（田中要次）『遠くへ行きたい』！
田中要次です
今回は大井川鐵道に乗って絶景探しの旅
ハハハ…！そうでしたか…。
レトロな列車に揺られ昭和にタイムスリップ
えっ？
そしてハプニング！
うわ〜！お世話になります。
沿線には名物がたくさん！
抹茶たいやきもあるよ！
こういう状態で…。
有名な川根茶最高！
農園のご主人は猛獣使い？
トロッコ列車に乗り換えて紅葉に染まった大井川渓谷へ
そこは絶景の宝庫だ
田中要次が神秘の秘境へご案内します
ＪＲ金谷駅に到着
僕が目指す場所はこの先にあります
いや〜やっと着きました。
僕はかつてね守り鉄ですけども。
線路を守っていたので現役時代。
今回は「撮り鉄」になってみようかと思います。
すぐそばに大井川が流れる金谷はかつて東海道五十三次の宿場町
あのＳＬで有名な大井川鐵道の始発駅があるんです
（汽笛）
ほら来ました！憧れのＳＬ
鉄道の撮影に熱中するファンのことを「撮り鉄」と呼ぶんですが実は僕隠れ「撮り鉄」なんです
懐かしいＳＬを撮りまくりますよ
新金谷駅には鉄道ファンだけでなく全国から観光客が訪れます
なんと運転室にまで乗せてくれるんですよ
うわ〜熱っ熱い。
すごいね〜。
これが動力に変わるわけですよね蒸気で。
いや〜今考えてもすごいな。
これ昭和…。
１５年製ってことは７５歳ぐらい？そうですね。
うわ〜。
こんにちは。
お疲れさまです。
どっから来たの？千葉県から？わぁ〜そうなんだ。
初めて乗るの？機関車。
楽しみだねねっ。
フフっ。
「急行」って書いてある。
客車も当時のまま
うわ〜もう…。
すごいねタイムスリップしたみたい。
うわ〜。
（汽笛）
新金谷駅を出発し終点の千頭までおよそ１時間１０分の旅です
（車内アナウンス）皆さんもお気付きになりましたら手を振ってください。
うわ〜すごい煙だ。
何かでも懐かしい香りだね。
（汽笛）おぉ〜喜んでるねフフフ…。
（ハーモニカ）♪〜
大井川の流れを眺めながら観光客を楽しませてくれるのがＳＬ専用の車掌さん
しかも女性なんです
（ハーモニカ）♪〜へぇ〜。
いやいや…。
（大原さん）そんな言い方は初めてです…。
ぽっぽっぽ〜！ハハハ…！ぽっぽ〜ぽっぽ乗るの初めて？ご家族で？うん。
旅行ですか？いや違う…。
これを乗りにね。
味がある。
ガタンガタンするのがいい…。
ＳＬ急行は毎日２往復
土日祝日は３往復運行しています
（車内アナウンス）家山家山に到着です。
降り口右側です。
いっぱいいるじゃないですか。
えっこんなにいるの？これ自分でホントに行かなきゃいけない。
家山駅で降りてみることにしました
こちらの駅舎も超レトロ
昭和４年に建てられた木造建築は当時のまま
タイムスリップしますね
あ〜何かこういう椅子もいいですね。
昔のまんまじゃないですか？これ。
映画やテレビドラマにも使われています
近くにおいしいたいやきやさんがあるっていうんですが…
こんにちは。
駅前のお茶屋さんで看板娘を発見！
ちょど今喉が渇いて来た…。
ホントですか？ありがとうございます。
よかったら飲んでください。
いただきます。
あ〜うれしい。
入れたてなので。
・あら〜！・あっどうも。
ここお店の方多いですね。
ハハハ…。
外よりも多いですよ。
ハハハ…！たいやきやさんってこっちでいいんですか？はい。
こっちへ行けば？ありがとうございます。
３０メートル。
うわすごい年季の入った看板だね。
こんにちは。
あれ？
えっこれがたいやき？…なわけないか
これはおでん？おでんもやってらっしゃるんですか？ホントはおでん屋さんなんですか？ハハハ…何でいきなり？これをつまんでしまう？そうですそうです。
ここのおでんは鶏ガラスープをしょうゆで煮込むため黒っぽく見えるそうです
でも味はさっぱりしているとか
あっ大根の前にこんにゃくもいる。
これは熱そうだよ。
うわ〜。
かつお節と青のりのダシ粉をかけて食べるんですね
うん軟らかい。
ん？あっこんにちは。
（てふさん）お世話になります。
どうも。
ありがとうございます。
この店を始めた南原てふさん
５０年以上前からつゆを継ぎ足しこの味を守って来たんだそうです
（てふさん）継ぎ足しでやってますのでなかなか…。
待って待って俺はたいやきを食べに来たんだぞ。
今焼きますんで。
ハハハ…。
地元川根産の抹茶と煎茶を合わせて練った生地を鉄板に流し粒あんとこしあんをブレンドしたあんをたっぷり入れます
