今回も前回に引き続き、WiiUじっくり絵心教室の応用コースのミニレッスンをやっていきます。応用コースのミニレッスンは、今回を含めて残り7つ。
今回やったミニレッスンは、鉛筆画のネコの描き方を学んだメインレッスンに対応します。こちらが、メインレッスンの記事。
ポイントとしては、
などがありました。今回のミニレッスンでも基本は同じです。
さて、今回描いた作品はこちら。
制作過程の動画もあります。
この絵を描くステップ
ステップ1. スケッチをする
まず薄めた青色で下塗りをする。そして、絵のベースとして、濃い青色でシカの全体的な体と、地形をスケッチする。また、影の形も同じ色で塗る。
ステップ2. メインの色を塗る
メインの色を使って絵を塗るときは、空から始めるのがおすすめ。そうすると近景を塗るのがずっと簡単になる。ひとまず、シカは無視して色を塗る。筆遣いは緩やかなタッチを心がける。こういう感じ。
ステップ3. シカを塗る
シカを表現するために3つのトーンを使う。このステップもゆるい筆遣いで描く。細かい部分は、この後のステップで描く。
ステップ4. 近景を描く
近景の細かい部分を加える。視線をシカに誘導するために、明るい色はシカの近くに使うが、シカよりも目立たないようにする。
ステップ5. 仕上げをする
しっかりとしたベースが完成したので、最後のタッチを加える。視線を集めたい部分だけ塗っていく。暗い部分や明るい部分、もしくは線を強調するのもよい。
以上で今回のレッスンは終了です。
今回のレッスンで描いたシカは角が生えていますが、基本的にシカの中まで角があるのは、オスだけです。しかし、トナカイだけは、シカの仲間でオス、メスともに角があります。角の生える時期がオスとメスで異なっています。オスの角は秋に抜け落ち、春に生え始めますが、メスの角は秋に生え始め、夏に抜け落ちます。この理由としては、オス・メスで角を使う目的が異なることです。オスは、メスの争奪戦に勝利するに角を使いますが、一方メスは、雪の中での子供のためのエサ探しに角を使います。
ということは、クリスマスの時期にサンタクロースのそりを引いているのは、角の生えている時期を考えると、メスということになりますが、そりを引いているトナカイの角を見ると、かなり立派な角…。あれほど立派な角なのはオスのはず…。では、サンタのそりを引くトナカイはいったい何なのでしょうか。
一つの仮説としては、去勢されたトナカイがあげられます。去勢されたトナカイは12月のクリスマスシーズンに立派な角が唯一あり、実際北欧でもソリを引くのは去勢されたトナカイだそうです。クリスマスに使えるちょっとした雑学でした(笑)
さて、残るミニレッスンは、あと6つ。次回は、絵具で風景画を描きます。印象派のような池の反射の描き方を学びます。
じっくり絵心教室のまとめ
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