた千恵美さん。
物にあふれた都会での生活から離れ、自然が豊かな場所で暮らしたいと思うようになりました。
そんなとき、思い浮かんだのが、幼いころから夏休みのたびに遊びに来ていた、祖母の暮らす町でした。
移住後、千恵美さんはひさ子さんのもとで農作業を楽しんでいます。
千恵美さんが移住にあたって不安に感じたのが、地域になじめるかどうか。
しかし、思いのほか早く溶け込むことができました。
この日、千恵美さんが訪れたのは地元の魚屋さん。
祖母のひさ子さんと長年つきあいのあるお店です。
孫である千恵美さんのことをすぐに受け入れてくれました。
実は、孫ターンのメリットは仕事にも。
現在、看護師として病院で働く千恵美さん。
患者の中には、祖母、ひさ子さんの知り合いもいるため、孫であることを積極的に伝えるようにしています。
患者に親近感を持ってもらえるため、看護に欠かせない信頼関係を築きやすいと感じています。
10月上旬。
千恵美さんが春から大切に育ててきた田んぼの稲刈りです。
地域の人や新しくできた友達が駆けつけてくれました。
孫ターンしておよそ1年。
千恵美さんはひさ子さんの力も借りながら、これからもここで暮らしていきたいと考えています。
すごいわあ、やっぱり。
孫ターンを地域の活性化に生かせないかという取り組みも始まっています。
人口2万5000の、島根県江津市です。
移住者を呼び込むための対策を進めてきましたが、この10年で人口が1割以上減少しました。
その影響は高校にも及んでいます。
島根県立江津高校です。
定員割れが続き、存続が危ぶまれる事態となっています。
なんとか生徒の確保ができないか。
そこで、校長が考えだしたのが、県外に住む孫に狙いを定めた、孫留学です。
市内で暮らす祖父母のもとに移住し、3年間、高校に通ってもらおうというものです。
この日、校長は江津市内で行われた敬老会の会場を訪ねました。
100人余りの地元のお年寄りに、江津高校に孫を入学させてはどうかと勧めるためです。
少人数のクラスを生かした、進学や生活面でのきめ細かい指導、それに孫と一緒に生活できるメリットもあるとお願いしました。
取材した松江放送局の内藤記者です。
地方への移住で今、孫がキーワードになっているんですね。
そうなんです。
孫ターンは全国的に広がっていまして、移住者全体の1割から2割を占めると指摘する専門家もいます。
そうですか。
こうした中で、先ほど紹介した江津高校では、孫留学をすることで、将来、どこで暮らすかを考えたときには、高校時代を過ごした町を思い出してもらえるのではないかと、孫ターンを見越して取り組んでいるわけです。
さらに、この孫ターンは、受け入れる側にとって負担が比較的少なく済むというメリットもあります。
住居や田んぼや畑などといった不動産は祖父母のものがありますので、新たに準備をしておかなくてもいいというケースが多いんです。
そうですか。
では、この孫ターン、今後の課題はどんな点なんでしょうか。
孫ターンはあくまで移住のきっかけに過ぎません。
移住して長く住んでもらうためには、仕事や生活面での支援に加えて、地域の魅力を高めていく必要があります。
このためには、地域の住民や行政の取り組みも大切になってくると専門家は指摘しています。
課題もあるということですが、孫ターンをした人たちの反応はどうですか?
