2014年11月下旬
この荒れ果てた土地で始まった「科学者たちの田舎暮らし」
さまざまな分野の科学者達が集まり開拓して行きました
そして1年後
この地で迎えた2度目の秋に…
この…。
秋晴れのよき日…
先週は採れたて落花生をその場で蒸し上げ…
熱いに決まってるでしょ。
(ユージ)先生先生!
(後藤)あぁあぁ…!うん先生おいしい。
実際に見ると…。
そして今週は…
この地で採れた収穫物を科学の力でおいしく料理して食べつくします
おいしい。
今週の『目がテン!』は…
実は松村先生朝早くからこの土地の実りを収穫していました
ここで収穫できたものがこちらで〜す!ジャ〜ン!まぁ随分収穫しましたねこれ。
順番にご紹介しますね。
まずこちらがもち米。
もち米すごいね。
そしてマコモ里芋ニンジン水菜。
でネギとサツマイモ。
はぁ〜。
これが料理されて我々食べることになるんですね。
そうなんですで今日はですねまずこの中のもち米から。
お〜。
松村先生こちらは先週精米したばかりなんですよね?
(松村先生)そうです。
採れた量がすごいんですよね。
どのくらいですか?あんまりすごくないんですけど大体…。
(松村先生)480kgですからまぁ…。
あんなこと言ってますよ。
480kgって…大自慢じゃんね!そうなんですよ。
俺なんか「480kg」ってTシャツ作っちゃうよ。
(笑い)
松村先生はこんな夢を語っていました
秋には…。
…をやりたいと思っています。
…か何かを作って。
赤飯のために作った水田では…
5月水を入れ代かきを始め…
…を行いました
その後順調に育ったもち米は…
今日は一大イベントの…。
見てくださいこれよく出来てるでしょ?完全無農薬で。
中にお米が実りこうべを垂れた稲穂
これが収穫の時を迎えたしるし
小気味よく刈り取りひもで結わえて束にします
束を持って行った先はビニールハウス
この作業は…
水分が多いもみ稲を乾燥させるため干す作業です
雨に当てずそしてお米を鳥から守るためビニールハウスで干します
稲が適度に乾燥したところでもみを取る脱穀を行います
稲の茎からもみが見る見る取れて行き…
そのもみからもみ殻を取り除けば玄米になります
さらにその玄米からぬかを取り除く精米を行うと…
私達が見慣れた真っ白なお米に
というわけで田舎暮らしの…
もち米と…
今回ですねこれをおいしく調理してくださる科学者の先生をお呼びしました。
調理科学の専門家立松先生です。
どうもこんにちは。
はいどうもこんにちは。
よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
立松先生髪の色がステキですね。
あのだんだん白髪が多くなっておりまして。
ステキですよ。
立松先生はですね大分県の別府大学で地元の郷土料理ですとか…。
(立松先生)はいそうです。
遠い所から…。
遠いですねこれ言っときましょうね。
さぁということで早速そのもち米を今日はこの環境にぴったりの調理法で調理していただくということなんですよね。
今日はこういうふうにこのポリ袋でお料理を作ってみたいと思っております。
このポリ袋にもち米を詰めます。
そして真空にしてゆでるということになります。
ポリ袋にそのお米入れて…。
(立松先生)お水も入れて…。
くるっと巻いてポイっと入れちゃうの?
