カビラさん今日サキどるのは猫!かわいいでしょ?かわいいね。
でもねうちのトイプードルもかわいいし大体ジョンだし戌年だし誕生日わんわんわん。
でもそれはそれ。
今世間では猫が大ブームなんですって!かわいいわ。
カメラマンが狙うその先は…猫?今次々と誕生するスター猫たち。
(鳴き声)端正な顔だちで人気のあなごちゃん。
映画やテレビに引っ張りだこの女優猫。
萌え〜!そして和歌山県のローカル線にもスター猫が。
こちら…国内外から見物客が。
実は初代の駅長猫はお葬式に3,000人が集まったあの有名なたま。
就任すると乗客数が2割アップ。
その年県全体に11億円もの経済効果をもたらしました。
更に…出版業界では猫本の出版ラッシュが。
去年のベストセラーの第2位が猫本だったのご存じでした?猫ブームが生み出すこれらの経済効果に「ネコノミクス」の声が。
猫を飼う人も増加中。
今年ついにペット界の絶対王者だった犬を追い抜くかも!ニャ〜ンで今猫が来てるの?今日は史上空前の猫ブームをサキどります!さあ今日は猫がテーマという事で猫が大好きなお二人に来て頂きました。
ミュージシャンの坂本美雨さんそして俳優の内藤剛志さんです。
(一同)よろしく願いします。
そして女優猫のあなごちゃんも来てくれています。
あなごちゃんよろしく〜。
(内藤)1カメだよ。
ハハハハ…。
今一緒に暮らしてるのはサバ美です。
サバ美ちゃん。
かわいい。
サバ柄だからサバ美。
そういう事で?なるほど。
(坂本)これは吸ってるところ。
吸う?どういう事ですか?吸いませんか?吸いますよね?吸う。
吸うよ。
「吸う」って表現か分かんないけど。
顔埋めるってやつでしょ。
顔をうずめてす〜っと深呼吸するっていうコミュニケーションを猫吸いといっていて。
猫吸い?分かりました。
じゃあ我が家でもそういうふうに…。
猫吸い仲間。
これやっぱり嫌がられる事もなく…。
サバ美はもうね「吸って下さい」っていう感じでこうやって。
内藤さんは…。
もうずっと猫なんですけど今の子たちは8年目ですね。
こちらがそのお写真です。
(内藤)この子たちは8歳。
両方とも同じ年です。
これ何の上に…。
これ僕のコートの上に。
占拠されてるんですけどね。
これは事務所ですね。
あれ?2匹っておっしゃいませんでした?これはうちの事務所そこにいるやつらが5〜6匹いましてね。
俳優の事務所に何で猫ばっかり…。
(坂本)いいです。
事務所移籍しようかな。
猫吸いみんなでやりましょう。
都内にある動物プロダクション。
ここで今出演依頼が殺到しているのが猫!・はいZOOです。
2年前に比べその数は2倍。
これまで一番人気だった犬とすっかり肩を並べるほどに。
猫を使った撮影はこれこれ…あとこれ3日間ドラマですね。
あとこれ…。
すいませんお待たせしました。
これは?この日は雑誌の撮影。
登場したのはスター猫の…。
もしや…。
出てきたよ。
あなごちゃん。
(鳴き声)あなごちゃんの魅力は吸い込まれそうなこの瞳。
まさに正統派の…すごくキャラクター性を出されてる猫ちゃんとかもいらっしゃるので…。
猫ブームの理由の一つがそれぞれの猫が持つ魅力的なキャラクター。
キャラがたってなきゃ駄目なんだ。
例えばニュース番組の看板娘にゃーにゃは天真らんまんなおてんばさん。
CMで人気の春馬はおやじのようなふてぶてしさにハマる人が続出中。
猫へのオファーが殺到するきっかけはたくさんの猫動画。
これは…?再生回数4,600万回以上の人気動画ですが…。
あっ…。
動かない!すご〜い。
すごいな。
おっ!ハハハハ!ニャ〜。
そのかわいらしさが見直され作品が次々と作られるように。
更に次のスター猫に名乗りを上げているのが…。
お店の正面に陣取りお菓子に縫いぐるみ。
うん?レシピ本?ゲームの「ねこあつめ」っていう…えっ?スマホ?こういう…。
(ディレクター)猫ちゃんいますね確かに。
庭に集まってきた猫の姿を見て楽しむだけのこのアプリ。
去年の秋に登場し1,000万ダウンロードの大ヒット!魅力はいかにも猫がしそうなかわいいしぐさ。
癒やされますし実際そのペット事情で飼えないっていう方も多いと思うんでせめてバーチャルの中でもっていう。
アプリを作ったのは京都市のゲームソフト会社。
社員は14名。
下請けだったこの会社の自社開発での初のヒットアプリ。
開発リーダーの…猫を飼って10年となる高崎さんのこだわりが…。
そこですか?アプリではSNSとの連携にも力を入れています。
