トップリーグ3連覇を狙う、王者パナソニック。
日本代表の主力を擁し、開幕から4連勝と、グループAの首位を走る。
対する3位の東芝。
日本代表のキャプテン、リーチを中心とした強力フォワードで立ち向かう。
得点数リーグトップのパナソニックか、強力フォワードを擁する東芝か。
屈指の好カード、まもなく始まります。
今シーズン最多の2万人を超えるファンが詰めかけた一戦。
その立ち上がり。
青のパナソニックは、日本代表の山田をけがで欠く中、そのバックス陣が得意のカウンター攻撃。
ウイングの北川が大きく突破。
チャンスを作る。
キックに反応したのは、ウイングの児玉。
先制トライを挙げる。
一方、赤の東芝。
4点差に迫り、26分。
フォワードがモールで押し込む。
東芝も持ち味を発揮し、トライを奪う。
前半は10対10の同点で折り返す。
後半、パナソニックは東芝のお株を奪うモール攻撃。
相手の強みの部分で勝てれば、精神的に優位に立てると判断した。
東芝の反則がなければ得点できたとして、認定トライ。
パナソニックが再びリードを奪う。
7点を追う東芝。
リーチを中心に、フォワードの連続攻撃でゴール前に迫る。
トライにはあと一歩届かない。
パナソニックが必死に耐えた。
7点差のまま、終了まで残り3分。
東芝はフォワード勝負を貫く。
5分以上に及ぶ攻撃の末にトライ。
2点差に迫る。
決まれば同点となるトライ後のキック。
試合は互いに譲らず、引き分けとなった。
こんばんは。
サタデースポーツです。
いやー、大興奮の試合でしたね。
あのお互いがきっ抗した中で、いいところを出し合って見応えありましたね。
歓声もものすごく上がっていましたけれども、この日、秩父宮に集まったお客さんの数が2万138人。
これ、トップリーグ歴代2位の動員数だったんですね。
スタジアムのバックスタンド一番上のほうまでね、お客さん入ってましたよね。
びっしり入ってましたよね。
その熱気、選手のプレーにも影響を与えていたんです。
試合後、リーチ選手に話を聞いてきました。
きょうの試合、とってもすばらしい試合だったと思うんですが、リーチ選手はどのように考えていますか?
すごいプレー、いっぱい見ましたよね、リーチ選手も。
実は、リーチ選手、前節はひざのけがの影響で、欠場していたんですね。
なのできょうは前半だけの出場を予定していたんですが、ファンの熱気に後押しされて、フル出場したと話してました。
途中でやめられないですよね。
ですよね。
ファンも楽しかったと思います。
一方、グループBの首位は、五郎丸選手を擁するヤマハ発動機です。
開幕5連勝に挑みました。
ヤマハはここまで4連勝。
グループBで最も得点を挙げています。
前半6分。
ヤマハは敵陣に攻め込みます。
しかし、パスを相手に読まれてしまいました。
NTTドコモにトライを奪われます。
ヤマハは五郎丸のペナルティーゴールで反撃開始。
ゴール前は、自慢のフォワードで押し込みます。
前半を3点リードされて折り返します。
後半は終始ヤマハのペース。
4つの連続トライで圧倒しました。
ヤマハは負けなしの5連勝。
決勝トーナメント進出を決めました。
サントリーは、ここまで2勝2敗。
勢いに乗りたいところです。
立ち上がり。
村田が抜け出しました。
サントリーが先制します。
直後のキック。
蹴るのは日本代表の小野。
小野は、きょう蹴った6本のキックはすべて成功させました。
28分には、その小野が大きく展開。
視野の広さを生かして、追加点につなげました。
さらに相手のミスに、日本代表の松島が反応。
サントリーは、攻撃陣が力を発揮して、快勝です。
クボタは今シーズン初勝利。
リコー、NEC、コカ・コーラはいずれも開幕5連敗です。
では、トップリーグの順位表を見てみましょう。
各グループの上位4チームが決勝トーナメントに進出します。
