ちびまる子ちゃん【花輪邸ついに公開の巻/花輪クンちに来た友人帰るの巻】 2015.12.13


(まる子)今日は映画公開記念。
アニメ25周年さくらももこ原作祭り!ねえ花輪君ちなんてどんな家だろうね。

(花輪)ヘイベイビー。
(花輪)また僕の噂話かい?あっ花輪君。
今ね花輪君ちってどんな家かねって話してたんだよ。
僕の家?フッ何てことない洋館さ。
あんたねお菓子のようかんじゃないんだから何てことないわけないでしょ。
まあ一応パーティールームくらいはあるけどね。
パーティールーム!?何それ?パーティーやるの?家の中でダンス踊ったりするの?まあそういうことだね…。
(たまえ)すごいわねパーティーあるんだって。
仮面かぶったり女王様がいたりするのかな?
どんなパーティーだ
ねえ花輪君今度花輪君ちに遊びに行ってもいい?大歓迎さ。
いつでもいいよ。
じゃあ今日土曜日だし行ってもいいかな?OK。
今日は僕の友人も来るしね。
花輪君ち何お土産持ってったらいいかな?そうねえ何でもありそうだものね。
花輪君の友達も来るって言ってたよね。
どんな子かな?仲良くなれるかしら。
ただいま!お母さんお母さん。
今日ね花輪君ちに遊びに行くんだ。
(すみれ)まあ急に行ってお邪魔じゃないのかしら。
ちょっとワンピースとよそ行きのコート出して。
同じ町内なのにそんなにおしゃれするの?町内は同じでも壁の向こうは別世界なんだよ。
どんな世界だ
お父さんカメラ借りるよ。
(ヒロシ)おう。
まる子では散々懲りているのにこうして気安く貸してしまう父であった
フィルム入ってるんでしょうね?前の残りが10枚ぐらいあるはずだぞ。
前ってお正月のときの?ああ。
あれから使ってないからな。
行事の少ない家族である
花輪君の友達にこれあげよう。
3回くらい使ったけど今日もみんなで遊べるしね。
まる子たまちゃんが来たわよ。
早くしなさい。
じゃあねいってきます。
ご迷惑掛けちゃ駄目よ。
(丸尾)では学級委員のこの私がベルを押させていただきます。
まる子も押してみたいよ。
(ブー太郎)おいらも押してみたいブー。
駄目です。
私なのです。
(チャイム)
(まる子・ブー太郎)ブー。
(男性)はい。
あっお坊ちゃまのお友達の皆さまですね。
どうぞ。
何と!私が名乗らないのにどうして分かったのでしょう!?あっ小さいカメラが付いてるよ。
ヒョ〜!めっずらし〜やる〜!
家の中には話は筒抜け
しかもバカ面はどアップである
あっ門が自動で開いてるよ!私が先導いたします。
何で丸尾君が先導するの?
(ハマジ)学級委員だからだろ。
あたし花輪君の友達にもお土産持ってきたんだよ。
ホント?気が利くね。
お〜窓の向こうは何とデラックス!高価そうな家具がいっぱいあるでしょう。
は〜シャンデリアもあるね。
早く中に入りたいよ。
ごめんくださ〜い!・
(花輪)ヘイ君たち。
(一同)ん?そんな所で何やってるんだい?なかなか来ないから様子を見に来たのさ。
この小屋は物置だよ。
物置!?
(ハマジ)シャンデリアもあるのに!?あたしゃ花輪君ちの物置に永住したいよ。
(ハマジ)すっげえなぁ…。
(ブー太郎)すっげえブー…。
こっちが僕の家さ。
(一同)ああっ!すご〜い!ママみんなが来たよ。
(花輪の母)今日はようこそ。
初めまして。
すごい美人女優さんみたい!若いわね〜。
僕はママが二十歳のときの子だからね。
まだ二十代なんだよ。
まだ二十代!?あたしなんて31のときの子だからお母さんもう40だよ。
まるちゃん母の年までバラさなくても…。
いつもカズちゃんがお世話になってます。
今日はごゆっくりしていってくださいね。
花輪君カズちゃんって呼ばれてるんだね。
私もあんな母からスエちゃんと呼ばれたいでしょう。
おばさんこれうちのお母さんからです。
うちもです。
(花輪の母)まあそんな…。
申し訳ございません。
後で皆さんでいただきましょうね。
わ〜!すっげえつぼだな。
触るなブー。
壊したら一生働いても返せないぞブー。
(たまえ・まる子)わ〜!
(丸尾)何と広い廊下でしょう。
ああ…目まいが…。
パーティールームは2階さ。
階段も広いね。
シンデレラになった気がするよ。
ん?花輪君この部屋は誰の?そこはパパの書斎さ。
家にいるときはそこで勉強するんだ。
えっ!?お父さんが勉強するの!?《うちのヒロシっていったい…》《酒だ!ヒック…》さあパーティールームに着いたよ。
レディーたちからどうぞ。
(一同)わ〜!バイキング式のパーティーにしたんだ。
好きなものをいくらでも召し上がれベイビー。
う〜わすっごいごちそう!何これ!?すげえうめえ!これだって!これだっておいしいんだから!おいらのもおいしいぞブー。
どれをとっても彼らにはごちそうである
(ヒデじい)さあどうぞこちらへお座りください。
あ〜ヒデじい。
ヒデじいの顔見るとほっとするよ。
あたしゃこんな大層な所に来ちゃって不安だったよ。
(たまえ・まる子)ん?じゃあ今から僕のバイオリンを披露させてもらうよ。
へぇ〜バイオリンなんて弾けるの?すごいね。
ママピアノの演奏頼んだよ。
(花輪の母)はいはい。