何十年も繰り返し使って来たため鉄板の型がすり減ってうろこのないたいやき
はいどうぞ。
うわ〜すごいですね。
耳がハハハ…。
これはみ出し過ぎじゃないですか？たいやきかじってカリカリって音が鳴るのがまた…。
（南原さん）いいでしょ？新鮮。
これは結構パクパク食べちゃいますねこれね。
（南原さん）いらっしゃい４枚？・４枚・地元の方じゃないんですか？ええ。
もうこのお店のこと知ってたんですか？いえ今駅の…。
看板見て？すごいですねぶらりと駅に降りてもここにたどり着く人がいらっしゃるという。
１個１５０円
家山駅で途中下車したらお薦めですよ
大きいね。
たいやきやさんで「ぜひ行ってみたら」と薦められたのは川根温泉
ここの露天風呂から鉄橋を走るＳＬが見えるんだそうです
じゃあ行きましょうか。
どうもこんにちは。
皆さんやっぱりＳＬを見に？毎週。
あっ毎週来てらっしゃるんですね。
そうですね。
来ました？
露天風呂からＳＬ見物なんて初めて！
（汽笛）あっ聞こえる聞こえる。
（汽笛）お〜。
うわカメラほしい。
うわ〜いいですね。
（汽笛）
（汽笛）
いや〜迫力ありますね！
ありがとう！分かるか？いや〜圧巻でしたね。
何だろう…。
何かねＳＬ初めて見たわけじゃないけど感動しますねここは。
穴場っぽい雰囲気ですね。
近くに絶好の撮影ポイントがあるよ！
…と聞いてやって来たのが
うわ〜ここもいい景色じゃないですか。
この塩郷の吊橋は大井川最長の吊橋なんだそうです
フフフ…。
ちょっとこれ怖え〜よ怖え〜よここ。
おいおいおいおい…。
ちょっと横に揺れだしたよ横に。
フフっ。
歩くだけでもスリル満点
このすぐ下をＳＬが走るんだそうです
大丈夫ですか？
（女性）大丈夫です。
あっ！あっ…。
えっ？フフフこんにちは。
こんにちは。
来た！来たか！
チャンスは一度だけ
失敗は許されません
いや〜。
うわ〜！プハっ！
とんだハプニング！
こんなの聞いてなかったよ！
プハっ！プッハハハ！はぁ〜あっという間だったね。
いいの撮れました？ヘヘヘ…！何か粒が飛んで来ました。
（男性）でしょ？いや〜ビックリしましたフフっ。
ハハハ…。
ハハハ…。
もうひと押しできたらよかったのにね。
ダメだね〜。
再びＳＬに乗って終点千頭を目指します
（汽笛）あっ！お〜い！
さっき入っていた川根温泉
列車から見るとこんな感じだったんだ
あんなふうに見えてたのね。
名物川根茶の茶畑
キレイだな〜
うわ〜たくさん乗ってたんだな〜。
終点千頭駅あっホントだこっちないわ。
「川根茶」？いただいていいですか？どうぞどうぞ。
本場？ほぉ〜。
あ〜おいしい。
最初渋いですけど風味がいいですね。
（男性）後からこう口の中で甘く感じますね。
にぎわってますね。
こんにちは〜。
あ〜こんにちは。
こんにちは〜。
これが千頭か。
千頭は江戸時代から林業やお茶の生産で栄えて来ました
大井川流域の高い湿度と山地ならではの寒暖差でおいしいお茶になるそうです
あ〜ここキレイ。
あ〜。
ちょっと中入ってもいいですか？
（田さん）どうぞ。
この通りじゃあ入って…。
はい。
初めてだお茶畑入るの。
（田さん）あっそうですか。
失礼します。
これ紅茶の品種でね。
これ紅茶なんですか？ええ。
あれ？酸化して赤くなってるんですか。
赤くなるんです。
発酵？ほうほう…。
えっこれいいんですか？一番上だけ。
この部分？あ〜そうなんですか。
あっ柔らかい。
（田さん）柔らかいでしょ。
食べれるんですねこれ。
（田さん）はい。
あっそうなんですかあれ息子さんですか？これはもう…。
お孫さんですか？
２４歳のお孫さんが跡継ぎ
それが楽しくて？手伝うのが。
（紘介さん）最初は嫌々だったんですけど。
ほらねでしょ！でも楽しくなったんだ？そうですね何か…。
ねぇはい。
お孫さんが継いでくれるって幸せですね
芽がキレイに出揃うよう先端を取り除き春を待ちます
おぉ〜。
デッカ！
田さんが飼っているのはなんとイノシシ！
頭はいいよすごく。
あっそうですか。
餌持って来てね鍋持って来いって言うとね…。
へぇ〜。
食っちゃいました。
ハハハ…。
ハハハ…。
ハハハ…。
摘み取った茶葉をもみ酸化発酵させると赤茶色に変わり甘い香りがして来ます
出来たばかりの紅茶を見せてくれました
うわ〜。
もんだ真っ赤なお茶です。
