今都内各地で開かれている催しが若者たちの人気を集めています。
アーティスト寺山修司。
その生誕80年を記念する舞台です
お前は私を密告した!誤解だ!誤解だよ。
よくも裏切ったわね。
ねえ誤解だ。
黙りな!手を上げな。
何をする!母さん…やっぱりこれも母さんが見た夢なんだよ。
かつて一世をふうびした独自の世界観。
現代の若者をも引き付けています
書を捨てよ。
町へ出よう。
寺山作品はなぜ時代を超えた魅力を持ち続けているのでしょうか
本籍地東京都新宿区新宿字恐山。
お前にはお母さんがついていますよ。
見る者をあっと驚かせる過激な演出。
奇妙な登場人物が跋扈するまか不思議なテラヤマワールド。
その前衛的な表現は没後32年たった今も世界から高い評価を受けています。
詩人劇作家映画監督。
時代のカリスマとして多岐にわたる表現活動を続けた寺山修司。
若者たちにただ見るだけでなく自らも作品に関わる事を求めました。
寺山の言葉です
NHKには寺山作品として現存が確認される中では最も古いドラマが残されています
母ちゃん大変だ!どこやった?俺の牛どこやった?東京へよ。
まだ20代の脚本家だった寺山はこの作品にどんな思いを込めたのか
(泣き声)
生誕80年。
今も時代を挑発し続ける男寺山修司のメッセージに迫ります
劇場や映画館そして言葉の世界でマルチアーティスト寺山修司は1960年代から今に至るまで多くの人たちを刺激し続けています。
今月10日はその寺山の生誕80年。
今日は改めてその足跡に光を当ててまいります。
さあ今日お招きしているゲストはこちらの方です。
俳優の三上博史さんです。
どうぞよろしくお願い致します。
よろしくお願いします。
どうぞお掛け下さい。
三上さんは寺山修司監督の「草迷宮」という映画がデビューという事ですよね。
そうですね。
もうかれこれ何年になるんですか?ん十年前ですか?はいそうですね。
15の時だったので。
どんな出会いでしたか?主人公の少年のオーディションに行く訳ですけれど天井桟敷という劇団があってそこの劇団員たちが裸で白塗りで踊ってる訳ですね。
「何なんだろうこれ」と思って見ていてですごく集中して見ていたら後ろの方でカランカランカランって音がするんですね。
みんな静かに見てる訳で。
うるさいなと思ってものすごい顔でにらんだらその方がたまたま寺山修司さんだっていう事が分かって「君はオーディションに来たの?面接に来たの?」って。
「はいそうです」。
「何番の誰々?」って言うから名前と番号を言ってで去っていった。
不思議な目線だったですね。
何かこう「んっ」てほくそ笑んでるような…でもじっと見てるような奥底をのぞき見ているような感じを覚えてますね。
それで「草迷宮」拝見しましたけれどもかなり強烈なシーンがこう…いっぱい出てきますよね。
はい。
その役が決まって「撮影は来月の1か月後だから」って言われてで「学校は休んで下さい」って。
その前に1か月でワークショップをすると。
それで劇団に毎日学校終わると行ってすごいこわもての男優さんたちとか女優さんたちがいる訳です。
で待ち構えてて。
で「服脱いで」って言うんですよ。
「何やってんだ。
パンツも脱いで」って言われたんです。
…っていう事は全裸になれって事ですよね。
でまず全裸になって「じゃあお前ね相手を罵倒して殴れ」と。
いきなり来ますか。
「この野郎!」って言って僕はパチッてやったんです。
そしたらバ〜ンって間髪入れずにパンチが飛んできて素っ裸の僕が吹っ飛ぶ訳ですよ。
うわ〜。
鼻血がまずバ〜出て…。
いきなりですか。
はい。
で何が起こってるんだろう…。
「続けて!」って言うからそのまま続ける訳ですよ。
そのうち本能がむき出しになってくるんですね。
で殴られた事に対するショックと怒りといろんな思いがあって「馬鹿野郎!お前何なんだ!」とか言って「わ〜っ!」とかなる訳ですね。
何かきっと今までに感じた事のない感覚とか自分の知らない自分とかまっさらな感じになったんでしょうか。
