消費税の軽減税率。
自民、公明両党は焦点となっていた対象品目について、合意しました。
その品目とは。
地球に無事帰還した、宇宙飛行士の油井亀美也さん。
地上で息子の活躍を見守った父親は。
ハグしたいような気持ちなんだけど、たぶん、私にはちょっとできないなぁと思って。
こんばんは。
ニュース7です。
消費税の軽減税率を巡る与党協議が、ついに決着です。
焦点となっていた対象品目を、生鮮食品と加工食品にするのか、それとも外食まで含めるのか。
自民、公明両党の幹事長が合意したのは、外食を除いた生鮮食品と加工食品を対象品目とすることでした。
一方で必要と見込まれる1兆円の財源を巡っては、来年度末まで時間をかけて検討することになりました。
7日連続で行われた、軽減税率を巡る自民党の谷垣幹事長と、公明党の井上幹事長らの協議。
再来年4月の軽減税率の導入時の対象品目は、酒類および外食を除いた、生鮮食品と加工食品とし、税率は8%のまま据え置くことで合意しました。
また、事業者の納税額を正確に把握するため、税率や税額を記載する請求書、インボイスを、軽減税率の適用から4年後となる平成33年度から導入することでも合意しました。
一方、新聞や書籍への軽減税率の適用について、谷垣氏は、今後、自民、公明両党の税制調査会で議論して詰めてもらうと述べました。
可能なかぎり幅広く、酒類、外食を除く飲食料品とすることが望ましくて、これを29年4月に混乱なく、導入できるよう、政府・与党一体となって、万全の準備を進めていく。
現段階では、最もよい案を、合意することができたのではないかと。
財源等は、今後、与党できちんと責任を持って、財政再生計画を堅持をして、手当をしていくということについてもですね、与党としてもきちんと責任を持たなくてはならない、こう思っております。
焦点となってきた軽減税率の対象品目。
自民党は当初、再来年4月の導入時には、軽減税率の対象品目を、生鮮食品に絞るよう主張しました。
これに対し、公明党は導入時から、加工食品も加えるよう求め、議論は平行線が続きました。
その後、自民党は外食まで広げた酒類を除く飲食料品とすることを提案。
そして議論の結果、きょう、軽減税率の導入時には、酒類および外食を除いた生鮮食品と加工食品とすることで合意しました。
そして、必要と見込まれる財源は、1兆円です。
自民、公明両党は消費税率の引き上げによる増収分のうち、所得が低い人たちの負担軽減策として盛り込まれている、およそ4000億円を充てることにしています。
しかし、それでも6000億円足りません。
両党は、財源については、財政健全化目標を堅持し、安定的な恒久財源の確保に責任を持って対応するとして、来年度末まで時間をかけて検討するとしています。
今回の合意に対し、懸念の声も上がっています。
小売り店など、事業者にとっての懸念材料の一つが、経理の事務負担が増えることです。
消費税は私たちが買い物をしたときなどに支払いますが、実際に税務署に納めるのは事業者です。
軽減税率が導入されて、税率が複数になると、事業者は、仕入れた商品一つ一つについて、税率ごとに区分して、納税額を計算しなくてはなりません。
また、取り引きや決済を行うシステムや、店頭のレジが複数の税率に対応できるよう改修するコスト、さらに、こうした準備が再来年4月に間に合うのかという点も、懸念材料となります。
軽減税率を巡る議論に、民主党の岡田代表は。
国のリーダーであれば、国の将来の財政とか、社会保障制度の持続可能性というものを、当然考えなければいけない、極めて問題だというふうに思います。
許せない気分ですね。
もう諦めましたと、はっきり言わなければいけないと思います。
そうでないというなら、どこをどう削るのかと、しっかり国民に説明すべきだと。
では、政治部の徳丸記者に聞きます。
協議が長引いてきましたが、ここまでもつれたのは、どうしてなんでしょうか。
対象品目の線引きと、財源の見合いの中で、最後まで残ったのは、外食を加えるかどうかの調整でした。
もともと、谷垣さんは、対象品目の拡大に慎重でしたが、3日前の安倍総理大臣、菅官房長官との会談をきっかけに、拡大にかじを切りました。
そしてきのう、公明党の当初の主張に沿って、外食を含めることを提案したんです。
その場合、財源がさらに3000億円必要になるわけですが、今度は財務大臣の麻生さんの理解は得られませんでした。
一方、総理大臣官邸からは、外食を加えると、高級レストランも対象になるので、所得の低い人の負担を和らげるという、軽減税率の本来の趣旨に合わないという指摘もありました。
きょうの決着は、財政当局の主張、それに公明党への配慮を重視した、総理大臣官邸の意向を踏まえた結果となりました。
そして具体的な財源については、先送りとなったわけですけれども、どうするんでしょうか?
