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【本紙前ソウル支局長無罪】「裁判所に敬意」 産経新聞社長が声明

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【本紙前ソウル支局長無罪】
「裁判所に敬意」 産経新聞社長が声明

産経新聞の加藤達也前ソウル支局長の無罪判決を受けて、JR東京駅前では号外が配られた=17日午後、東京都千代田区(福島範和撮影)

 産経新聞の加藤達也前ソウル支局長に対する無罪判決についての熊坂隆光産経新聞社長の声明は以下の通り。

 ソウル中央地方裁判所は朴槿恵(パク・クネ)・韓国大統領に対する名誉毀損に問われていた産経新聞の加藤達也前ソウル支局長に無罪判決を言い渡した。本件を韓国が憲法で保障する「言論の自由の保護内」と判断した裁判所に敬意を表する。

 加藤前支局長が昨年8月、大統領に対する名誉毀損で告発、在宅起訴されて以来、日本新聞協会はじめソウル外信記者クラブ、日本外国特派員協会、「国境なき記者団」などの多数の内外報道機関、団体、さらに国連、日本政府、日韓関係者が強く懸念を表明し、さまざまな機会を通じて、解決に向けて力を尽くしていただいた。公判過程では弁護側証人として日米のジャーナリスト、研究者が証言に立つことをためらわなかった。こうした支援の結果が今回の無罪判決につながったものであり、心から感謝申し上げる。

 本裁判が長きにわたり、日韓両国間の大きな外交問題となっていたことは、われわれの決して望むところではなく、誠に遺憾である。

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