僕はすごい冷めた子どもだったんで学歴時代の内申書世代なので学校でとにかくいい成績を取っていい大学に入り職種は何でもいいから高給取りになる。
…っていう事が一番いいんだろうと思ってたので。
まあちょっと堅実な未来を思い描いてた訳ですね。
そういうのを最初から壊されてしまったんで「自分でいなさい」と。
価値観は自分でつくるものっていう。
最初に畑として耕されてしまったところがあるのでもう既成的なそういう尺度みたいなものはもう10代から僕はなかったんですね。
今思うと…僕が勝手に思うと「お前の畑は耕しといたから好きな種まけ」って言われてるような気がしますね。
三上さんのように若い時に寺山に出会って大きな影響を受けた方本当に多いと思うんですけれども寺山修司はその当時の若者たちを挑発し続けた表現者でした。
ここで大変短くですけれどもその寺山の活動をまとめていますのでご覧頂きましょう。
何してんだよ。
映画館の暗闇の中でそうやって腰掛けて待ってたって何も始まらないよ。
肩を怒らして映画館を出ていったお前。
そうお前よ。
あの時お前に何が起こったんだ!え何が!
代表作の映画「書を捨てよ町へ出よう」。
冒頭の4分間観客をなじり続ける斬新な演出です
寺山は1954年ふるさと青森から上京。
その後幅広い分野で創作活動を始めていきます。
当時日本は高度成長期に入ったばかり。
経済発展が優先された時代でした。
寺山は若者が社会の歯車になり目的を見失うのではと危機感を抱きます
寺山は若者に行動を促していきます。
著書「家出のすすめ」
更に演劇集団天井桟敷を旗揚げ。
文芸作品が主流だった演劇を変えようという思いからでした。
募集に集まったのは「家出のすすめ」を読み全国から駆けつけた若者たち。
寺山はこの劇団で誰も見た事がない新しい演劇を創り出していきます
みんな食事は終わったのかい?はい。
カツレツを頂きました。
確かにカツレツでございました。
それは犬の肉なんかじゃありませんよ。
私はそんなものは食べさせませんからね。
フッフフフフ。
個性的で奇怪な登場人物たち。
まるで幻想を見ているようなまか不思議な世界
それまでの近代演劇になかったスキャンダラスな演出は見る者のどぎもを抜きました
作品は若者から熱狂的な支持を受け寺山はカリスマ的な存在となっていきました。
30代半ばからは映画でも実験的な表現に挑みます
怒れ!馬鹿野郎!明かりつけて下さい。
これで映画は終わりだ。
突然映画は主人公の若者によって中断されます。
結末を一人一人の観客に委ねる常識破りの演出でした。
寺山が若者に伝えたかった事。
それは情熱を持って自分の力で人生を変えていく事の尊さでした
寺山修司。
47歳でこの世を去るまで常に若者の扇動者であり続けました
どうして当時の若者たちは寺山そして寺山の作品に熱狂し魅了されたんでしょうね。
一筋縄ではいかないなと思うのはビジュアルもまたすごい。
もうね単純にかっこいいんですよ。
だからどう考えても古びない。
ちょっと西洋っぽいのかなと思うとすごい土着の日本っぽさがあったりとか。
対極のものがうまく混在してますよね。
はい。
何とも言えずかっこいいんですね。
映画の中で俳優さんがスクリーンの向こうの観客に語りかけ挑発してるようなシーンもありましたよね。
他者との距離感の取り方っていうのを一瞬にしてなくす方法っていうものをすごく模索してたような気がするんですね。
だから「観客席」とかいう芝居があって最後に主人公が名前を呼び上げるんですよ。
1つずつ。
はい。
その名前はそこに来てるお客さんの名前なんですね。
山田太郎とか何とかかんとかって自分の名前を1人ずつ呼ばれてった日にはドキッとする。
それぐらい舞台上と客席のボーダーもなければ寝てるお客さんに対しても否定をしない。
「えっ何か面白いかもすてきかもきれいかも美しいかも」って思うところが入り口でどんどんそこに巻き込んでいくっていう。
先ほどご覧頂いた映像の中でも若者たちは気が付かないうちに自分は何か歯車のようなものに巻き込まれているんじゃないか。
