趣味の園芸 やさいの時間「冬野菜の保存法」 2015.12.13


(3人)おはようございます。
さあ12月に入って寒くなってきましたね。
ほんとですよ。
朝夕はもうかなり寒くなってきたんで今日も…ねぇ!みんなそうですけどだいぶ厚手のものを着始めましたね。
いやいや着るものまでこだわってるユージさんいいですね今日は。
どうしたんですか急に先生。
それなりにこだわりもありますけどそんな事はいいんですよ。
今日は何を教えてくれるんですか?今回はですね私が…お〜!先生がね野菜でこだわってる事。
先生のこだわりのコントは数々見てきましたけど。
はじめまして藤田ばあちゃんでございます。
私根の張りが浅いので雨や風で倒れやすいんです。
だから支えが…支えが…必要なの…ののの…。
(笑い声)野菜というのはなかったかもしれないですね。
あ〜…。
そうでしたか…。
私がまずここでこだわりを持ってる一つの事はですね…野菜はですねタネをまいただけでは育ちません。
その人の愛情と共に育っていくんですよ。
ですから収穫したあとも大切にしてほしいんですよ。
ちなみに収穫したあとというと?家庭菜園はとれ過ぎて一回で食べきれない事もあるじゃないですか。
ですから今回は……をお教えしたいと思います。
分かりました。
しっかり学びたいと思います!秋冬野菜の収穫適期!でもとれ過ぎてしまい困った事はありませんか?という事で今回はとっておきの保存法をご紹介します!また番組後半は…今回はなんと…さあそれでは早速始めましょう!
(テーマ音楽)さて今回野菜の保存法ですが何から始めていきましょうか。
まずは収穫といきましょう!収穫です。
その後にこだわりの保存法を説明いたします。
こちらは9月にタネをまき栽培し始めた…僅か2か月でこんなに成長しました!おっ!あ大きくなりましたね。
なりましたね。
かなり大きい!これはね土のとこから上に上がってきてるでしょ?上がってきてます。
これがねまあ15cmですね15cmありますと収穫可能ですと。
なるほど。
じゃあ早速収穫していきましょうか。
いきますよ〜。
いきま〜す。
よいしょ!…でけぇ〜!わ〜すご〜い。
え!?ダイコンってこんなでかいんですか?でかくなるんですよ。
ではいきます。
せ〜の…。
よいしょ!…お〜!お〜でかい!重たい。
せ〜の!
(2人)よいしょ!お〜!大きい。
長いなそれ!長いですね。
これも長いけど。
うわっすっげぇ!見事!太いダイコンが5本も収穫できました。
いや〜これ4人家族だったら食べきれない量です。
大きいですしね〜これだけの量なかなか難しいかもしれないです。
そうですね。
これにのせてですね保存する場所までちょっと行きましょう。
のせればいいですか?のせていきましょう。
収穫したダイコンは藤田さん指定の保存場所まで移動させる事に。
よいしょ。
あ〜ありました。
ここですよここです。
どこにあるんですか先生?ここに穴を掘って埋めます。
(笑い声)土の中に入れるんですか?そうです。
そうなんですか?じゃあ土で育ったダイコンを土の中で保存する。
驚きですね。
まずはスコップで深さ50cm…ダイコンは鮮度を保つために…そのまま保存すると葉から水分が抜けてしまうのでしっかりと切り落とすのが大事なポイントです。
ダイコンは穴に…その上に土をかけます。
本数が多い場合は土を挟みながら数段に重ねても構いません。
最後は埋めた場所が分かるように支柱で囲みましょう。
この方法ならば来年の3月ごろまでダイコンをシャキシャキとした食感のまま保存できます。
続いては7月にタネから栽培を始めた…4か月で葉がこんなに大きく成長しています!収穫のポイントはですね地際のところが2cmぐらいになったら収穫できます。
2cmになったら収穫。
じゃ収穫したらこれも同じようにまた土に埋めればいいんですね?いや違いますよ。
2月までもたせます。
抜かない!?抜きません。
あっそうなんだ。
ゴボウは地中に深く埋まっており比較的寒さにも強いので…収穫する際はスコップで畝の片側を30cmほど掘り根が見えるくらいまで土を崩したあと引き抜きます。
あっちょっと待って無理だ。
いきます。
せ〜の!わ〜ちょっと待って。
アハハハッ!え〜!無理!結構かたいですよこれ。
いいですよ酒井さん。
もう一回リベンジします。
やる?お〜っとっと!いけました!あ〜長い!すごいこれ!立派!よく抜きましたね酒井さん。
立派ですよ酒井さんも。
ありがとうございます。
ご苦労さまです。
酒井さんの頑張りもあって長さ50cmほどのミニゴボウが6本も収穫できました!続いては7月にタネから育てた…こちらも直径が5cmほどに成長しました。
まさに収穫の適期!これ1本抜いてみて下さい。
あっ今手前にちょうど…。
あっ頭が出てる。
軽く抜けますよ。
あっほんとだ。
すっげ!