この画像をシェアする機能が猫自慢をしたい猫好きたちの気持ちをくすぐりヒットにつながったといいますが…。
こんな感じで。
(ディレクター)48件も来てますね。
うちの猫かわいいと思ってるんでやっぱりそれをちょっと見てもらいたいですよね。
ブームですねやっぱり。
ねえ。
だから動画をあげる事ができたりとかっていう事もそういう今の現代というのもありますよね。
昔はそういう事なかったから…猫好きでもそこまではっていうのもあったかもしれないけども今どんどん見せる事ができるからツールとかで。
瞬時に共有して皆さん同好の熱い思いを一緒にしていくって事ですよね。
そのインスタグラムとかツイッターによって猫ちゃんってそもそもおうちにいるじゃないですか。
ワンちゃん同士だとお散歩とかでの飼い主同士のコミュニケーションがあるけど猫ちゃんそれがなかったのがインスタとかツイッターでおうちの猫ちゃんが外に広まる事によってうちではこんな飼い方してるんだとかこんなにかわいがっていいんだとかコミュニケーションが生まれるようになってどんどん広がってったっていう。
だから私も…なるほど。
更に何で猫がブームなのかちょっと知りたいと思いませんか?知りたい!専門家の方に聞きました。
さあまず横浜国立大学教育人間科学部安藤教授の説。
日本の○○化が関係しているそうなんですね。
さあこの○○化何だと思います?少子化?おお〜。
坂本さん何だと思います?核家族化。
なるほど。
安藤教授こうおっしゃってます。
日本の高齢化。
昔はですね3世帯同居の家もあるなど一つの家にたくさんの人が住んでいた訳です。
たくさん人がいるから比較的にお散歩など世話がちょっと大変なワンちゃんも人がたくさんいますから飼いやすい訳なんですね。
さあしかし今高齢化が進みました。
そして核家族化も進みました。
独り暮らしのお年寄りの世帯も増えましたよね。
という事で比較的手間のかからない猫ちゃんの方が飼いやすいんではないかという事で猫を飼う人が増え始めていったという事で猫ブームにつながったという説です。
なるほど〜。
これは…散歩しなきゃいけませんもんね。
犬は絶対マストですからね。
さあもう一つ甲南大学文学部の栗田教授。
さあこれ何だと思いますか?
(内藤)猫吸い化?違うな。
猫吸い化?それいいですね。
どうですかね?正解はこちら。
SNSとかで目立ってる?
(内藤カビラ)モテる!?女子がモテる?そう。
一昔前猫好きの女子というと猫ばっかりお世話して家には引きこもりがちになって「もう猫がいればいいの」なんて婚期もどんどん遅れていくなんていうちょっとネガティブなイメージがあったんですがイメージ変わってます。
気まぐれな猫ちゃんと日々コミュニケーションをとるという事はこれ人づきあいにも生きてくる!本当?人間関係も円滑に進む!更に「あ〜猫かわいいな」パシャッ写真を撮る。
それを…はい。
SNSにアップ。
そうする事によってつながりも生まれる。
出会いもできる!そして話題も広がる!ちょっとちょっとちょっと!これは…。
という事でモテる。
という事で「あじゃ猫飼ってみよう」と猫ブームにつながるという…。
どうですか?説得力。
え本当ですか?え?猫がつないでくれたサバ美がつないでくれた縁で結婚する事ができたので…。
差し障りないぐらいで伺いたいんですけども…。
長くなりますけど大丈夫ですか?うそです。
猫好きの仲間と一緒に猫をテーマとした展覧会をしようって言ってそこに現れたのが彼だったんですよ。
サバ美がいなかったらきっとそういう猫仲間と何かしようっていうのも生まれなかったと思うしそうしなかったら出会えなかったので…。
そうなんです。
(内藤)是非!いやかわいいですよ。
猫本当かわいい。
見て下さいよこの子。
ね〜あなごさん。
映画の街として有名な尾道市でこの秋からある猫イベントが始まっています。
半日かけて尾道の猫を見て回る猫の旅。
この日のツアーには県の内外から猫好き10人が参加していました。
あすいません。
集中してしまって。
この猫ツアーを企画したのは広島県の観光課。
猫ブームに便乗し尾道市を新たに猫の街として売り出し中。
1,000万円かけたこんなサービスも。
課長猫ララちゃんの目線でネット上の尾道を歩き回る事ができる世界初の試みです。
これあくまで…一方地元でも猫好きたちによる活動が始まっています。
こんにちは〜。
(一同)こんにちは〜。
