沼津市戸田に夫婦で移住したまこと富永夫妻。
山あいの新田地区に道の駅のイベントで出す新たな食材を探しにきた妻の美樹。
すると…。
(富永)いたいたいた!ここで一体何をしているんでしょう?これが今…。
(男性)そうそうそうそう。
冬の保存食干し柿は渋柿を渋みが消えるまで1週間ほど天日干しして作ります
(富永)そうか。
じゃあ収穫して干し柿にしたら皆さんどうされて…?新たな食材として柿に目を付けた美樹。
この近所に住む永倉さんに食べ頃を迎えた干し柿を見せて頂きました。
(富永)ああ〜!こっちが食べ頃。
そのお味は…?う〜ん!
(富永)トロンと甘いや!中がもうほらトロントロンだよ。
このエリアですると永倉さんが…。
(富永)天ぷら?うん。
(富永)へえ〜。
干し柿の天ぷらとは一体どんなものなんでしょう?
(富永)失礼します。
お邪魔します。
早速作り方を教えてもらいました。
まずは実が堅めの干し柿を半分にカット。
続いて種を取り除き下ごしらえ。
それを天ぷらの衣に付けるのですが
(富永)中のトロッというのが出ちゃうから…。
かき混ぜすぎると熟した干し柿の中身が出てしまうため衣はサッとつける。
そして軽く揚げれば干し柿の天ぷらが完成!
(富永)ああ〜。
(永倉さん)戸田塩を…。
アクセントにまろやかで濃厚な戸田塩をかけ仕上げます。
いただきます。
(富永)元々トロッとやわらかくて甘い干し柿がさらに熱が加わる事でよりトロリーンってなるから
(永倉さん)絶対塩。
(富永)塩付けないと子供が喜ぶような味で塩かけると一気に大人の食べ物に…。
来てみるもんだ。
ちょっとやっぱりだから…。
干し柿の天ぷら次のイベントの目玉になりそうです。
翌日まことは林業の仕事へ。
前回初めて1人で巨木の伐採に挑みました。
まずは倒す方向に受け口という切り込みを作ります。
チェーンソーで水平の切れ目を入れそこに斜めの切れ目を入れるのですがまことにとって見えにくい奥の切れ目と合わず大苦戦。
結果職場の方に伐採をお願いしてしまったんです。
そこで1人で伐採出来るよう先輩に指導してもらう事に。
平成25年には全国の林業関係者で1723人もの死傷者が出ているんです
(まこと)おお〜バッチリ。
危険を伴う作業。
慎重に水平の切れ目を入れ受け口を作ります。
そして肝心の斜めの切れ目。
今回はうまく合わせられるか?おお!少々断面は粗いけどうまく合わせられました。
あとは受け口と反対側に切れ目を入れくさびを打ち込む。
とその時…。
いきなり木が倒れたけど大丈夫?とその時…。
くさびを打ち込むための切り込みを深く入れすぎたようです。
何汗だろう?あっそうですか。
ちなみにこれえーとですね…。
ああ70点…。
もっと離れないと。
あっちに倒れてるからっていってここにいると危ないんですね。
(野田さん)はい。
それでやっぱ…。
わかりました。
技術だけでは林業は務まらない。
命がけの作業が続きます。
この日美樹は大家さんの義理の娘勝恵さんとお出掛け。
一体どこへ?そんなだと思いますけど。
はあ〜。
そうこの日行われるのは…。
山で働く人々を守る山の神に感謝し料理をお供えして安全祈願する祭り。
その料理を作る手伝いに祭りが開かれる公民館へやってきたんです。
こんにちは。
(富永)こんにちは。
よかったらじゃあ…やってもらったら助かりますので。
どうぞどうぞ。
(富永)お父さんたちも…。
してます。
多分上にいると思う。
もしあれなら。
(富永)あっ上?ああじゃあ…。
見た目は普通の一軒家なのに2階にお賽銭箱って一体どういう事?なんか普通のお家みたいだ…。
お父さんたちが指差す方を見てみると…。
確かに窓際に小さなお賽銭箱が。
でもなんでまたこんなところに?
(男性)そこをまつってるもんで…。
(男性)そうです。
公民館の裏山にひっそりとたたずむ山の神がまつられた小さな祠
足場の悪い階段の上り下りは高齢者に危険なため公民館の中にお賽銭箱を設置したそうです
こういう山のお祭りっていうかね…。
(男性)昔はそうだった…。
美樹も山で働く夫まことの安全を願う。
そして山の神に供える料理作り。
そうだよね。
七五三…。
ああ〜もういわゆる…。
(女性)そうそうそうそう。
まずは新鮮なマグロや甘く煮付けた地元のしいたけを使ったこれなんですか?