(拍手)お見事お見事!絵本に出てきそうなぐらい…。
形がきれいですね。
形がきれいで。
あっ!まっすぐ!すっごいまっすぐ!すてきなニンジンだこれ。
せ〜のよいしょ。
よいしょ!お〜。
お〜最高ですねこのニンジンはね。
いい!いいですね〜。
どうやって保存するんですかこれ?さっきのダイコンと同じように抜いて土の中で保存するという方法とそれからこのニンジンが今肩の辺りまで見えてましたね。
その肩のところまで土をたっぷり寄せて土で埋めてしまうというその2つの方法があります。
収穫せずに出てる頭の部分に…土寄せをするという事ですね。
土寄せをするという事そうするとですね…へえ〜!土寄せはクワを使いニンジンの肩の部分までたっぷりとかけます。
これで寒さからニンジンが守られ2月ごろまで保存ができます。
最後は9月に苗から栽培した…葉が重なり合い大きく丸く育っています!随分大きくなりましたけど鍋でいうと何人分できるんでしょうね。
10人前以上はできるんじゃないですか?それぐらいありますよね。
そうですねやっぱりね。
ですから収穫はですね1個にしましょう。
じゃあ他のハクサイはどうするんですか?保存するわけです。
必要なものはこれです。
あらっ!ひもですか?ひもです。
このひもでこの外側の葉っぱを集めましてキュッと縛るんです。
外側の葉を縛るだけで保存になるってどういう事ですか?外側の葉っぱが中の葉っぱを…何て言うんですかね隠しておりますからそれで…風などで葉が開かないよう外葉はひもで上までしっかりと縛ります。
プロの農家も行っているこの方法ならば…じゃあ先生この2つは保存でこれは収穫でいいですか?収穫です。
じゃあ収穫しましょう。
どうだろう?どうでしょう。
はいいきました〜。
すごいいい感じ。
完璧!よいしょよいしょ。
これでいい。
いいですね結構です。
いい感じです。
見事収穫成功です!わ〜すご〜い。
やった〜!重たいこれも。
ダイコンハクサイミニゴボウニンジンう〜ん!収穫大成功ですね!ニンジンとゴボウも収穫が楽しくてとり過ぎちゃいましたかね。
酒井さん今回は野菜を大切に保存するのがテーマですよ。
まあまあそう言わずにそう言わずに。
とり過ぎた野菜をですね加工して保存する方法をお伝えします。
では先生野菜を加工して保存する方法を教えて下さい。
分かりました。
例えばですねこれです!えっ干し野菜ですか?はい。
これはダイコンですよね?切り干しダイコンです。
煮物とかにしたらおいしいですよね。
えっこのオレンジのやつってもしかしてこれニンジン?そうですニンジンです。
先生もう一つはゴボウですか?そうですゴボウです。
え〜とねこのゴボウダイコンニンジンなんかを干し野菜にしますと…それでねこれ水に戻して使いますとね…では早速作っていきましょう!はい。
今回はダイコンゴボウニンジンを使い乾燥している今の季節に上手にできる干し野菜を作ります。