(立松先生)そうなんです。
へぇ〜。
ポリ袋を…これご飯を炊きますが一緒にゆで卵もできますしまた野菜炒めもできますしまぁいろんなお料理が一遍に一汁三菜ぐらいが…。
ポリ袋で。
へぇ〜。
立松先生は災害時燃料や水を節約できる調理法としてポリ袋調理を研究していて今回それが田舎暮らしの調理にも応用できるということでお呼びしました
もちろん根本先生が作ったロケットストーブも活躍します
こういうふうに袋を少し曲げてください。
そしてこれはご飯浸水させたのが1カップあります。
一日水につけたのがね。
(立松先生)はい。
それにササゲの煮たものが25g。
ササゲを入れていただいて。
そしてお水を大体つかるぐらい入れてもらったらいいので。
こういうふうに様子を見ながら入れます。
もうこんな感じで結構です。
はいはい。
そしてこれお水ありますがここに…。
お水に入れる。
はいつけますそうすると水の圧力でこういうふうに真空になります。
水の圧力で全部空気が出て行っちゃうよと。
張り付いちゃうのね。
キュ〜っとね。
(立松先生)空気が抜けたことになりますのでそうすると結構時短にもなりますし。
このひと手間がいいんだね。
(立松先生)そしてあとこれをこういうふうにクルクル…って巻きます。
これをお湯につければいいということになります。
それだけ?はいこれで20分お待ちいただければ大丈夫です。
へぇ〜。
あんなのを7個も作っときゃ1週間だね。
そうですよね。
ホントだよね「はい今日も」みたいな。
そういうことですね。
たまにやるのがいいんですよね。
はいそうです。
では2つここに入れさせていただきます。
鍋が100℃以上になりますので下に白いお皿を敷いております。
そして鍋底にビニールがつかないように…。
お皿を1枚敷くって大事ですね。
こういうふうにして大体このビニール袋が30分ぐらいだったら大丈夫ということになっておりますので…。
…ぐらいで出来ますし。
…で出来ます。
こういうの覚えとくと何かこうこういう場面でこういうのできるとあの人すごいねって言われるよねホントに。
(立松先生)そして袋も透明ではなく半透明の袋をお使いください。
何で?何で?それが高密度ポリエチレンという袋なのでビニールは透明なものはダメで。
透明なものはちょっと水が入って行っちゃうんですか?高密度っていうちょっと曇ってるやつがいいんですね。
(立松先生)それをお使いいただければいいです。
高密度ですよ。
はい。
そして20分後
あら何か若い方もいっぱいいますよ。
今日は学生さんにもお越しいただきました。
ちょっとした旅行だね。
そうですね。
大分からだよ?あっ皆さん大分から。
これこの人達みんなあれだよいい年になった時に思い出に残っちゃうんだよここ。
すいませんありがとうございます。
ありがとうございます。
何かいい感じじゃない?いい感じ!ふんわり感がたまんないね。
普段の生活でないからな。
ないですね。
早速では皆さんいただきましょう。
いただきましょう。
(一同)いただきます。
はぁ〜赤飯だもんねお塩ちょっとかけようかな?いやこのまま食べよう。
あっうん。
あのビニールで行った感じが何にもないね。
ホントですね。
ササゲもいいっすねこれ。
うん。
すごいうまい。
おいしいねこれ。
程よいこのホクホク…。
あ〜ササゲの香りもいいねこれホントにおいしいねこれ。
あんな簡単に出来た…これで。
そうなんです。
蒸すからおこわになるわけですけど。
いや〜これ…。
そうですよね。
せいろだ何だなんてね下で火たいてとかいろいろなのが大変なことになっちゃうのにね。
これはホントに簡単だし…。
(酒井)確かに。
その辺にあるものでできますもんねお家で。
普通にお家でもうこのやり方でいいですよ僕。
もう真ん中ね…。
(笑い)語らずもね語らずも…。
(根本先生)食べるのに集中してました。
どうですか?松村先生念願の赤飯ですけれども。
大学でも収穫祭やるんですよね収穫祭の時は必ず赤飯のおにぎりを2個ずつ800個ぐらい作って2個ずつ配ってやるんですよ。
めでたいわけですからね。
(松村先生)そうそう。
今日はもう最高!
(笑い)おいしい!しかも前に柿がポツポツなってんのが何か絵柄がいいね。
あ〜そうですね。
後ろも絶景ですからね。
ホント。
いいわこうありたいね。
幸せだな何かこれ。
うん。
その時松村先生が…
おいしいよね。
箸置きマコモを使って…。
あっ。
(松村先生)緑色が何かいいですね。
しゃれてるね。
しゃれたことするねこうやって。
いいですね全てありもので。
うれしい。
マコモはどんなものか覚えてらっしゃいますか?あれでしょ?はいそうなんです。
ちょっともう一度あそこに行ってマコモをじっくりみんなで見に行きましょう。
マコモってどんなもの?
マコモの生え方に所さんもびっくり!
あ〜ここか!何かあるよ。
うん何かあるよそこに。
実は…
…している植物で昭和32年にヒットした森繁久彌さんの『船頭小唄』にも
♪〜
マコモが歌詞に出て来るのです
今年…
松村先生はマコモの栽培方法に興味を持ちどのような肥料をどのように与えれば効果的なのか実験するため栽培を開始
夏の間すくすくと大きく育って行き11月に入り収穫が始まって実験データが集まりつつあるのです
先生このマコモっていうのはあれですか?こうやって水張ってない普通の所では育たないんですか?ダメですね。
あっ育たないの。
やっぱり稲と同じで水稲と同じで水がないとダメですね。
あ〜。
ある程度まいてもダメ?