(鳴き声)重たいんでね。
猫の呼び名やよく出没する場所を調べ観光客用の猫マップを作ります。
この活動を呼びかけた…尾道の猫にほれ込み20年以上前に県外から移住してきた芸術家。
園山さんが名付けたこの路地も今ではすっかり有名に。
路地には園山さんの作品福を招く猫の置物福石猫が。
更にこんな取り組みも。
「餌を与え過ぎない。
寝ている猫を起こさない」。
観光客に昔からのルールを伝え猫と人との関係を守ろうとしているのです。
生活の一部というか一員なんですね。
でも野良猫ですよねまあ言えばね。
まあ地域猫?そういう言い方だよね今は。
みんなでこうケアするって意味でね。
まあもともとはと言えば猫も自由に生きてた訳であってペットって言い方じゃなくて共存してた訳ですからね。
ちゃんとルールを守っていればちゃんと町の中で生きていけるんじゃないですかね。
でも微妙なバランスというところもありますよね。
増え過ぎるとどうなるとか。
それに皆さんが猫好きって訳でもないでしょうから。
そういったところをちゃんとやっぱりケアしていかないとって事になりますよね。
そうですね。
(内藤)生理的に駄目だって人もいなくはないからそういう人たちをどうするかってのもありますよね。
まあなかなか微妙なバランスをとりながらでもまあ観光資源にもなってるっていう。
別の地域でもトライはできると思うんですよね。
みんなのコミュニケーションが大事だなと思いますね。
福岡市で新しい形の猫ビジネスが始まったと聞いてやって来た「サキどり」スタッフ。
雑居ビルの中にあるおしゃれなお部屋。
並んで働いている3人は皆起業したばかり。
ここはオフィスを分け合って使ういわゆるシェアオフィスなんですが…。
今年7月にオープンしたばかり。
入居の条件は猫の世話をちゃんとする事。
オフィスの猫チャコちゃんはだっこが大好きな甘えん坊。
ぽっちゃりちゃんですね。
いつもそう。
固定カメラで観察してみると…。
いいね〜自由。
あ〜自由にしてる。
危ない!乗ってくるんですよコンピューターって。
でもこんないい事も。
ちょっとクレームが来たりすると一旦チャコをなでなでして返すとかしてますけど。
何か優しい気分にはなるかもしれないです。
イライラしないかもしれないです。
更にチャコちゃんが仕事の縁結びをする事も。
猫が好きでこのおんなじオフィスビルの中の違う人も遊びに来てくれたりとか。
まあきっかけ猫なんですけどこういう事一緒にできないかとか仕事の話をもらったりとかやっぱあるんで。
まさに…。
こういう事ですよね。
利用者の一人江頭聖子さん。
実はこのシェアオフィスを始めた張本人。
念願かなったオフィスで猫を飼いたいと考えた江頭さん。
保護猫をもらってくる事を思いつきました。
保護猫とは保健所などで処分される前に保護団体が引き取った捨て猫。
今年間の捨て猫12万頭のうち10万頭が処分されています。
チャコちゃんも今年6月に助けられた保護猫でした。
猫の飼い主はオフィスに来る仕事仲間から探します。
既に2匹の保護猫が新たな飼い主にもらわれていきました。
江頭さんは猫も人も得をするこの仕組みを新しいソーシャルビジネスとして広げようとしています。
オーナー会社と一緒にビルを丸ごと猫が住みやすいようにリフォーム中。
猫が飼えるんだと。
あそこに行けばいろんなものがあるからあそこに入居しようかなというようなものになればいいかなとは思ってますね。
猫が救われて猫を飼える入居者の人も喜んでくれてお部屋が埋まるとオーナーさんもうれしい。
いいね。
これはいい試みだと思う。
三方よしっていうやつですね。
ですね。
保護猫っていうのがいいですね。
ちゃんとそこで見てもらって触れ合ってもらってどんな方かっていうのが分かってちゃんと出せるっていうのは。
いや〜もっと増えてほしいですよね。
本当そう。
だから飼ってきてから駄目だっていうんじゃ遅いから自分と猫との相性ってどれぐらいかなっていうのをこういうとこで確かめてみる事ができるかもしれないね。
シミュレーションしてみるっていうか。
飼ってらっしゃるサバ美ちゃんも保護猫だったと…。
もともと愛護団体さんの方から来て最初は虐待をされてたらしくて公園で。
だけど保護されてそれでも人間の事を嫌いにならずに私のおうちに最初に来た時もまずおなかを見せてくれて本当にこうおおらかというか人間を信じるその性格にほれてもう大尊敬してますサバ美の事を。
でもまあそういういろんな形を作ればいいですよね。