へぇ〜。
へぇ〜。
これをこうやって…。
ふるいにかけ大きさを揃えて出荷するんだそうです
日本でも紅茶ができるんだね
紅茶を入れるには９０度のお湯が適温
香りと甘みが引き立つそうですよ
色もキレイな琥珀色
あら何てまろやかなんでしょう。
ちょっとこれは感動ものですね。
もう１杯もらっていいですか？どうぞどうぞ。
おいしいわ〜。
川根産の紅茶
道の駅やネット販売で買うことができます
田さんに地元で人気の店があるよ！
…と薦められたのがここ
何だ？
ボリューム満点だそうです
「本日のランチアキオ丼」？「１度で２度おいしいはっくる・カレーうどん」。
何だろうっていうメニューがいっぱいあるね。
お薦めのメニューは何ですか？
（和子さん）うちは全部だけど。
ハハハ…全部って言われても全部食べるわけにはいかないんで。
今日はそうだね何にしようかね。
さっきカレーうどん出たから…。
えっウソ！これがカレーうどん？
えっご飯？
あのカレーうどん頼んだんだけど…
うわその上にかけちゃうの？
えっ？刻みキャベツものせて…
一体これ何？
ちょっと待ってくださいよ。
え〜！山盛りですね。
これで８５０円？
（和子さん）そうそう…。
黄身をこのお箸で崩して。
これを崩すのね。
それでサラダを…。
これもうグッチャグチャに。
（和子さん）そう。
うん！
（和子さん）そうですよね。
でもこのキャベツとうどんいいですね。
おいしいわ悔しいことに。
（和子さん）そう？はい。
グ〜っと。
（和子さん）ギュ〜っと。
出て来た。
（和子さん）出て来たでしょ？ご飯が。
ちょっとうどんじゃ物足りないとかいう人はいいよ。
う〜ん。
働き盛りの若者達にいっぱい食べてもらおうと考えた地元グルメでした
千頭駅から先へはトロッコ列車の井川線
大井川渓谷の絶景が見られるそうです
何かみんな巨人に見えるよ。
ハハハ…。
ハハハ…。
かわいいトロッコ列車いいね
ホントに自分が巨人になった気分だ…。
天井がギリギリで。
さぁどんな景色が待ってるんでしょうか？
この井川線はもともと山奥に発電所を建設するため資材運搬用に敷かれたんですって
現在は観光列車として活躍しています
進むにつれて紅葉に染まった絶景が迎えてくれます
お〜！
雄大だな〜
４０分ほどでアプトいちしろ駅に到着
ここからは急勾配を上るため珍しいアプト式機関車と連結します
アプト式機関車が使われているのは今は日本でここだけ
標高が高い所へ上る登山鉄道です
こんなのが残ってたんだね〜
急勾配を上り切ると深い山々に囲まれた長島ダムが見えて来ました
巨大なダム湖に架かる鉄橋を渡るとその先に井川線最大のクライマックスが待っているそうです
一体何？
絶景の湖上駅です
よいしょ〜！ほぉ〜。
どうです？このパノラマ
長島ダム湖に架かる鉄橋の真ん中にある無人駅なんです
線路のすぐ脇を歩いて観光することもできます
（カメラのシャッター音）
山の静けさ
ふるさと木曽谷の風景を思い出しました
僕は山を見ながら２０数年暮らしましたから何ていうんでしょう。
特に…。
大井川をさかのぼる５４キロの鉄道旅
思い出の写真をたくさん撮ることができました
絶景を探す旅いいよ！
2015/12/13(日) 07:00〜07:30
読売テレビ１
遠くへ行きたい 田中要次「絶景の大井川フォト散歩」静岡県島田〜奥大井[解][字]
俳優の田中要次が静岡県で大井川鉄道をめぐる旅をする。川根温泉でＳＬを眺めながら露天風呂に浸かる。トロッコ列車に乗り込み、湖上の駅から見る奥大井の絶景を堪能する。
詳細情報
出演者
【旅人】
田中要次
番組内容
俳優の田中要次が静岡県で大井川鉄道をめぐる旅をする。
ＳＬに乗り込み、家山駅では映画「鉄道員（ぽっぽや）」のロケにも使われたノスタルジックな駅舎を見学。
川根温泉でＳＬを眺めながら露天風呂に浸かり、スリル満点のＳＬ撮影ポイントに向かう。
千頭駅で下車して「べにふうき」という品種の紅茶の茶畑を見学。
トロッコ列車に乗り込み、接岨峡温泉駅で下車。湖上の駅から見る奥大井の絶景を堪能する。
番組ホームページ
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取材地
静岡県
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