Nスタ 2015.12.13


地球温暖化対策を話し合う国連の会議COP21ですべての国が参加し、温室効果ガスの削減に取り組む新たな枠組み、パリ協定が採択された。
日本時間今日未明に採択されたパリ協定。
196の国と地域すべてが参加する2020年以降の温暖化対策の新たな枠組み。
先進国だけに削減を義務づけた京都議定書から18年。
これまでは温暖化への取り組みの差や資金などをめぐって、途上国と先進国の間では対立が続いていたが、今回の採決は多くの国から歓迎されるものとなった。
パリ協定は気温の上昇を、産業革命前に比べ2度未満に抑える目標を設定。
さらに1.5度に抑えるよう努力するとしている。
2020年以降、年間1000億ドルから増やすという資金支援については、法的拘束力を持つパリ協定には盛り込まれなかったが、別の文書に盛り込み、途上国に配慮した。
今回採択されたパリ協定、何といっても画期的だったのが途上国を含むすべての国に削減の取り組みを義務づけたことです。
会場には各国の政府関係者だけでなく多くのNGOが参加したが、今回の合意について、よくできているといった声や気温の上昇を1.5度に抑えることを書いたのは思い切ったことだといった、前向きな評価が多く聞かれた。
一方で、課題も残っている。
パリ協定では、各国が削減目標を提出し、5年ごとに見直すことを義務づけているが、目標の達成は義務ではなく、罰則などもない。
これまでに各国が提出した削減目標を足し合わせても気温の上昇を今世紀末までに2度未満に抑えるには不十分で、2.7度上昇する可能性があると国連は指摘している。
パリ協定は、5年ごとに目標の達成状況などを検証することが盛り込まれた。
しかし、具体的な仕組みづくりはこれからで、本当に実効性を持たせられるかが課題になる。
今日は中国が戦時中の旧日本軍による南京大虐殺の国家追悼日としている日。
今年はユネスコの世界記憶遺産にも登録され、中国は国際社会に対するアピールを強めている。
1937年に旧日本軍が南京を占領した12月13日。
今年も中国政府による大規模な記念式典が行われた。
南京市内には当時犠牲者を埋葬したとされる場所が20カ所以上あるんですが、そのほとんどで、このように追悼式典が行われ、大勢の市民が集まっています。
旧日本軍によって殺害された市民や兵士の数をめぐっては、30万人だとする中国の主張に対し、日本側は正しい数を認定することは困難だとしている。
しかし、ユネスコは今年、中国の申請を受け入れ、生存者の証言などの文書を世界記憶遺産に認定した。
もう1つ、中国が世界記憶遺産への登録を目指しているのが慰安婦問題に関する文書。
こちらは戦時中に旧日本軍が慰安所として使っていた建物なんですが、こちらに中国では初めてとなる慰安婦問題に特化した資料館がオープンしました。
国家追悼日に合わせてオープンした資料館には、中国各地にあったとされる慰安所から集められたという1600点以上の遺留品や元慰安婦とされる女性たちの証言が展示されている。
国を挙げて取り組んでいる韓国と比べ中国ではこれまで、慰安婦問題はあまりクローズアップされてこなかった。
背景には中国政府による配慮があったと研究者は指摘する。
しかし中国政府は、ここにきて慰安婦問題を南京同様に扱う姿勢を見せつつある。
資料館の開設も、世界記憶遺産への登録を視野に入れたものと見て間違いない。
歴史問題で国際社会へのアピールを強める中国。
日本が今後、どのように向き合うかが問われている。
安倍総理は、インド訪問を終え、今日、帰国の途についた。
今回の訪問をきっかけに、日本とインドの防衛協力も新たな段階に入った。
モディ首相が安倍総理をヒンズー教の聖地、ヴァラナシに招くなど、今回の訪問では、2人の蜜月ぶりが際立った。
防衛分野では装備品の移転に関する協定にも署名。
日本からインドへの防衛装備品、つまり武器の輸出に道が開かれることになった。
意識するのは海洋進出を強める中国。
モディ首相も中国を、こう牽制した去年4月、条件つきで解禁となった武器の輸出。
今、政府にとって対中国の国際的な包囲網をつくるための手段の1つになりつつある。
例えば、オーストラリアには日本の最新鋭の潜水艦の売り込みを進めている。
中谷防衛大臣はその戦略的意義を、こう強調する。
日本、アメリカ、オーストラリア、そしてインド。
ちょうどひし形の位置にあることからかつて安倍総理は安全保障のダイヤモンド構想と呼んだ。
政府はこの構想に従うように中国封じ込めの体制を着々と整えているようにも見える。
ただインドやオーストラリアは、中国との経済的な結びつきも、また重視している。
台頭する中国を牽制しつつ、どう建設的な関係を築いていくのか。
日本を含む地域各国共通の課題です。
