――「ラジオ体操第一」の話、ではない。
いつでもどこでも、おんがくせいかつ
音楽を頻繁に聴き始めるようになったのは、中学生のとき。親父から譲り受けたポータブルMDを引っさげて、どこへ行くにも持っていくことは欠かさなかった。
最新のJ-POP曲を集めたディスク、勉強用のディスク、テンションを上げるためのゲーム音楽ディスクなど、いくつかのMDを作っては差し替え持ち替え聴いていたような記憶がある。今もいくつかは押し入れに埋もれているはずだけど……出すのがめんどい。
そう、今はいちいちMDを引っ張りだすのも、すっかり面倒になってしまった。音楽という音楽はすべてパソコンにインポートしてあるし、外出時に手にするのはiPod touch。数万曲単位で持ち運びができるので、あれこれと移し替える必要もない。ラクチンチン。
もちろん、プレイリストは作っておく必要がある。その辺の作業というか、ジャンルや用途、気分に合わせて楽曲の組み合わせをあれこれ考えるのは好きなので、まったく苦ではなく楽しいくらいだけれど。――結果、リストが増えすぎて本末転倒になるのです。わぁい。
イヤホンを耳に、はじめに流れる音色の選択
ただ、昔も今も変わっていないのは、そういったディスクやプレイリストを作る際には、その「1曲目」が重要になってくるということ。
テンションを上げるなら頭サビの曲を選んだり、作業用BGMなら自然音から始めてピアノのインストにつないだり。その点、サウンドトラックの類は展開が定められているからわかりやすいよね。『キングダムハーツ』シリーズはすべて、“あの”タイトル曲で入るから安心する。
通学・通勤においては電車の中でイヤホンを耳にぶっ刺し、いつもの馴染みの楽曲から聴き始めて、ホッと安心するのが常だった。よっしゃ、今日も1日がんばるぞい、的な。
だいたいはテンポ早めのロック調の曲か、その時々でハマっていたアニメ・ゲームのオープニング曲が多かった気がする。ざーんーこーくーなてーんしーのーよおーにー♪ 中学・高校時代はラルクやバンプの割合が高かったかな? 朝一の「車輪の唄」とか、いい……。
生活リズムと気分に合わせた、“しっくりくる”楽曲
大学時代は、BPMぶっ飛び系のボーカロイド曲とか、シャウト系の“歌ってみた”を1曲目に据えていた。大学生特有のテンションへとギアを入れるべく、エンジンをふかすような心持ちで。うぇーい。
会社員1年目は、毎クールのお気に入りアニメのオープニング、あるいはやっぱりロックバンドだったかしら。ちょうど『ソードアート・オンライン』や『ジョジョの奇妙な冒険』第1期の頃だ。テンション上がる。あとはback number、amazarashi、岸田教団あたりが鉄板かにゃー。
それが最近、ちょいと「1曲目」の傾向が変わった。この1年ほどはずっとインスト曲が1曲目、特に半年はずっと、この「バンバード ~Piano Version~」でござる。
なんちゅーか、そういう気分というか、そういう時期なんでしょうね。朝っぱらからギターぎゅわーん! するよりは、まだ軽めの音色から徐々に気分を上げていきたいという。……とはいえ、情報量はむっちゃ多い曲ではありますが。
この曲、毎年開催されている、2ちゃんねる・ゲーム音楽板の「みんなで決めるゲーム音楽ベスト100」において、2012年の第6回で圏外から920位に、翌年14位、翌々年6位、そしてついに今年は……ということになった、バケモノ曲。僕は第6回で惚れた人間です。
有志による、ネット上の一部層による投票とはいえ、総票数50,000を超えるランキングの中でフリー素材曲が存在感を放っているという事実がすごい。「ゲーム中で聴いた」という補正なしに、純粋にこの楽曲が好きという層がある程度はいそうな点も含めて。
――と、話がズレましたが要するに、「最近は毎朝『バンバード』を聴いて1日の活力をもらっています!」というお話でした。
否が応でも身体を揺らしたくなるリズムに、大好きなピアノの音色、駆け出したくなるようなバグパイプのメロディが、まさしく朝にぴったりなのです。サイトでも音源は配信されていますが、いい加減にCD買おうかな……。
さて、そんなこんなで、今日も1日がんばるぞい(夜)。
記事とは関係ありませんが、「インスト」つながりで。お手伝いさせていただきました。
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- アーティスト: ゲーム・ミュージック,竹内浩明,keity.pop,菊間まり,峰岸透,藤井志帆
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今年はイカもいいでよ。