孫ターンをした人たちに詳しく、移住をした理由について詳しく聞いてみたんですけれども、地域に溶け込みやすいということに加えて、仕事についても知り合いから紹介してもらえたりとか、あるいは起業する場合に、事務所を安く借りられたりしたこともあったということでした。
今、多くの若者が地方への移住に関心を持っていますが、具体的な地域を決めて移住するまでには至っていない人が多いのが実情です。
地方の自治体にとって、孫に移住を促すことが、人口減少の新たな対策の一つになるのではないかと感じました。
孫ターンについて、松江放送局の内藤記者でした。
では次です。
イスラム教の厳格な解釈に基づく統治が行われている中東のサウジアラビアで、地方選挙で初めて女性による立候補と投票が認められ、20人の女性が初当選しました。
サウジアラビアでは12日、全国284の地方議会に当たる地方評議会の2100議席余りを対象に、選挙の投票が行われました。
今回の選挙では、サウジアラビアで初めて、女性による立候補と投票が認められ、選挙管理委員会の報道官によりますと、集計の結果、全国で立候補した900人余りの女性のうち、20人が当選しました。
初当選したラシャ・ハフジ候補はNHKの取材に対し、次のように述べました。
選挙では、登録した有権者のうち、女性の割合は10%にも満たず、女性の候補は男性の票を獲得しなければ当選が難しい情勢でしたが、女性候補たちは、ソーシャルメディアを活用したり、男性の支援者と連携したりして、選挙運動を展開しました。
サウジアラビアは、世界で唯一、女性による車の運転が禁じられるなど、女性の社会進出が遅れていますが、今回、選挙で初めて女性が当選したことで、女性の権利拡大に向けた動きが加速するのか注目されます。
さて、宮城県の沿岸の各地で、正月用の雑煮のだしとして親しまれてきたのが、こちらの焼きハゼです。
最近は生産者が少なく、貴重な食材といわれていましたが、その産地は、震災で大きな被害を受けました。
あれから4年9か月。
生まれ育った石巻市の沿岸で、ハゼを焼き続けてきた人を取材しました。
いろりで焼かれるハゼ。
煙でいぶして乾燥させる焼きハゼ作りです。
榊照子さん71歳。
この仕事を始めて40年以上になります。
今はほとんど作る人のいない昔ながらの仕事です。
照子さんが生まれ育った石巻市の沿岸。
山に囲まれた穏やかな内海、長面浦です。
ここで代々続く焼きハゼ作りを両親から受け継いだ照子さん。
しかしその暮らしは一変しました。
4年前、震災直後の長面浦です。
津波が押し寄せた沿岸では、およそ100人が亡くなりました。
地盤沈下で集落のほとんどが水没しました。
この年の12月の照子さんです。
自宅を流され、一緒にハゼを焼いていた父親が亡くなりました。
それでも伝統の味を絶やさないでほしいという周囲の声に背中を押され、焼きハゼ作りを再開することにしました。
あれから4年。
照子さんは今も内陸の仮設住宅で暮らしています。
おはようございます。
きょうは出れそうですかね?
どうだろう、分からないね、行ってみないと。
早朝、車で30分かけて向かうのは、ふるさとの長面浦です。
夫と2人、ハゼの漁が始まります。
どうでした?
まあまあ。
この日は、80匹以上が網にかかりました。
長面浦の周辺は、住むことができない災害危険区域に指定されました。
今も焼きハゼを出荷し続けているのは、照子さんだけです。
会社を定年退職後、震災の前から手伝いを続ける夫の正吾さん。
2人支え合って続けられる焼きハゼ作りです。
照子さんから見てもばっちり?
頼りにしてます。
長面浦から仮設住宅へ。
照子さんがいつも持ち帰るものがあります。
ハゼの網にかかったアイナメやボラなど、子どものころから慣れ親しんだ魚です。
同じ仮設住宅で暮らすふるさとの人たちに分けてあげるようになりました。
お互いここを出たあとは、近くに出来る災害公営住宅に入居することが決まっています。
照子さんが取った魚が、戻れないふるさととのつながりです。
震災直後は見たいとも思わなかったという長面浦の風景。
今はハゼの漁がない日も、毎日ここへ通うようになりました。
ハゼを焼くことで、ふるさととつながっていられる。
照子さんの4年9か月です。
榊照子さんは、正月は自分たちの焼きハゼで作った雑煮をゆっくり味わって、また来年も頑張りたいと話していました。
スポーツ、森アナウンサーです。
おはようございます。
まずバドミントンでうれしいニュースですね。