グループAはパナソニックが首位をキープ。
近鉄が2位に浮上です。
そして、グループBは、豊田自動織機対キヤノンが、あす行われるため、暫定の順位です。
ヤマハ発動機、トヨタ自動車、神戸製鋼が、決勝トーナメント進出を決めました。
スペインで開かれているフィギュアスケートのグランプリファイナル。
女子シングルで浅田真央選手が、前半のショートプログラムの演技に臨みました。
NHK杯はジャンプのミスが相次いだ浅田。
精いっぱいやると臨みました。
注目のトリプルアクセル。
代名詞のジャンプを成功させます。
続く3回転の連続ジャンプ。
回転不足となりました。
さらに後半、難易度の高い3回転ジャンプ。
タイミングが合いませんでした。
それでも深みを増した表現力では高い評価。
浅田は3位。
史上最多となる5回目の優勝に望みをつなぎました。
一方、初のファイナルに楽しみと、17歳の宮原知子。
冒頭、3回転の連続ジャンプ。
見事に決めました。
本場スペインで、フラメンコの曲に合わせた軽快なステップ。
手応えをつかんだ宮原は4位。
逆転を目指します。
フリーも楽しみです。
体操です。
種目別の国際大会が開幕し、世界選手権で活躍した19歳の2人が、リオデジャネイロオリンピックを見据えて、新たな演技に挑みました。
ゆかの世界チャンピオン、19歳の白井健三。
ゆかではことし、圧倒的な強さを見せてきました。
ことし取り入れたのは、リ・ジョンソン。
体を抱え込んで、2回宙返りしながら、3回ひねる、G難度の大技です。
そしてきょう、さらなるレベルアップのために、改良した技に挑みました。
最初の宙返り。
ラインオーバーでしたが、着地は成功。
体を伸ばす伸身のリ・ジョンソン。
今大会では、男子で最高のH難度と認められました。
これまでは体が曲がっていますが、きょうはより難しく、体が伸びています。
白井は新技を決めて優勝。
しかし、さらに高い目標を掲げていました。
もう一人の19歳、あん馬の萱和磨。
世界選手権の銅メダリストです。
まずは最高G難度のブスナリ。
抜群の安定感で、しっかり決めます。
新たな技も取り入れました。
それがウ・グォニアン。
下を向いて、旋回を2回しながら、取っ手を使わずに、端から端まで移動する、E難度の技です。
演技構成の難しさを表すDスコアは、自己最高の7.0。
世界の舞台へ、さらなる成長を目指します。
卓球のワールドツアーのポイント上位で争うグランドファイナル。
大会2連覇を狙う平野美宇選手と伊藤美誠選手のペアが準決勝に挑みました。
平野と伊藤のペアは去年、この大会を14歳で制しています。
世界ランキング5位のペアと対戦しました。
第1ゲーム。
平野・伊藤ペアは、7連続ポイントなどで、積極的に攻め、このゲームを取ります。
しかし、このあと、ミスが重なり、連続してゲームを奪われ、逆転されます。
それでも第4ゲーム。
伊藤の強烈なスマッシュで、流れをつかみます。
ラリーでも、相手を上回りました。
平野・伊藤ペアは、3ゲームを連続で奪い返し、逆転勝ち。
2大会連続で決勝進出です。
すばらしい。
続いてはこの人。
香川真司選手のインタビューです。
ワールドカップでの惨敗から1年半。
日本代表として本来の力を発揮できない日々が続いてきました。
今シーズンに入り、ドイツ1部リーグでは輝きを取り戻し始めた香川選手。
長い不振の理由、そして苦境の中で見つめ直したものとは。
ドイツ1部リーグ・ドルトムントで戦う香川真司選手。
今シーズンは、ここまで4ゴール5アシスト、リーグ2位のチームをけん引しています。
香川選手の歩みを大きく狂わせた、去年夏のワールドカップ。
自分のゴールで世界を驚かせると挑みながら、無得点。
勝利なしで大会を終えました。
その後も日本代表では、半年以上ゴールから遠ざかります。
ニアサイド、香川!