(演奏)お坊ちゃまお得意の曲でございます。
へぇ〜。
うまいね。

(演奏)《黒ひげ危機一発なんてやってる場合じゃないねこりゃ》《ギャッ!》《ブヒャー!》《人生ゲームなんて持ってこなくてホントよかったよ》《やった〜!大金持ちだ!》《フッ負けたよ。
僕は貧乏人さ》
勝ってもむなしいだけである
(拍手)あたしおしっこしたくなっちゃった。
行っておいでよ。
さあお手洗いはこちらですよ。
ヒデじい…。
ヒデじいはまる子の心のオアシスである
ここがトイレか。
うわ〜すごいトイレ!まる子とお姉ちゃんの部屋なんてこのトイレくらいの広さだよ。
あたしらの全宇宙はしょせん花輪君ちのトイレなんだ。
何だかなぁ…。
(トイレの水を流す音)さあお嬢さまパーティールームまでご一緒しましょう。
ヒデじいの部屋もあるの?
(ヒデじい)はいございます。
住み込みの使用人室も1階に5部屋ほど用意されておりますので。
ヒデじい幸せ?幸せですとも。
そりゃあそうであろう
はい皆さん。
チーズケーキが焼けましたよ。
ママの作るチーズケーキは最高なんだよ。
うちの母とは作るものまで違うね。
《まる子お芋ふかしたよ》ズバリ私の母とも違うでしょう。
(丸尾の母)《末男さん肉まんざます》ブヒョ〜!ブヒョ〜!ブー太郎チーズケーキがよっぽどおいしいんだね…。
よかったね…。
ところでさ花輪君の友達まだ来ないの?そうなんだベイビー。
そろそろ来るころなんだけどな。
どんな子?それは来るまで秘密さベイビー。
(まる子・たまえ)わ〜!うわ〜!ハマジちょっとこっちへ来てごらんよ。
お庭の景色がいいのよ。
お…おお。
俺いいよ。
座ってるのが好きだから。
変なハマジ。
《フッ…俺は何でこんな臭い靴下をはいてきてしまったんだ》《その上穴まで開いてやがる…》お坊ちゃまお友達ですよ。
(マーク)ヘイカズ。
(花輪)ヘイマーク。
みんな紹介するよ。
僕の友人マークさ。
ヨロシクオネガイシマース。
友達って外国人だったの!?ブヒョ〜!
(みぎわ)マークもすてき!《こりゃ使用済みの黒ひげ危機一発なんてプレゼントしたら日本の恥だよ…》あっまるちゃん花輪君の友達にプレゼントあるんでしょ?えっ!?へぇ〜何かな?うん…これ…。
はいマーク…。
こうして使用済みの黒ひげ危機一発はみんなの沈黙の中マークに手渡された
国境を越えて恥をかいたまる子
国境を越えて変なものをもらったマーク
この物語は後半へ続く
(丸尾)本日は誠に盛大なパーティーありがとうございました。
またいつでも遊びに来てくださいね。
楽しかったよ。
マークはいつまで日本にいるの?また遊べるかしら?ぜひまたお会いしたいわ。
彼は年末には僕のママとニューヨークへ帰るのさ。
マタアイマショウ。
え〜お正月も日本で過ごせばいいのに。
残念ね。
(みぎわ)ホント。
ブー。
(丸尾)ズバリ残念でしょう。
もっと遊びたいなぁ。
でも年末までいるからまた会えるさ。
マタアソビマショウ!じゃあねバイバーイ。
(花輪)グッバーイ。
花輪君ちすごかったね。
夢みたいだったね。
ホント。
夢のようだったわね。
ズバリカルチャーショックでしょう。
今からわが家へ帰ると思うと悪夢だよ…。
何もそこまで…。
ただいま!花輪君ちすごかったよ。
たくさんごちそうしてもらったよ。
まあよかったわね。
お礼の電話しなくちゃね。
ズボンに着替えよ。
ハァ…それにしてもうちはボロいね。
何とかならないもんかね。
どうにもなるまい
ちょっと。
お父さんお父さん。
何だ?冬休みの相談か?あんた貯金幾らあるかね?0円だ。
嘘でしょ。
ねえ貯金下ろして家建てようよ〜。
大理石や御影石のおうちにしてよ〜。
バカ!そんなに石が好きなら墓石で暮らせ!ハァ…。
一方他の子供たちは…
(ハマジ)おい母ちゃん何でうちにはパーティールームがないんだよ?
(ハマジの母)パーティールーム?寝ぼけたこと言ってんじゃないよ。
じゃあヒデじいみたいなじいさん雇おうぜ。
うちにはじいさんなんて1人で十分だよ。
(ハマジの祖父)フォフォフォ…。
バカなことばっかし言ってないで子守でもしな。
チェッ…くだらねえ人生だぜ。
(みぎわ)花輪君もマークもすてき…。
ああ…私はどっちのお嫁さんになればいいの?
(みぎわ)お月さまお願い。
どうか私のことで2人がケンカしませんように。
安心したまえ絶対大丈夫である
(ブー太郎)ブー。
母ちゃんもたまにはチーズケーキ焼いてくれよブー。
(ブー太郎の母)そんなもんわたしゃ見たことも食ったこともないよブー。
じゃあバイオリン習いたいよブー。
ブーブーうるさい上にギーギー鳴らすのかい。