ダイコンは皮付きのまま15cmほどの長さに切り続いて縦に5mmほどの厚さに切り更に…ニンジンは皮をむいてダイコンと同じように…ミニゴボウは皮をむかずささがきにしこちらも…切った野菜は乾き方にむらが出ないよう…野菜はザルにのせるか干し物用のネットを使い乾燥させます。
1週間ほどで出来上がりますよ!なお…湿気で野菜にカビが生えるのを防げます。
あと一つですねこだわりの保存方法をですねお伝えしたいと思います。
こだわりの保存方法。
野菜を加工して保存する方法といえば漬物などもありますよね。
そのとおりです。
ダイコンのたくあん漬けとかですねハクサイ漬けなんていう漬け物もそれは保存方法としてすばらしいんですけれども今回はですね欧風…
(2人)お〜。
それを作っていきたいと思います。
ニンジンは皮をむき…続いてピクルス液。
酢と水を鍋に入れて沸騰させ砂糖と塩を入れ溶かします。
ニンジンは煮沸消毒した保存用の瓶に入れ香り付けにローリエと赤トウガラシを入れましょう。
野菜に味が染み込みやすくなります。
最後に蓋をしっかりと閉めれば完成です!これ先生どれぐらい漬けておけばいいですか?1週間も漬けておけば随分味がグーッとなじんできますね。
じゃあ1週間後には食べられると。
そうです。
楽しみですね。
ただ先生こちらダイコンとハクサイこれが残ってます。
そうですね。
どうしますかこれ。
これはですね北澤さんと小宮山さんに渡してカレーを作ってもらおうと思ってるんですよね。
え?ダイコンとハクサイで?彼だったらできるでしょう。
楽しみですね。
じゃあよろしくお願いします。
箱ですねこれは。
箱ですね初めてですねこれは。
段ボール。
ちょっと開けてみましょうか。
何が…あっ。
手紙が入ってますね。
手紙が。
(北澤)これは我々へのメッセージじゃないですかね。
ちょっと読んでみましょう。
「お元気ですかカレーのコーナーいつも楽しく拝見しています」。
「今年も菜園でダイコンとハクサイを収穫いたしました。
お願いがあります。
これを材料においしいカレーを作ってもらえませんか。
どうぞよろしく。
藤田智」。
これで…カレーを…これでカレーですか。
あんまり通常のいわゆるカレーでハクサイって…。
特にハクサイっていうのはほとんどないですけどこの季節も踏まえておいしいカレー鍋にしてみようかと。
今回は藤田先生のリクエストに応えダイコンとハクサイを使います。
材料は…
まずはハクサイ!
小宮山さんいわくこのように切るとダイコンはとても面白い食感に仕上がるそうです。
続いてだし汁作り。
水で薄めためんつゆ350ccにカレー粉を大さじ2杯入れ温めながら混ぜましょう
これでハクサイダイコン豚肉を鍋に入れていけばいいんですか?いやまだね入れないんです。
入れない?今回はちょっとまた趣向があるのでこのまま鍋に入れるんじゃなくてちょっと一手間加えますから。
重ねて使うのが小宮山流!
