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正午のニュースです。
フランスで開かれていた地球温暖化対策の国連の会議ＣＯＰ２１は、日本時間のきょう未明、発展途上国を含むすべての国が協調して、温室効果ガスの削減に取り組む新たな国際的な枠組みパリ協定を採択し、閉幕しました。
京都議定書以来１８年ぶりとなる地球温暖化対策の国際的な枠組みパリ協定。
法的な拘束力のある２０２０年以降の国際的な枠組みです。
協定は気温上昇を産業革命前に比べて１．５度に抑えるよう努力するとし、世界全体の温室効果ガスの排出量を、今世紀後半には実質的にゼロにするよう削減に取り組むとしています。
また、途上国も含めたすべての国が５年ごとに温室効果ガスの削減目標を国連に提出し、対策を進めることが義務づけられ提出するたびに改善されるべきだとしています。
さらに、途上国への資金支援については経済力がある新興国なども自主的に資金を拠出できるとしたほか、先進国は資金支援の状況を２年に１度、報告する義務が盛り込まれました。
温室効果ガスの削減に途上国を含むすべての国が協調して取り組む枠組みは初めてです。
日本も今後、実効性のある削減策を打ち出していけるかなどが問われることになります。
けさ福岡県大牟田市で５階建ての市営住宅から火が出て、２歳から１１歳までの男の子３人を含む６人が病院に運ばれ手当てを受けています。
警察と消防が火事の詳しい状況を調べています。
けさ６時１０分ごろ、福岡県大牟田市の高泉市営住宅の３階から火が出ていると消防に通報がありました。
火はおよそ２時間半後に消し止められましたが、市営住宅の３階から５階の３部屋が焼けました。
この火事で３階に住む５２歳の女性のほか４階に住む３０代の夫婦と１１歳の長男、７歳の三男、２歳の四男の家族５人の合わせて６人が病院に運ばれて手当てを受けています。
警察によりますと６人の詳しい容体は分かっていないということですが、消防によりますと、大人２人をドクターヘリで搬送したということです。
現場は西鉄天神大牟田線の西鉄銀水駅から南東に２キロ離れた市営住宅と県営住宅が立ち並ぶ地域で、警察と消防が詳しい状況を調べています。
シリアでは内戦が続く中、政府軍と反政府勢力が、一部の地域で戦闘を停止することで合意したばかりの中部ホムスで爆発が起き、１６人が死亡し合意が守られるか懸念されています。
シリア中部ホムスの中心部で、１２日、自動車に仕掛けられた爆弾が爆発し国営通信が地元知事の話として伝えたところによりますと市民１６人が死亡、５４人がけがをしました。
この爆発の直後、近くの店で別の爆発が起き、治安部隊の兵士数人がけがをしたということです。
ホムスはアサド政権の打倒を目指す反政府勢力が拠点としてきた都市ですが、ロシア軍の支援を受けたアサド政権の軍が攻勢を強めたことから、今月初め、政府軍と反政府勢力が一部地域で戦闘を停止することで合意しました。
今回、爆発があった現場はアサド政権を支持する人たちが多く暮らす地域だったことから、アサド政権側は戦闘停止の合意に反発した何者かの犯行とみており、合意が守られるか懸念されています。
政府軍との戦闘を行っている反政府勢力は、穏健派から強硬派までさまざまなグループに分かれていて、内戦終結に向けた和平協議の場でどのグループを代表と扱うかも問題になっています。
北海道のＪＲで相次いだ貨物列車の脱線事故を調査している国の運輸安全委員会は、状況によっては左右の揺れが長く続く貨車の特性が影響した可能性があるとして、今月にも、国土交通大臣に対し貨物列車の安全性を向上させるよう求める意見を出す方針を固めました。
北海道のＪＲ江差線では貨物列車の脱線事故が３年前の平成２４年４月と９月、それに去年６月の３回相次ぎ、国の運輸安全委員会が調査を進めています。
その結果、いずれの事故も状況によっては左右の揺れが長く続く貨車の特性が影響した可能性があることが分かったということです。
さらに、積み荷を高く積むと揺れが大きくなったり、偏って積むと左右のバランスが崩れたりするということです。
こうした中でカーブにさしかかると車輪が横向きに強く押しつけられレールを乗り越えて脱線する可能性が高まるということです。
このため運輸安全委員会は今月にも国土交通大臣に対し貨物列車の安全性を向上させるよう求める意見を出す方針を固めました。
そして、意見の中で貨車の設計や積み荷の積み方、それにレールの管理について鉄道各社や車両メーカーなどと連携し、安全性の向上に向けた検討を行うことなどを求めることにしています。
来年のアメリカ大統領選挙に向けて野党共和党の指名争いでトップを走るトランプ氏が、イスラム教徒のアメリカへの入国を禁止すべきだと主張しているのに対し、イスラム教徒の人たちがニューヨークで抗議デモを行いました。
こちらはニューヨークの中心部タイムズ・スクエアです。
アメリカに住むイスラム教徒の人たちがイスラム教徒とテロリストを一緒にしないでほしいと訴えています。
タイムズ・スクエアでは、パキスタンからの移民を中心にイスラム教徒の人たちおよそ３００人が集まり差別への抗議デモを行いました。
参加者たちはイスラム教徒はテロリストではないなどと書かれたプラカードを掲げ行進しました。
トランプ氏の発言に対しては国内外で批判が相次いでいて、今後、トランプ氏への支持率に影響が出るのか注目されています。
日本人宇宙飛行士の若田光一さんがモスクワで日本人学校の子どもたちと交流し、おととい地球に帰還した油井亀美也さんの活躍などを紹介しました。
そして、若田さんは日本の実験棟きぼうから１００以上の超小型衛星を放出するなど、日本が宇宙開発で大きな役割を担っていることを説明しました。
子どもたちの質問は。
2015/12/13(日) 12:00〜12:15
ＮＨＫ総合１・神戸
ニュース[字]
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ニュース／報道 – 定時・総合
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