安定的な財源を確保する必要があるという認識では、両党は一致していますが、確保の見通しは立っていません。
現時点でメドが立っているのは、消費税率の引き上げによる、増収分のうちの4000億円分だけで、残り6000億円の財源を捻出する必要があります。
また自民党内からは、財政健全化の取り組みを損ないかねないといった懸念も出ています。
このため1年の時間的な猶予を作ったとしても、結論を出すのは容易ではなく、野党側などからの追及も受けることになりそうです。
次です。
こちらは先月21日に行われた、日本とインドの首脳会談。
そして、先月30日。
国際会議の場などで、頻繁に会談してきた両首脳。
きょう、インドの首都ニューデリーでの会談で、日本政府が進めるインフラ輸出で前進がありました。
インド西部の高速鉄道計画に、日本の新幹線技術を導入することで合意するとともに、日本の原子力関連技術の輸出が可能となる原子力協定の締結で原則合意しました。
日本時間のきょう午後、会談を行った、安倍総理大臣とインドのモディ首相。
両首脳は、経済や安全保障分野での関係強化を盛り込んだ、共同声明に署名しました。
共同声明の内容です。
まず、インドの高速鉄道計画に、日本の新幹線技術を導入することで合意しました。
モディ政権は、インド最大の商業都市ムンバイと、工業都市、アーメダバードを結ぶおよそ500キロの区間から高速鉄道を整備する計画です。
総事業費は日本円でおよそ1兆8000億円と見積もっています。
そして日本の原子力関連技術の輸出が可能となる、原子力協定の締結でも、原則合意しました。
電力の供給が追いつかず、停電が頻発するインド。
電力需要は、2030年までに今の3倍に拡大すると見込まれています。
一方、インドは、世界で3番目の温室効果ガスの排出国です。
排出量の抑制と、電力の確保を両立させるため、原子力エネルギーの利用を重視しています。
過去に核実験を行ったインド。
NPT・核拡散防止条約には加盟していません。
日本にとって、こうした国との協定締結に道筋がついたのは、初めてです。
さらに安全保障分野では、南シナ海などで中国が海洋進出を強めていることを念頭に、防衛装備品の技術協力や共同開発を促進するため、情報の保護や第三国への移転を規制することなどを定めた協定の締結で合意しました。
ニューデリーには、政治部の権藤記者がいます。
権藤さん、何度も重ねてきたモディ首相との首脳会談。
きょうは大きな前進となりましたね。
安倍総理大臣がトップセールスを行うことで、巨大市場を抱えるインドに対し、中国や欧米各国に先んじて、日本のインフラ技術を売り込みたいというねらいがありました。
このため、政府関係者は、5回目となる今回の会談で、新幹線と原子力の2つの分野で合意したことは、大きな成果だと評価しています。
特に新幹線は、先にインドネシアの高速鉄道の受注で、中国に競り負けたという苦い経験があるうえ、日本の高い技術力のアピールにつながるという意味でも、明るい材料だと政府は受け止めています。
そして、原子力については、技術の転用に歯止めをかけることが焦点となっていましたね。
インドがNPTに加盟していないことなどから、日本国内には核兵器に転用されるのではないかといった懸念があり、安倍総理大臣も、唯一の戦争被爆国としての立場を踏まえて、交渉に当たってきたと述べていました。
政府は、インドが核実験を実施した場合、協力を停止する方針を、安倍総理大臣が直接、モディ首相に伝えたことなどで、実質的な担保を得たとしています。
今後、具体的にチェックする仕組みを構築するとともに、国内で経過などを丁寧に説明し、懸念を払拭できるかが課題となります。
次です。
地球温暖化の影響と見られる、深刻な自然災害が広がる中、その対策が歴史的な転換点を迎えようとしています。
温暖化対策の新たな枠組みの合意を目指す国連の会議COP21。
議長国フランスがまとめた最終合意案がまもなく示され、合意されれば、先進国だけでなく、発展途上国も含むすべての国が、温室効果ガスの削減に取り組む、初めての枠組みが出来ることになります。
まもなく閣僚級の会合が開かれる、パリ近郊の会場から中継です。
こちらでは、フランスのファビウス外相が、まもなく閣僚級の会合を開いて、最終的な合意案を提示します。
合意案は、法律上のチェックも済ませた文書を配るとしていまして、このまま合意にこぎ着けたいという強い意思を感じます。
ファビウス外相は、各国が合意案を読み込む時間を与え、日本時間の今夜中に、改めて会合を開いて合意を得たい考えです。
それではこれまでの会議の内容を、改めて整理していきましょう。
最終合意案には、3つの柱があります。
まず1つ目です。
気温の上昇を抑制する長期目標です。
気温の上昇を産業革命前に比べまして、1.5度未満に抑えるように努力するとしています。
そして2つ目がこちら。
温室効果ガスの削減目標です。
途上国も含め、すべての国が5年ごとに、温室効果ガスの削減目標を提出し、対策を進めることが義務づけられました。
この2つに関しては、各国から大きな異論は出なかったということです。
最大の争点となっていたのが、途上国への資金支援です。
どういうことかといいますと、現在は、年間1000億ドル水準の資金支援となっています。
これについて先進国は、長期にわたって具体的な数字を義務づけられるのは、避けたいと考えていたんです。
一方の途上国は、先進国からの資金の拠出を、上積みするとともに、その金額も確実なものにしたいという強い思いがありました。
最終合意案は、双方の意向を反映した表現で、最終調整が進められていることが、NHKの取材で分かりました。
交渉関係者によりますと、最終的な合意案には、1000億ドルからの上積みを義務づけるという表現は、新たな枠組みには盛り込まないことで最終調整を進めているということです。
その上で、枠組みとは別に、資金支援で2020年から2025年にかけて、1000億ドルの拠出を拡大するよう目指し、2025年には、拠出の状況を見直す決定を行うとしています。
では、ここで再び、交渉会場の中村記者に聞きます。
中村さん、途上国への資金支援で妥協が図られたことで、合意に大きく近づいたと考えていいんでしょうか?