(女性)そうそうそうこれがね…。
おめでたい松竹梅などの木型を使い形にこだわった押し寿司は作り方も独特。
酢飯だけを中に詰めきれいに型抜きします。
(富永)あ〜!
(富永)いやきれい!すごーい!具材と一緒に固める一般的な押し寿司と違い酢飯の上にあとから具材をのせるんです。
さらに…。
なんか来た。
なんですか?なんですか?
(富永)あーっ!
(女性)今からゆでるんだね。
(男性)そう。
(女性)うわあすごい!
戸田といえば日本有数の漁獲量を誇る世界最大のカニタカアシガニが有名ですが…
鍋いっぱいに入っていたのはモクズガニ
この辺りでは塩ゆでして食べる伝統的な郷土料理
日本の上海ガニとも言われるモクズガニは今が旬
祭りの準備が整ってきました。
はいわかりました。
その事を町内放送で地域の方に伝えるのですが今回は特別にアナウンサーの美樹が任される事に。
アナウンサーだけに失敗出来ないぞ。
(せき払い)では。
(チャイム)
(チャイム)さすがですね美樹さん。
ばっちり決まりました。
その頃まことは…。
まさか声の主が自分の妻だって気づいていないんですかねえ?山の神にお供えを済ませると…。
放送を聞いた地域の方々も集まってきました。
なんか押し寿司作るの見せてもらって面白かった…。
えっ?
(富永)あっ私。
(富永)わかりましたか?あっそう。
わかった?やった。
果たして放送。
あれ?私がしたよ?やっぱりわかってなかったんだ。
全然。
ウソ。
お疲れさまです。
ちょっと怒ってるんじゃないの?何はともあれこの地区に住む35世帯が集まって無事に祭りがスタート。
祝い事には欠かせない戸田ならではの押し寿司。
そのお味は…?でっかい。
(富永)どう?美味しい?ああはい。
さらに今が旬のモクズガニは…?あっ粒々。
そうそう。
(富永)すごい。
100年?ずっと前から…。
あら!ああ。
(富永)さっきお賽銭入れといたよ。
あっホント?あっあっあっ…。
(男性)やっぱ違うね。
ありがとうございます。
いいですよはい。
さすがロックンローラー太っ腹ですね。
大丈夫です。
(男性)大丈夫?ありがとうございました。
(富永)うん。
なんて言うんだろう。
(富永)あ〜するね。
ねえ。
この日美樹は…。
以前サザエを頂いた漁師さんのお宅へ。
そこで漁師さんでもめったに手に入らない貴重な食材を見せて頂きました。
えっ?
(富永)こす?
(佐藤さん)うんこすって赤ちゃん。
(佐藤さん)卵。
そうそうそうそう卵。
貴重なマグロの卵を贅沢に使った漁師町ならではの郷土料理マグロのこす煮を堪能。
ホントだ。
卵がプチプチ潰れる音がする。
さらにまことは…。
あっそうですか。
よかった。
ちょっと…。
余った木材を使い妻に内緒であるものを作る事に。
見事な生活必需品が完成しますよ。
そして残り1カ月となったまこと富永夫妻の戸田での移住生活を最後まで全部見せちゃいます。
って思うぐらい…。
そんな2人から最終日に2015/12/13(日) 18:30〜18:57
ABCテレビ1
イチから住〜前略、移住しました〜 静岡・戸田に伝わる干し柿の天ぷらとは!?[字]
3ヵ月間の田舎暮らしに完全密着!
タレントが実際に地方へ行き、空家を探して住み込み、働いて生活。
本当に住むからわかる魅力と苦労をたっぷりお届けします!
詳細情報
◇番組内容
静岡県沼津市戸田(へだ)に移住しているまこと・富永美樹夫妻。この日富永は、戸田の新たな魅力を発見するために棚田広がる新田地区へ。そこで出会ったのは、渋柿を収穫して干し柿にする作業をしていたおばあちゃん。そこで、干し柿の見たこともない調理法を教わる。それは…天ぷら!?果たしてそのお味は?
◇番組内容2
ある日、地域が催す集会に招かれた2人。その料理のお手伝いに、富永も参加。実はこの公民館、2階にお賽銭箱がある変わったところ。山の上に山の神様を祭った祠があるのだが、足が悪い方のために山の下の公民館にお賽銭箱を置いていたのだ。林業に関わるまこと。安全祈願のお祈りをする。そして料理は、戸田の郷土料理が盛り沢山!イメージと違う押し寿司に、大量のカニ。果たしてそのお味は?
◇出演者
出演:まこと
富永美樹
ナレーター:小倉久寛
島本真衣テレビ朝日アナウンサー
◇おしらせ
☆番組HP
http://www.tv-asahi.co.jp/ichijyu/
ジャンル :
バラエティ – 旅バラエティ
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
バラエティ – その他
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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日本語
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