世界のトップ選手で争うスーパーシリーズファイナルで、男女そろって日本選手が初優勝を果たしました。
女子シングルスは、20歳の奥原希望。
世界ランキング1位の選手を破って、決勝進出です。
相手はロンドンオリンピックの銀メダリスト。
粘り強く拾います。
最後まで流れを渡さず、ストレート勝ち。
この大会の女子シングルスで、日本選手初の優勝です。
一方、男子シングルスの決勝は、21歳の桃田賢斗。
得意のネット際の攻防でペースをつかみました。
桃田もストレート勝ちで初優勝。
男女そろっての優勝で、来年のオリンピックに弾みをつけました。
さあ次はフィギュアスケート、羽生結弦選手、すばらしいですね。
圧倒的な強さでしたね。
強すぎますよね。
グランプリファイナルの男子シングルで、自身が持つ世界最高得点を更新する、330.43をマークし、男子で史上初の3連覇達成です。
重圧はすごくあったと羽生。
冒頭の4回転サルコー。
4回転サルコー。
4回転トーループ。
いずれも出来栄え点は満点、勢いに乗ります。
さらに、後半の4回転3回転。
表現でも多くの審判が満点をつけました。
みずからほぼ完璧と振り返った圧倒的な演技。
当面、難しいといわれた世界最高得点を更新して、グランプリファイナルで男子史上初の3連覇です。
17歳の宇野昌磨選手は3位、村上大介選手は6位、そして女子シングルは、17歳の宮原知子選手が2位、浅田真央選手は6位でした。
スポーツでした。
続いてけさの知りたい!二宮アナウンサーです。
おはようございます。
冬のこの時期、流行に注意したいのがこちらですよね。
インフルエンザ。
例年大体12月ごろ、この時期ごろから、流行が始まることが多いといわれています。
高齢の方ですとか、小さいお子さん、重症化すると、特に、命に関わることもありますので、注意が必要ですよね。
2人は予防接種、受けましたか?
受けました。
予防接種を受けますと、仮に感染しても重症化しにくくなるといわれています。
ただ、ワクチンの効果が出るまでに2週間程度、かかるということで、受けるという方、早めに接種してください。
ということでけさは、インフルエンザ予防についてお伝えしていきます。
予防に効果的なものの一つがこちら、マスクですよね。
今、お店に行っても本当にいろんなマスクが売られているように、どんどん進化してきているんです。
先週、大阪大学で受験生向けのイベントが開かれました。
皆さん手に何か持っています。
マスクが配られたんですね。
それがこちら。
勝負マスク。
めっちゃ頑張る人を応援するマスク。
どんなものか。
緑茶に含まれているカテキンを使っているんです。
菌に勝てってだじゃれじゃないの?それじゃないの?
受験にも勝つ?
っていう可能性もありますけれども、菌に勝てと。
カテキン、抗菌作用ですとか、抗ウイルス作用があるといわれていまして、大阪大学の開發邦宏特任准教授が、このカテキンの効果をより高めた化合物の開発に成功したんですね。
これをマスクに塗りこみました。
インフルエンザのウイルスが化合物に触れると、見てください、これ、外側の膜が破壊されてますよね。
感染力が弱まるということが、実験で分かったんですね。
開發特任准教授、こう話しています。
ここ一番のときにこのマスクで乗り切ってほしいということでした。
このようにマスク、どんどん進化してきているんですが、ちょっと悩むのが、どのサイズを選べばいいのか。
確かに、いろんな種類ありますからね、迷いますね。
自分に合ったマスクでないと、効果も減ってしまうんですね。
じゃあ、どのマスクを選べばいいのか、安心してください、調べる方法があるんですね。
マスクを作っている業界の団体に聞きました。
まず親指、親指を耳の付け根の一番高い所、ここです、に当ててください。
そして人さし指を鼻の付け根、目と目の間から大体1センチぐらい下の所、ちょっと出っ張った所、ここに当ててください。
そのときの親指の先から人さし指の先を結んだ、この直線距離。
ここを測ってください。
それが目安になります。
そこですね。
私の場合は12センチでした。
それぞれのサイズの基準、こうなってます。
こども用、小さめ、普通、大きめ。
私、12センチでしたので、小さめちょっと窮屈かもしれない、普通サイズがちょうどいいということになるんですね。
簡単に計れますので、皆さんもぜひ自分に合ったサイズのマスク、選んでください。
顔の長い人はどうしたらいいんですか?