(松村先生)ひたひたぐらいはないと。
へぇ〜。
(松村先生)これすごい大っきいんですよ。
私ちょっと入ってみましょうか?お〜お〜…。
お〜先生…。
すごいな先生。
もうそれね…。
(笑い)日本じゃないこれ。
景色が違うなぁ。
東南アジアな感じでこれね。
すご〜い!こういう状況なんですよ。
こっから。
これ日本で見掛けないもんね。
そうですねこの感じは。
見せてください。
へぇ〜面白い。
すごい…。
もともとはすごく小さかったんですよ。
(松村先生)いや…。
あっ必要なんだ。
(松村先生)あっちょうど…。
ちょうどほらここんとこ見てください。
あっ…!何かある。
(松村先生)ここの所を食べるんですよ。
へぇ〜!え〜!このぶっくりしたとこ。
(松村先生)そう。
これは茎が太った所ですけどね。
黒穂菌っていう微生物ですね。
微生物。
これが感染しててこれが10月頃になるとどういうわけかこの部分が太って来るんですね。
へぇ〜。
へぇ〜。
菌が感染して太くなるっていう。
(松村先生)感染してないとこういうふうに太らないんですよ。
へぇ〜!
(松村先生)ただの雑草。
我々は感染っていうといいイメージないけど。
(酒井)そうですね。
これが我々の役に立ってんのがすごいね感染が。
感染しないとこうなんないんだよ。
(酒井)食べれないということ…。
これ感染してんだよ菌に。
(酒井)そういうことですよね。
そうだよ菌のおかげで。
(松村先生)こういうふうになったのがちょっとタケノコみたいでしょ?…っていうんです。
タケノコみたいに見えるからね。
(松村先生)植物はマコモっていうんですけどこういう食べる部分はマコモタケって呼ぶんですよ。
勉強になるねまた。
知らなかった〜。
中の白いとこ食うんでしょ?これ。
どういうふうに食べるかは立松先生がやってくださると…。
じゃ持って帰りましょうかこれ。
持って帰りましょうか。
採れたてのマコモを持って立松先生の所へ
こちらがその採れたてのマコモになるんですがどうやって調理していただく…?今から調理しますのでちょっと見ててください。
こういうふうな大っきいのがいいと思いますがこういうふうに調理をしますので…。
ジャクジャクと。
(立松先生)そうするとこういうふうに…。
そしてこういうふうにちょっと厚めにむいていただければいいかと思います。
これはですね昔から貧窮食といういろんな食べ物が採れない時も。
困っちゃった時に。
そんな時にもこいつらはあるんだ。
(立松先生)ありますので。
そしてオリーブ油を入れます。
オリーブオイル。
油を引いて〜。
おっニンニク入れるってことはちょっとイタリア系に…。
(立松先生)ニンニクをちょっと入れて。
ニンニク入れて〜。
(立松先生)ちょっと香りを出して。
ちょっと香り出して〜。
(立松先生)多分こちらの方はにおってるかもしれませんが。
先にマコモ?
(立松先生)はいマコモ。
マコモ入れて〜。
(立松先生)ちょっと一回…。
マコモって何か油を吸いそうですね。
多分マコモがああやって生えててもさ「これマコモだね」って分かる人いないんじゃない?「何だろう?これ」だよね。
ねぇ?はい。
「何かしら?においのないセロリかしら?」とか。
(立松先生)塩コショウかけていただければいいです。
カラフルな…
おいしそう。
おいしそうだね。
色合いがおいしそうだね。
キレイ。
あれマコモだけだったら何か…何かね。
色って大事だよね。
大事。
では皆さんいただきましょう。
いただきま〜す。
いただきま〜す。
マコモはどんな味だ?
(酒井)行ってみよう。
おいしいなぁこれ。
へぇ〜。
うん?おいしいなこれ。
(酒井)うまっ。
何に近いんだろうな?何?何だろう?これおいしいな。
…のゴボウみたいなんですけど。
甘みがある。
確かに。
ホントだね。
繊維の感じがすごいしますね。
おいしいね。
おいしいなこれ。
味付けがおいしいんじゃないの?これ。
塩コショウのみですよね。
はいもう塩コショウだけ。
でもおいしいめちゃくちゃおいしいです。
塩コショウだけの感じしないもんね。
だからマコモの味なんだろうね。
ですね。
塩コショウ以外がマコモの味なんだな油と。
…とか言っちゃいますよね。
言っちゃうね。
言いますね。
甘みある。
お砂糖入ってる感がするね。
おいしいこれ。
うん。
…だなこれ。
(酒井)松村先生このマコモ先週から実は収穫が…。
先々週から。
先々週から始まってるんですよね。
先々週から採れているマコモを実はイノシシ調査でご協力いただいている地元の猟友会の方におすそ分けをさせていただいたところなんとイノシシの肩肉という一番おいしい所を分けてくださいまして。
物々交換したの?