ノーベル医学・生理学賞を受賞した北里大学の大村智特別栄誉教授が今日午後、日本に帰国し改めて喜びを語った。
午後3時前、羽田空港に到着した北里大学の大村智特別栄誉教授。
ノーベル賞のメダルを報道陣に見せながら、喜びを語った。
今後は研究を続けながら人材育成にも力を入れたいということだが、睡眠不足の日々が続いていたため、中国から交通事故の映像。
車の下敷きになった女性を救ったのは、通りかかった大勢の人たちだった。
広西チワン族自治区柳州市。
白い車が大通りに出ようとしたところ、自転車とぶつかってしまった。
青い服の女性の自転車に衝突するも、車はブレーキもかけずに直進し、女性は車の下敷きになってしまう。
それを見た人たちが、1人、2人と駆け寄る。
その数、およそ20人。
力を合わせて車を持ち上げ女性を救出した。
女性は腰を骨折したものの、命に別状はないとのこと。
このドライバー、実は当日免許を取得したばかりで、事故現場は、免許が交付された警察署を出てすぐの道だった。
分裂後、初の事始め。
指定暴力団六代目山口組が翌年の方針などを決める事始め式を行った。
司忍こと篠田建市組長以下直系組長らが出席し、新たな指針として有意拓道という言葉が示されたとのこと。
一方、神戸山口組も兵庫県淡路市で納会と称した会合を開催。
最近になって6代目山口組から移籍した直系組長も姿を見せ、勢力拡大をうかがわせた。
イスラム教の戒律を厳格に守り世界で唯一、車の運転を認めないなど、女性の権利が制限されているサウジアラビアで12日初めて女性の参政権を認めた地方議会選挙が行われた。
ただ有権者登録は男性135万人に対し、女性は13万人にとどまっている。
女子駅伝日本一をかけた熱き戦い、クイーンズ駅伝。
3連覇を目指すデンソーは2区でトップに立つと、迎えたエース区間の第3区、高島由香がさらにリードを広げる。
みちのく仙台を快走する姿に、解説の増田明美さんは…松尾芭蕉の一句が飛び出すほどの一人旅で区間新をマークする。
予選会で驚異の15人抜きを見せたJP日本郵政グループの鈴木亜由子は21位でたすきを受け取ると、ここから前のランナーを猛追。
大舞台でも5人を抜き、順位を押し上げる。
レースは、その後もデンソーが独走3年連続新記録で史上3チーム目の3連覇を達成した。
続いて、卓球のランキング上位選手が出場するグランドファイナルです。
男子ダブルス決勝に、日本の学生コンビが挑んだ。
男子ダブルス初の優勝を狙う森薗・大島の大学生ペアが地元・ポルトガルのベテランペアと対戦した。
この2人のストロングポイントは、若さ。
少々無茶な体勢でも強引に打ち返し流れを引き寄せる。
さらに…会場に響き渡る雄たけび。
若さあふれるプレーに相手のベテランペアも、この表情。
そして迎えたマッチポイント。
最後は、この日一番の雄たけび。
4−1で地元ペアを破った森薗・大島ペアが男子ダブルス初優勝の快挙を達成した。
体操の種目別で争う豊田国際。
昨日、ゆかで新技、伸身のリ・ジョンソンを決めたひねり王子こと白井健三が、跳馬でも得意のひねりを披露した。
1本目は自身の名前がついたシライ/キムヒフン。
3回ひねり難しい技を、あっさり成功する。
続く2本目。
難易度を下げたドリッグスで完璧な着地を見せる。
2本とも正確に決め、ただ1人15点台。
ゆかに続く2冠を達成した。
8年ぶりの関西大学ラグビーを制し名門復活を遂げた同志社大学。
注目は7人制日本代表、松井選手です。
ラグビー大学選手権、リオデジャネイロオリンピック出場権獲得に貢献した松井選手擁する同志社は慶応と対戦した。
試合開始2分、同志社は得意のモールからフォワードが押し込み、トライ。
まずは力で先制点を奪う。
前半14分、今度は松井選手。
フェイントと巧みなステップでディフェンスをかわし、トライを奪う。
さらに松井選手の一番の武器は、50m5秒7のスピード。
相手陣内に切り込み、チームの攻撃を牽引する。
スピードでも力でも圧倒した同志社は関東の名門・慶応に快勝。
31年ぶりの優勝へ向け、好スタートを切った。
フィギュアスケートのグランプリファイナル。
羽生結弦は、世界最高得点を更新したショートプログラムに続きフリーでも完璧な演技を見せた。
序盤から4回転ジャンプを連続で成功させるなど世界最高得点をマーク。
合計330.43という驚異的な得点で男子初の3連覇を達成した。
2015/12/13(日) 17:30〜18:00
MBS毎日放送
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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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