あくまでこことここですね。
顔の長さは関係ありません。
さあ、マスクも大事ですけれども、さらにこちらも大事ですよね。
うがい、手洗いの徹底。
基本ですよね。
そうですよ。
京都府福知山市にあるこちらの小学校では、うがいにある工夫をしています。
それがこちら。
お茶。
さっきも出ましたよね。
お茶、2回目の登場です。
毎日、お茶でうがいをしているんですね。
というのもこの地域、宇治茶の産地でもあります。
お茶を子どもたちに身近に知ってもらおうということで、校内にある茶畑でお茶を育てているんですね。
そこで収穫したお茶っ葉を使って、冬のこの時期、毎朝、このようにうがい用のお茶をいれているんです。
以前は市販のうがい薬を使っていたそうなんですが、中にはちょっと苦手だなという子もいまして、身近にあるお茶を使おうということになったんですね。
休み時間、外で元気いっぱい走り回ったあとは、全員でうがい。
さらに掃除の時間のあとも、もちろん、みんなでうがい。
自分たちで育てたということもありまして、皆さん、進んでうがいをしているということです。
もちろん子どもたちだけではなくて、先生方もうがいに励んでいます。
真ん中の方、校長先生だということなんですけれども、こちらの学校では、この取り組みを始めて以降、インフルエンザが大きく広がることはないということです。
その子どもたち、味もおいしいから大好き、ですとか、がらがら音を出して楽しいと、お茶のうがいを、遊び感覚で楽しんでいるということでした。
うがいも手洗いも、毎日習慣づけるということが。
大事ですよね。
皆さんもしっかりと対策を取って、インフルエンザに備えてください。
けさの知りたい!でした。
続いて気象情報です。
けさの東京・渋谷の様子はどうでしょうか。
渡辺さん。
きのうは雨が降った東京ですが、けさもなんだかすっきりしません。
空一面、雲に覆われています。
気温はそれほど下がってないんですけれども、日ざしが全くなくて、風がぴゅーって吹いてきますと、なんだか寒く感じるようになってきました。
きょう、北日本では晴れますが、こちら東日本、そして西日本では雲が多く、すっきりしません。
雨のぱらつく所もありそうです。
詳しく見ていきましょう。
まずきょうの予報です。
きょうは北日本中心に晴れるでしょう。
一方、東日本、西日本は曇りがちの天気で、雨の降る所もありそうです。
時間ごとに見ていきましょう。
午前中です。
山陰地方や沖縄の先島諸島で雨が降りやすいでしょう。
そして午後も沖縄、九州から関東にかけては雲が多く、関東南部や静岡県でも雨がぱらつく所がありそうです。
傘があると安心です。
今夜になりますと、九州でも雨が降り始める見込みです。
続いて予想最高気温です。
九州から東海地方は、15度以上の所が多いでしょう。
関東甲信と北陸は13度前後、東北は10度前後の見込みです。
北海道は5度前後でしょう。
きょうは各地、平年よりも気温の高い所が多いですが、今週は大きな気温の変化に注意が必要です。
というのも、週の後半は強い寒気が西日本、東日本にも流れ込んできて、一気に寒くなります。
そこで予想最高気温ご覧ください。
水曜日ごろまでは各地とも平年より高い状態、続きますが、木曜日以降はがくっと気温が下がります。
急に真冬の寒さになる所もありそうです。
大阪、木曜日9度で、けさの最低気温と同じぐらいの予想です。
ではあす以降の天気を見ていきましょう。
けさお伝えしているニュースです。
新国立競技場の計画の概要や工期などを盛り込んだ、業者側の技術提案書が、きょう午後、公表されます。
白紙撤回前の計画では斬新さが特徴的だったデザインや、上限が1550億円と設定されている総工費などの内容が注目されます。
2015/12/14(月) 07:00〜07:45
NHK総合1・神戸
NHKニュース おはよう日本[字]
▼フランス州議会選挙で決選投票。極右政党伸びず▼移住の新たな動き“孫ターン”!?祖父母が住む地域への移住は人口減に悩む地方を救うのか?効果と課題を検証します
詳細情報
番組内容
▼フランス州議会選挙で決選投票。極右政党伸びず▼移住の新たな動き“孫ターン”!?祖父母が住む地域への移住は人口減に悩む地方を救うのか?定員割れが続く地方の高校では“孫留学”に期待するケースも。“孫ターン”の効果と課題を検証します▼こうして防げ!インフルエンザ。マスクの選び方は?大学発の最新マスクも登場!
出演者
【キャスター】阿部渉,和久田麻由子,【スポーツキャスター】森花子,【気象キャスター】渡辺蘭
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
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スポーツ – スポーツニュース
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