(酒井)そうなんです。
68kgのがそこで。
(松村先生)そうそう。
実はこの辺りイノシシが頻繁に出没する地域
以前酒井さんが裏山に設置したモニターを観察した時…
あっあっ!あ〜イノシシや!
設置したその日に出没するほど
そのため「科学者たちの田舎暮らし」では野生動物の専門家によりイノシシの行動調査が現在も行われているのです
この後イノシシ肉とマコモがコラボした意外な料理が登場
そのお返しに頂いたイノシシ肉を使い立松先生が作った料理は…
今日は2種類のハンバーグを用意させていただきました。
一つはニンニク味。
もう一つはしょうが味のハンバーグです。
ニンニク味のほうはリンゴとマコモのソースがかかっております。
こっちね。
少し大分のカボスも宣伝させていただいて入れて。
(立松先生)そしてこのおしょうゆ味のほうはすったマコモが入っておりますのでちょっと食感をご賞味いただければいいかと思います。
何か山の中里に来てお肉食べるのもすごいね。
いいですね。
(酒井)確かに。
この野郎!なんて言われてたイノシシが。
おいしくいただいて我々の血と肉としましょうよ。
はいいただきます。
いただきます。
じゃこのソース。
(立松先生)お砂糖とおしょうゆ味ですね。
全然臭みないですね。
しょうががもうちゃんと…。
しょうが効いてる。
全然臭みないですね。
うんおいしい。
(立松先生)こちらはリンゴとマコモのソースになっております。
マコモにも甘みがありリンゴも甘い…。
甘い。
どっち?こっちはさっぱりしてる分若干イノシシのにおいはするよね。
これね。
でも…。
僕もこっち好きですね。
ちょっと臭みがあるほうが好き…。
フォローしてくれるね。
いやいや…僕はですよ。
先生方はどうですか?いや僕もねユージさんと同じで何かこっちのほうが何か…。
あぁそう。
ええ。
何かお肉を食べてるなって感じが…。
根本先生は?こっちこちらが…。
あっこちらのほうですか。
もう何が何でもカボスですよやっぱり。
もうカボスがなかったら日本始まらないもんね。
続いてはこちらのお料理です。
すごいね次々と料理が。
フルコースですから。
次回田舎暮らしの土地が育んだ絶品そばを堪能
1年前のと全然違いますね。
ねぇ。
おいしい!おいしい!
さらに…
さぁではお願いします。
来年の田舎暮らしに向けたプロジェクトが所さんの手によって動きだします
そしてついにこれまで名付けていなかったこの土地の名前が決定
所さん直筆の看板を作ります
ショっ…!
(笑い)
(山口)今回の『グッと!地球便』は兵庫県とベルギーを繋いでみたいと思います。
行ってみましょう!2015/12/13(日) 09:55〜10:25
読売テレビ1
所さんの目がテン![字]
田舎暮らし大収穫祭2▽所さんと実った野菜を採って食う▽学者の裏ワザ…ポリ袋で赤飯を炊く!?▽珍野菜マコモの絶品料理&田舎スイーツとは?▽全員大感激の田舎料理が続々
詳細情報
番組ホームページ
http://www.ntv.co.jp/megaten
番組内容
所さんが田舎暮らしの土地訪問!食べまくり収穫祭SP▽企画開始から1年、秋の実りに感謝して2週連続でスタジオを飛び出し“あの土地”から放送▽調理科学の学者直伝…田舎暮らしにピッタリの絶品レシピを紹介▽お米が大豊作!超簡単!ポリ袋で炊く赤飯ってどんな味?▽謎だらけの珍野菜「マコモ」を収穫!とれたてをいただきます!
出演者
【MC】
所ジョージ
【実験プレゼンター】
ユージ
酒井善史
後藤晴菜(日本テレビアナウンサー)
音楽
【エンディングテーマ】
「ベクトル」所ジョージ(avex trax)
おしらせ
※日本テレビ、2015年11月29日放送分です。
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 宇宙・科学・医学
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
ステレオ
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