やめとくれよブー。
(とみ子)お兄ちゃん。
とみ子もチーズケーキ食べたいブー。
母ちゃん作ってくれないんだってさブー。
行こう行こうブー。
(とみ子)ブー。
(たまえ)ねえお父さん。
花輪君ちって何であんなにお金持ちなの?
(穂波)おじいさんの代から大金持ちだったからなぁ。
地主か何かだったんだろう。
(丸尾の母)末男さん。
ご飯の用意ができたざます。
(丸尾)母さま…。
なぜにあなたは…。
美しくないのですか!?ガーン!あらま〜…。
ショックで気絶寸前の母ざます…。
(丸尾の母)す…末男さん…。
もっと若くて奇麗なママが欲しいでしょう。
花輪君の母は29歳女盛り。
さくらさんの母ですら40歳だというのに…。
私の母さまはもう49歳!末男恥かきっ子寸前でしょう!
あんた別の意味で恥かきっ子である
あらま〜末男さん年老いた母さまを許して〜!
(丸尾)今すぐエステに通ってズバリ若返ってください!それが母さまの務めでしょう!
(丸尾の母)あらま〜。
(すみれ)まる子!廊下に花瓶を置きっ放しにして駄目じゃないの。
あ〜ん片付けちゃ駄目だよ。
花輪君ちだって廊下につぼ飾ってあるもん。
うちも飾りたいよ。
花輪君ちのつぼは高価な芸術品でしょ?うちのは結婚式やお葬式でもらった花瓶じゃないの。
似たようなものだよ。
とにかく駄目。
おじいちゃんがつまずいて転んだりしたらどうなると思ってるのよ。
割れるだけだよ。
(友蔵)割れるだけだよ。
(ドアの開く音)
(花輪)ママ。
(花輪の母)あらカズちゃん。
マークはもう寝たの?うん。
(花輪の母)今日はカズちゃんのお友達がたくさん来て楽しかったわね。
僕バイオリンうまくなったでしょ?ええ。
びっくりしたわ。
ママもパパも忙しくてカズちゃんのそばにいられなくてごめんね。
さみしいでしょ?平気さ。
僕にはヒデじいやみんながいるからね。
(花輪)《そうさ…》《みんながいるから平気さ》《冬休みに入ってから私たちはマークとよく遊びました》
(マーク)ワオ!アハハハハ!
(一同)アハハハハ!《せっかくマークと仲良くなったのにあしたは花輪君のママとニューヨークへ帰ってしまう日です》お母さんあしたマークと花輪君のママの見送りに行くよ。
あらそう。
花輪君もさみしくなっちゃうわね。
うん…。
《花輪君お母さんも行っちゃうもんね》あっそうそう。
これ花輪君ちで撮ったやつ。
現像しといてよ。
はいはい。
その夜
(ブー太郎の寝息)
(ブー太郎の母)あらあらブー太郎寝ちゃったよ。
しょうがない子だねブー。
母ちゃん新しいセーターできたか?できてるよ。
あした着ておいき。
(たまえの母)たまえ寒いから湯たんぽ入れなさい。
うん。
ありがとうお母さん。
末男さんお菓子でもいただきましょう。
はい。
母さま。
ママあしたはワンピースを着ていきたいわ。
(みぎわの母)はいはい分かりましたよ。
まる子キツネの襟巻きあげるよ。
お母さんうれしい!
(花輪)ママ。
一緒に寝てもいいかな?あらあらカズちゃんは甘えん坊ね。
いいわよ。
いらっしゃい。
おやすみママ。
(花輪)《本当は…》《僕も一緒に行きたいよ》《ママ…ママ…》
翌日
じゃあお母さんいってきまーす。
気を付けてね。
マーク握手して。
(ハマジ)俺も俺も。
ママ。
(花輪の母)カズちゃん。
じゃあね。
ヒデじいの言うことしっかり聞くのよ。
いい子でね。
(ブー太郎)マークブー。
(みぎわ)バイバイ!マーク!あっ…。
《花輪君…》《さみしいね。
お母さんいてほしいね》
(発車ベルの音)あっ。
花輪君発車するよ。
下がらないと危ないよ。
おっと。
サンキューベイビー。
《振り向いた花輪君は笑顔でいつものキザな花輪君でした》《花輪君偉いね》さあ帰ろう。
ただいま。
お母さんあたしんちはお父さんもお母さんもみんないて楽しいね。
まる子ここに生まれてよかったよ。
あらあらやけにしおらしいこと言うわね。
あっ写真できたの?今写真屋さんが持ってきてくれたところよ。
どれどれ?うまく撮れてるかな?さすが花輪君ちの世界は華やかだね〜。
ママも奇麗。
あっ!こ…これは…。
ことしのわが家の正月の写真…。
見たくもないわが家の写真は合計16枚も続きまる子はやはり花輪君ちがいいと思ったのである
いよいよ12月23日に公開される『映画ちびまる子ちゃんイタリアから来た少年』は笑いあり涙ありの物語。
外国から来たお友達とまる子たちが清水を飛び出して初めての大阪や京都へも行くんだよ。
歌って踊ってスクリーン中を駆け回るよ。
みんな!ことしの冬は映画館でも会おうね!次回の『ちびまる子ちゃん』は…。
お楽しみにね。