そういうとこに気付いてほしいっていうような話もされてましたけれども。
自分の言動言葉とか動きとか表現とかで人生がちょっと変わってくとか。
楽しいんじゃないですかね。
だから多分僕なんか見ててもきっと面白かったと思いますよね。
あれよあれよという間に変わってくっていう。
一挙両得なんです。
視野も広げる事になる訳ですよね。
結果としてその若い人たちの…。
はい。
知らない世界を見せつけてくれる訳ですものね。
一歩中に入ってしまったらもうテラヤマワールドの一員になっちゃう…。
そう思います。
さあ今日これからご覧頂きますのはテレビドラマです。
NHKには寺山修司が脚本を手がけた現存が確認されているものとしては最も古いものが残されています。
1963年国際エミー賞参加作品の「一匹」です。
寺山修司27歳の時のテレビドラマ。
50分間ご覧下さい。
(むちで打つ音)
(口笛)太郎。
母ちゃん大変だ!太郎がいないんだよ。
太郎が盗まれたんだよ。
(羽音)おばあおばあ。
大変なんだよ。
おばあよう!南無妙法蓮華経南無妙法蓮華経南無妙法蓮華経南無妙法蓮華経南無妙法蓮華。
(読経)太郎がいないんだよ。
太郎が盗まれたんだよ。
おばあ!よう!
(読経)本当に飛ぶかなあ。
飛ぶさ。
鳥だもんな。
うめえうめえ。
本当に飛ぶもんかな。
やってみなきゃ分かるもんか。
やってみなったら。
飛ばすぞ。
飛べ〜!
(鶏の鳴き声)死んだ。
チェッ!ああオサム。
お前んとこの牛なあの牛さっき兵さんが連れていきよったぞ。
兵さんが?うん。
太郎をな。
兵さん兵さん。
何だ。
キツネかと思ったぜ。
俺の牛連れてきただろ。
牛?そうさ。
俺ちゃんと知ってるぞ。
牛ってあの…。
ああ…。
あ〜牛ね。
どこにいる?どこにって俺はただ農協の人の手伝いをしてやっただけだ。
町の農協の人の仲買の口をきいてやっただけだ。
じゃあ太郎は農協の人んとこにいるの?そうそう。
組合の納屋にでもいるんだろ。
きっとそうだよ。
な?誰だい。
俺…だよ。
今までどこをほっつき歩いてやがったんだ。
父ちゃん。
うるさい。
父ちゃん。
牛の太郎…。
とっとと寝るんだよ。
(寝言)太郎が…。
(いびき)おじさん。
農協ってどこだ?農協?組合だよ。
あっちだ。
あっちだ。
何の用かね?牛を連れ戻すんだ。
牛の太郎が…。
な!うん。
(オートバイのブレーキ音)俺ゆうべ一晩歩いてきたんだ。
俺はこの10年間歩いてるよ。
(時報)兵隊馬鹿の権ちゅう男だ。
ふ〜ん。
町の楽隊だよ。
牛?昨日兵さんが仲買の手伝いをした。
あああの牛ね。
でっかいんだ。
メスだよ。
あれはもういないわ。
いない?いないわよ。
じゃあどこやった?俺の牛どこやった?東京へよ。
東京へか…。
経済連で買ったんだからもう出荷しちゃったわ。
東京の品川の屠殺場行ってごらんよ。
・東京東京東京東京…。
からかってるんだよ。
な!ぼうず。
働き牛の肉なんかまずくて食えるもんじゃない。
それとも東京へ取り戻しに行ってみるか?な〜に兵には勝つもんだ。
どうせ品評会か何かに一日借りられていっただけに決まってるさ。
(笑い声)だが金が問題だな。
金?そうだ。
東京へはただでは行かれん。
お〜い!何だじいさんか。
来て一仕事せんか?またか?やなこったい!ケッ!あのな…あのなぼうず。
太郎を連れ戻すのに名案があるんだぞ。
あのなあ。
あそこを見ろ。
あそこの自転車店だぞ。
空気入れを借りるようにしてそ〜っと入ってくんじゃ。
それとなそれとな小銭箱がある。
簡単に分かる木の箱でな。
小銭でも1,000や1,500は入っとるはずだ。
嫌だ。
何!?そんな事泥棒じゃないか。
借りるんじゃ。
借りるだけじゃ。
俺に金さえあったらポンと出してやる。
何しろこのとおりでな。
東京の屠殺場へ行って出入りの経済連のお役人に太郎の事聞いてみて場合によっては太郎を連れ戻す。
それから金は返せばいいんじゃ。
そこへ行ったら?うん!太郎が危なかったら?太郎が危なかったら?そうとも。
そうとも!そうとも。
そうか。
はっ!泥棒!この野郎!こらっ!