重ねたあとは食べやすい大きさに切り分けいよいよ具を鍋に入れるのですが…
これがこの鍋の一番ポイントですから。
(小宮山)断面が上にくるような形で。
こういう感じ。
ちょっと重なり合うような。
縦に食材を入れていくのが今回の鍋の最大の特徴です
もう重ね合わせたら何層にもなってるわけですよね。
これがミルフィーユ仕立てになっています。
言うね〜!ダイコンとハクサイと豚肉のミルフィーユ仕立て。
ミルフィーユね。
鍋いっぱいの冬野菜!栄養価も高く見た目も豪華な一品ですね
あとはこれにですね先ほど作ったつゆをちょっと少なめに入れます。
何で?あんまりタプタプにしちゃうと…。
より出てきちゃう。
(小宮山)より出てきて薄くなっちゃうんでまあつゆはカレーではありますけどもちょっと抑えめにしてこちらの野菜のおいしさをできるだけ引き出す形でやりましょう。
小宮山流のカレー鍋。
カレーのつゆがダイコンとハクサイにしっかりと染み込んだら完成です
ちょっといい匂いしてますけども。
してますね〜。
(小宮山)こちら…
(小宮山)完成です。
いただきます。
ん〜歯応えがしっかりありますねダイコンとハクサイの。
で甘い。
(小宮山)甘いんですよ。
これほんとにもちろんつゆの味もあるんですけどやっぱ野菜から水分と甘みがドカーッと出てくるんで。
出てくるジワーッと。
ジワーッと出てくるんですよ。
でちゃんとこのダイコンとハクサイの食感とか味の違いが分かるじゃないですか。
うまい。
すごい。
(小宮山)更に言うとここで例えばこれをこっちにですね巻いちゃう。
うん!おいしい?これまたうまいですよ。
あったまりますね。
今の季節には最高じゃないですか。
そうです。
残った汁で鍋ですからおじや。
御飯ここに入れちゃうんだ。
御飯ここに入れて卵とか割ってカレー風味のおじやもまたおいしいんですよ。
味付いてますからね。
味付いてますから。
皆さんも寒い冬にカレー鍋作ってみませんか?
北澤さんと小宮山さんのカレーおいしそうでしたね!おいしそうでしたよ。
ミルフィーユカレー鍋ですか。
いや〜すごかったですね。
野菜の味をですね最大限に引き出したという感じでしたね。
すばらしいと思います。
さあユージさん今回は野菜の保存方法を学んできましたけどいかがでしたか?やっぱ一番驚いたのはダイコンです。
ダイコンを土からこう抜いてまさか保存する時にまた土に戻すっていうのがびっくりしました。
あれが自然の保存庫になるんですもんね。
驚きました。
今日はですね全部自分の持ってるものを出し切りました。
ですからもう言い残す事はございません!出し切った。
はい。
このあとの「私のやさいの時間」を見て頂いてこだわりの野菜の栽培方法を皆さんやってらっしゃるんですね。
それを参考にして頂きたいと思ってます。
それでは今日もこだわりの野菜作りのコーナーでお別れです。
今回は…。
(3人)この方です。

今回は…
「私は夫と娘の3人家族。
4年前から野菜作りを楽しんでいます。
私たちの畑は家から歩いて3分の場所にある5坪ほどのスペース。
近所に住む南条さんから畑の一角を借り栽培を行っています。
オーガニック栽培に挑戦したいと思い市販の肥料は使わず雑草などを土にすき込み気長に育てていましたが最初は芽が出るのもやっとでうまく育ちませんでした。
しかし今年になり微生物などの働きがよくなったのかこれまで何も育たなかった畑にバジルやトマトアーティチョークなどが実り感激しました!ゆっくりじっくりと野菜を育てるオーガニック菜園。
それが『私のやさいの時間』です」
皆さんと一緒に僕もおいしい野菜作り頑張ります!次回も…。
(3人)お楽しみに!2015/12/13(日) 08:00〜08:25
NHKEテレ1大阪
趣味の園芸 やさいの時間「冬野菜の保存法」[字]

冬の時季に学びたい“野菜の保存法”。ハクサイ・キャベツ等の葉物、ダイコン・ニンジン・ゴボウ等根菜の菜園での保存法や、保存食の作り方を解説。後半は旬の野菜カレー。

詳細情報
番組内容
冬の時季恒例“野菜の保存法”。ハクサイ・キャベツなどの葉物、ダイコン・ニンジン・ゴボウなど根菜の菜園での保存法や、採れた野菜を使った保存食の作り方などを恵泉女学園大学教授の藤田智さんが解説する。後半はホフディランの小宮山雄飛さんによる「旬の野菜カレー」。学ぶのはサッカー元日本代表の北澤豪さん。
出演者
【ゲスト】ユージ,北澤豪,【講師】恵泉女学園大学教授…藤田智,小宮山雄飛,【司会】酒井千佳,【語り】宮島史年,山口繭,木村英里

ジャンル :
趣味/教育 – 園芸・ペット・手芸
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい

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