ワールドカップでの惨敗を引きずっていたといいます。
香川選手の黄金時代。
21歳でヨーロッパに渡ると、たぐいまれなテクニックでゴールを量産しました。
しかし、あまりにも速いスピードで成長を遂げる中、見落としていたものがありました。
苦境に打ち勝つ、確かな力を身につけるために。
香川選手は、試合に向けた準備を、一から見直していきました。
チーム練習のあとには、外国選手に当たり負けしないための体幹トレーニングを毎日1時間。
自宅に戻ると、新たに契約した個人トレーナーと、体の入念なケアを行います。
酸素カプセルを使っての疲労回復も取り入れました。
取り組みの成果は、少しずつ結果に表れていきます。
キレを増したゴール前での動き。
屈強な相手に競り勝つヘディングでのゴールも、初めて記録しました。
そして先週、上位対決に臨んだ香川選手。
先発を外れましたが、入念なアップを続けて出番に備えます。
後半10分から途中出場。
しかし、1点リードで迎えたアディショナルタイムに、相手にペナルティーキックを与えてしまいます。
残り時間は僅か。
そのとき、香川選手は。
すぐにボールを奪い、プレーへと向かいます。
その2分後。
香川選手が決勝点。
チームを勝利に導きました。
来年から始まるワールドカップアジア最終予選。
日本代表の10番としても、巻き返す決意です。
本人が話すように、昔は勢いだけでも、あれだけできちゃってたわけですよね。
逆に言ったら、こうやって準備するようになったら、どれだけのプレー、これから見せてくれるのかって。
そうですよね。
代表での香川選手のゴールがあれば、チームもより勢いに乗りますしね、ぜひ。
必ず必要な選手ですからね。
期待したいですよね。
続いては、トゥデーズスポーツ。
さらなる世界への高みへ、あの選手が大ジャンプ!
スキージャンプのワールドカップ第2戦。
日本のエース、高梨沙羅は、開幕2連勝を狙います。
1回目。
全体トップとなる95メートル。
大差をつけ、首位に立ちます。
2回目。
思うように距離を伸ばせず、90メートル。
2位となり、昨シーズンからの連勝が5で止まりました。
なでしこリーグ9位のスペランツァ。
1部残留を懸けての入れ替え戦です。
資金不足で一時、存続も危ぶまれた今シーズン。
ゴールキーパー、大野は苦しいときを支えてくれた人のためにと、好セーブで得点を許しません。
このまま終われば残留。
しかし、終了直前に攻め込まれます。
引き分けで1部残留を決めたスペランツァ。
資金も一定のメドが立ち、チーム名などは変えずに、存続の見通しです。
ドイツ1部リーグ・マインツの武藤は15試合連続で先発出場。
前半、相手を引きつけ、味方のシュートを演出するも、得点にはつながりません。
後半12分。
今度は相手をかわしてシュート。
しかし、ゴールキーパーに阻まれました。
武藤は後半36分に途中交代。
試合は引き分けで終わりました。
来年のリオデジャネイロオリンピックのメイン会場では、初めてとなるテスト大会が始まりました。
テニスの大会ですが、座席や照明の一部が工事中で、一般の観客を入れられず、100人余りの関係者が入っただけでした。
入場時の対応や誘導、警備などのリハーサルもできず、本番に向けたテストとしては、十分とはいえない大会となっています。
一方、パラリンピックの聖火リレーで使うトーチも発表されました。
デザインは、オリンピックとほぼ同じですが、持ち手の部分に、パラリンピックの価値観として、勇気、平等など、4つのキーワードが点字で記されています。
リオデジャネイロパラリンピックの聖火リレーは、来年9月1日にスタートします。
バレーボールプレミアリーグ男子は、首位の豊田合成が快勝。
女子は久光製薬が勝ち、首位を守りました。
バスケットボール男子のNBLは、リンク栃木が勝って、首位を守りました。
男子プロバスケットボールのbjリーグ、京都が延長戦を制して、ウエスタン・カンファレンスの首位を守りました。
バスケットボール女子のWリーグ。
首位のJXエネオスは、延長の末敗れ、今シーズン2敗目を喫しました。
あすのサンデースポーツです。
サッカーのクラブワールドカップ。
サンフレッチェ広島がベスト4を懸けて戦います。
来年のオリンピックで、アテネ大会以来の金メダルを狙う、体操の男子団体。
森末慎二さんをゲストに、体操ニッポンの強さに迫ります。
そして、特集はソフトバンクの柳田選手とヤクルトの山田選手の豪華トリプルスリー対談。
偉業を成し遂げた若きスラッガーが本音で語り合いました。
必見です。
2015/12/12(土) 23:10〜23:40
NHK総合1・神戸
サタデースポーツ[字]
パナソニック×東芝!ラグビー・トップリーグに注目▽香川真司単独インタ!苦境と向き合い前へ▽なでしこ入れ替え戦▽ボクシング井上尚弥を支えた一曲
詳細情報
番組内容
▽代表戦士が激突 東芝×パナソニック! ▽復活へ!香川の決意 ▽井上尚弥を支えた歌 【キャスター】杉浦友紀,一橋忠之
出演者
【キャスター】杉浦友紀,一橋忠之
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