(泣き声)要らないよ!馬鹿!これで切符を買うんだ。
切符?そうさ。
東京へ行くんだ。
(汽笛)・太郎太郎太郎太郎…。
(汽笛)
(構内アナウンス)どいたどいた…。
(構内アナウンス)何だ?これ。
同じ名前さ。
同じ名前の人がいっぱいいるんだ。
待ってよ。
屠殺場へ行く道はあそこの交番で聞けば分かるから。
おじさんは?俺は俺で…いや俺はな別の仕事があるんだ。
仕事?ああ。
ああ。
・東京東京東京東京…。
ぼうず。
俺も随分昔から東京へ来たかったんだよ。
東京へ。
・東京東京…。
(街のけん騒)
(館内アナウンス)本日はご来店下さいましてまことにありがとうございます。
本日はご来店下さいましてまことにありがとうございます。
本日はご来店下さいましてまことにありがとうございます。
(銃声と叫び声)
(銃声といななきと叫び声)
(銃声といななきと叫び声)
(銃声といななきと叫び声)
(銃声といななきと叫び声)あの…屠殺場へ行きたいんですけどどっちですか?あの〜…。
・
(笑い声)
(歓声)
(女性)あんた誰?屠殺場どっちですか?
(女性)屠殺場だって!?あの屠殺…。
(笑い声)あっ…。
(エンジン音)乗るか?
(エンジン音)ぼうず何の用だい?牛を連れ戻すんだ!牛の太郎を…な!へえ〜。
・太郎太郎太郎太郎…。
(ため息)中だ。
よし。
いいか?
(口笛)
(口笛)
(物音)何だ?あれ。
肉泥棒だ。
肉泥棒…。
(笑い声)いるか?いるか?いるか?いるか?いるか?いるか?いるか?冷蔵庫だ。
これでも金だろう。
なあぼうず。
肉…。
・肉肉肉肉…。
おめえの太郎ももう肉になってしまったのかもしれねえな。
・肉肉肉肉…。
(叫び声)太郎はもう肉になったんだよ。
なあ坊や!・
(走る音)
(扉が開く音)
(泣き声)・
(物音)・
(口笛)おう。
ぼうず!死んじゃいねえ。
太郎は?太郎は?太郎だ。
これも太郎だ。
太郎だ。
・太郎だ。
・太郎だ。
太郎だ。
太郎だ。
・そうだよ。
・太郎だ。
・太郎だ。
太郎だ。
これが太郎だ。
・太郎だよ。
・太郎だ。
・太郎だよ。
・太郎だ。
・太郎だよ。
・太郎だ。
太郎だ。
・坊やみんな太郎なんだよ!・みんな太郎だ!