(サザエ)サザエでございます。
・「お魚くわえたドラ猫」2015/12/13(日) 18:00〜18:30
関西テレビ1
ちびまる子ちゃん[字][多][デ]【花輪邸ついに公開の巻/花輪クンちに来た友人帰るの巻】

『花輪邸ついに公開』の巻
『花輪クンちに来た友人帰る』の巻

詳細情報
番組内容
 羨ましいなぁ花輪くん。こんな立派なおうちに住んでお母さんも美人で。何もかもが凄すぎて夢の中みたいだよ。でも私の『危機一髪』は紛れもない現実だから嫌になっちゃうねぇ。
 今回のちびまる子ちゃんは『花輪邸ついに公開』『花輪クンちに来た友人帰る』の2本だよ。お楽しみにね。
出演者
まる子: TARAKO 
おじいちゃん: 島田敏 
お父さん: 屋良有作 
お母さん: 一龍斎貞友 
お姉ちゃん: 水谷優子
スタッフ
【原作】
さくらももこ 

【OP曲】
「おどるポンポコリン」 

【END曲】
「100万年の幸せ!!」 

【脚本】
さくらももこ 

【絵コンテ】
市橋佳之 
堂山卓見 

【演出】
市橋佳之 

【作画監督】
山崎登志樹 
藤田正幸

ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

OriginalNetworkID:32724(0x7FD4)
TransportStreamID:32724(0x7FD4)
ServiceID:2080(0x0820)
EventID:35840(0x8C00)

カテゴリー: 未分類 | 投稿日: | 投稿者: