「フォースの覚醒」の宇宙人言語を作ったのは、「インチキ外国語」で有名なあの人
外国語のものまね動画をYouTubeで公開し一躍有名人となったフィンランド人のサラ・フォースバーグさん。アクセントやイントネーションの特徴を捉えるのがうまく、適当にしゃべっているだけなのになんとなく「それっぽく聞こえる外国語」を話す彼女は、その才能に目をつけられて、なんと「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」の宇宙人言語を作るよう依頼されることに。
例えばこちらはフォースバーグさんが20カ国語を話しているように聞こえる動画(このうち流ちょうに話せるのは3カ国語)。そんな彼女を有名にした「それっぽく聞こえる外国語」動画が、「フォースの覚醒」プロデューサーの目に留まり、宇宙人の言語を作るよう依頼されたそうです。これにはフォースバーグさんも「大作映画の製作には経験豊かな言語専門家が雇われると思ってたから驚いた」とNyt.fiとのインタビューで答えています。事実「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」のカンティーナのシーンでハン・ソロに撃ち殺される宇宙人グリードなどは、南米に実在するケチュア族の言語であるケチュア語が用いられていたりもするので、驚くのも無理ないかもしれませんね。
フォースバーグさんは数ページにわたる脚本を受け取り、それらを宇宙人言語に「翻訳」、それを録音したそうです。映画では、彼女の録音した言語をもとにして他の俳優がその言語をしゃべるそうで、どんな宇宙人がこれをしゃべることになるのかは本人も知らないとのこと。彼女が創作した言語がどんなものになっているのはNyt.fiの記事内の電話インタビューで(0:06~0:15あたり。他部分で宇宙語に聞こえるのはフィンランド語です)聴くことができるようになっています。
なおYouTubeで有名になってからのフォースバーグさんは、母国フィンランドを離れアメリカでレコードレーベルと契約、歌手活動をされたりもしています。今後のSF作品でも彼女の創作言語をいろいろ聴くことになるかもしれませんね。
video via YouTube
source: Nyt.fi
(abcxyz)