(笑い声)・太郎だ!おじさん!よう!よう!会いたかったぞぼうず。
ゆうべ一晩太郎の事が心配でな。
太郎はもういないよ。
太郎がいない!?どうしていないんだ?あのな…。
ぼうず。
金がもうすっからかんなんだ。
なあまた一仕事しないか?俺が?うん!俺は嫌だよ。
・ぼうずぼうずぼうず…。
・ぼうずぼうずぼうず…。
(拍手)
(拍手)
(走る音)
(走る音)寺山修司が脚本を手がけた1963年のテレビドラマ「一匹」をご覧頂きました。
ストーリーとしてはどこかの決して豊かではない農村地帯から一人の少年がいろんな人に出会いながら上京していく。
いかがでしたか?寺山さんは青森の人がなかなかいない土地からいろんな人に会いたくてきっと線路を眺めていたんだろう。
その線路の先には何があるんだろう。
でどんどん人にまみれたい交流したい刺激を受けたいというような事ではないかなと後から思う訳ですね。
「どう見ていいのか分からない。
一体何なの?」っていう方も結構いらっしゃるんですけれども一つは一人の少年が大人になっていく成長物語であるという後年の研究なんかでもそういう見方が出てきてますしまた演出の和田勉が1964年の東京オリンピックに合わせて日本も成長して大人の国になって世界に打って出るっていうそういう社会状況もそこに合わせていったというような話もあるんですけれどもその辺りはどうですか?はい。
ちょっとこの作品は難解かもしれないですね。
そういう意味では水面下にヒントが散らばってるので…。
そうですね冒頭の「答えはいっぱいあるのに質問はたった一つしか出来なかった。
少年にとってそれは自ら大人になる事を意味していた」というふうに始まるんですけどきっと多分「答えがいっぱいあるのに質問は一つだけだ」という事はやっぱり人生の道のり…。
その岐路が…答えなのかな。
何だろうねそれはもうそれぞれの方でいいと思うんですけどそこをフル回転で想像力を働かせていくのが面白いような気がするんですよね。
僕は本当このとおりだなと思うんですけど…。
何か舞台の話でも映画の話でも小説の話でも「分かんなかった」っていうのだけはやめてほしいなって思うんです。
だってそんな答えの出るものってないんですよ。
「答えはいくつもあって質問は一つ」って言われてるとおり答えが出るもんじゃないんですよね。
自分の感性で勝手にストーリーを作ってしまったりとかどんどんまた想像力が成長していく。
そうして作品を楽しんでいく人生を豊かにしていくっていうような事につながってくれたらな。
鳥よりも空高く飛べるんですよ。
皆さんの想像力は。
もう宇宙よりもロケットよりも遠くまで行けるんですよ。
すごいですね。
際限ないですもんね。
まさにその寺山の世界に今だからこそちょっと触れて動いてほしいななんていうのは…。
あらゆるところに魅力があるんですよね。
それが全然古くない。
生誕80年でもまだいわれてるって事はこれはもう時代として片づけられないその範ちゅうはとうに超えてるような気がします。
本当いろんな形をとって生き続けて成長し続けて増殖し続けてるんです。
怖いですね。
楽しいお話をどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
2015/12/13(日) 13:50〜15:00
NHK総合1・神戸
NHKアーカイブス「時代を挑発し続ける男〜寺山修司 生誕80年〜」[字]
生誕80年を迎える表現者、寺山修司。なぜいまも若者をひきつけるのか。現存が確認される中で最も古い寺山修司のテレビドラマから、作品に込めた思いと人気の秘密を探る。
詳細情報
番組内容
寺山修司。高度経済成長期に詩人、演出家、映画監督など様々な活躍をした表現者だ。今月10日はその生誕80年。記念のイベントや演劇、展示会が各地で開かれ、多くの若者が詰めかけている。前衛的な映像表現、既存の価値観を覆す演出を多用した寺山作品は、なぜいまも若者をひきつけるのか。番組では現存が確認されているなかで最も古い寺山修司脚本のテレビドラマ「一匹」(1963年国際エミー賞参加)から、その秘密を探る。
出演者
【ゲスト】三上博史,【キャスター】森田美由紀
キーワード1
寺山修司
キーワード2
テレビドラマ
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
劇場/公演 – その他
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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