今のオフィスだったりとか。
とにかく殺処分を少しでも減らす方向にみんながいろんなアイデアを出すべきだというふうに僕思いますけどね。
マンションの取り組みはまさにそのね保護猫を救う事にもいいですし猫を飼いたいっていう方にとってもあそこのマンションだったら猫いいんだっていうのもね非常にウィンウィンですよね。
今ビジネスという観点で見てますけど例えば保護猫カフェ。
そうですよね。
それって保護猫を助ける事にもなりますしビジネス的な面でも…。
そうですね。
で自分は飼えないけれどもこのカフェに行けばいるとか飼えるところができたというような選択肢が広がるって事ですよね。
これはありですよね。
(内藤)そういう出会い方でもいいような気がしますね。
飼う事ができない人もたくさんいらっしゃると思いますからいろんな条件で。
でもそうやって触れ合う事は必要かなって思いますね。
でも行った先のオフィスに猫ね。
いや通っちゃいますよ。
ここは猫好きだからですけどね。
はあ〜ってやってる時にニャ〜って来て…。
それも電源がオフになった!あ〜!そこを怒らないって事ですね。
そうですよ。
しょうがないよねって。
ちょっと不得意な方もいらしたりそもそも猫アレルギーの…実際にアレルギーの方とかもいらっしゃるからね。
そこら辺は考えなきゃいけないですけれどもでもやっぱり何となく…あると思いますよやっぱり。
このまったりとした感じとあと自由な感じがいいなとふと思えるとちょっとこう…こっちも和めるみたいな。
俯瞰して物事を見る事ができるかもしれない。
猫のスピード感やっぱゆっくり動いてる事であったりとか僕すごいミニマムだと思うんです猫って。
例えばおいしいごはんをちょっと食べてそれで暖かいところさえあればもうOKでしょ猫って。
でトイレがきれいだったらもうOKじゃないですか。
そういう生き方非常にシンプルなものじゃない猫って。
それを感じる事によって何か俺もそれでもいいのかなと。
どうしても人間の社会というのは必ず結果を求めてあるいは効率を求めてるでしょ。
(坂本)もっと上へ上へってね。
この子これでいい訳ですから。
暖かいところとね。
そういうところ尊敬しますよね。
(内藤)そういう生き方の師匠でもあります猫は。
あなごちゃんどうだったかな?本当おとなしいよね。
あなごちゃん。
ここ来る?後で。
ちょっとだっこしてみます?じゃあ…。
うわ〜!よいしょ。
はいどうぞ。
うれしい!あなごさん。
こんにちは。
初めまして。
吸っても大丈夫ですか?後頭部にします。
後頭部もいい匂いがするんです。
はあ〜最高。
いや〜かわいい。
癒やされるでしょ?温かくてねだっこしてても気持ちいいんですよ。
しかしここまで…大体ビジネス的な見地から猫ちゃんブームになっているけれども保護猫の問題もあるしいろんなでもそこにチャンスがある。
人と人とをつないでるっていう事にもなってますしね。
という事でエンディングナンバーはCatStevensです。
「Morninghasbroken」。
2015/12/13(日) 08:25〜08:57
NHK総合1・神戸
サキどり↑「日本に福を招くにゃん!旋風!ネコノミクス?」[字]
猫のアプリや猫の写真集が次々と大人気に。その経済効果を表す“ネコノミクス”なる言葉も登場。「なぜ今、猫なのか」を探りながら、今どきのビジネス事情をお伝えします。
詳細情報
番組内容
今回は高まる猫人気にスポットを当てます。飼い猫の増加はもちろん猫をテーマにしたスマホアプリや猫の写真集が次々と大人気に。その経済効果を表す“ネコノミクス”なる言葉も登場するほど。なぜ今、猫なのか?取材から浮かび上がるのはネット社会の広がりです。このほか、猫への愛が生んだ新ソーシャル・ビジネスや、猫をテーマに町を活性化する試みなどが登場。人気者の猫たちの案内で、今どきのビジネス事情をお散歩します。
出演者
【ゲスト】坂本美雨,内藤剛志,【キャスター】ジョン・カビラ,片山千恵子
ジャンル :
情報/ワイドショー – その他
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バラエティ – その他
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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