そう言っていいと思います。
お互いに譲れない1000億ドルを巡り、新たな枠組みの合意とは、別の形の決定としたことで、最後の局面で妥協が図られました。
資金支援は会議の当初から、先進国と途上国の間で、対立が続いてきた問題で、この点で事態が打開したことで、ほかの問題でも、進展があった可能性があります。
合意されれば温暖化対策の国際的な枠組みとしては、先進国だけに温室効果ガスの排出削減を義務づけた京都議定書以来、18年ぶりとなります。
途上国も含むすべての国が、協調して削減に取り組む、初めての枠組みが出来るのか、交渉は重大な局面を迎えています。
宇宙での任務を終え、無事、地球に帰還した宇宙飛行士の油井亀美也さん。
油井さんは、父親が人生の目標と話していました。
その父親のすけ司さんも、任務を終えた息子をたたえました。
油井さんを乗せた宇宙船が、地球に帰還しました。
日本時間の昨夜、無事、地球に帰還した油井さん。
父親のすけ司さんです。
着陸の2時間後、油井さん本人から電話がかかってきたといいます。
父親のすけ司さんについて、油井さんは、国際宇宙ステーションに向かう直前、次のように話していました。
油井さんは、8月には日本の宇宙輸送船こうのとり5号機をロボットアームでキャッチ。
そのほかにも、さまざまな任務をこなしました。
JAXAによりますと、油井さんの健康状態は良好だということです。
日本への帰国は、来年2月ごろになる予定です。
次は岩手県のJR山田線で起きた脱線事故についてです。
盛岡市と釜石市を結ぶJR山田線は、東日本大震災の津波で、大きな被害を受けました。
海沿いの区間は、震災以降、不通になり、現在、復旧工事が進められています。
今回、脱線事故が起きたのは、内陸側の区間で、脱線事故の原因調査が進められています。
脱線現場には、国の運輸安全委員会の事故調査官が到着し、事故原因の調査を進めました。
JRの担当者から、事故の状況を詳しく聞いたあと、土砂が流出した斜面を撮影していました。
暗闇の中、傾いた列車。
事故が起きたのは、昨夜7時半ごろ。
上りの普通列車が線路脇の斜面から崩れた土砂に乗り上げて脱線しました。
乗客の男女10人が軽いけがをしました。
事故が起きた場所はトンネルを抜けた所でした。
列車は画面の下に向かって走って、赤い丸の所で脱線したのです。
列車の運転士は、線路上に土砂や倒木があるのに気付いて急ブレーキをかけたが、乗り上げてしまったと話しているということです。
脱線事故は避けられなかったのでしょうか。
警察によりますと、土砂は幅40メートル、高さ23メートルにわたって崩れていました。
およそ2時間前に別の列車が現場を通過したときには、現場に異常はなかったということです。
列車は大きく傾いた状態で停止し、8つある車輪のうち、少なくとも合わせて6つの車輪が脱線しているということです。
また、現場の斜面の周辺は、岩がむき出しになっている所も多く、落石を防ぐ防護ネットが張られていますが、JRによりますと、今月5日にも同じ場所で落石があったということです。
そして土砂崩れの引き金になったと考えられるのが、きのうの雨です。
現場近くでは午後1時40分までの3時間に、12月としては観測史上最も多い、26.5ミリの雨量を観測していました。
警察は、雨や岩の風化の影響で、斜面が崩れたと見て調べています。
JR山田線は、この事故の影響で、一部区間で運転できなくなっていて、復旧の見通しは立っていないということです。
ではニュースを続けます。
昨夜、アフガニスタンの首都カブールにある、外国人が多く利用する宿泊施設の前で、武装グループが爆弾を積んだ車を爆発させ、施設に立てこもりました。
治安当局は、立てこもっていた3人を殺害して制圧したと発表。
外国人など47人が救出されましたが、スペイン人の警察官1人を含む、合わせて6人が死亡したということです。
事件のあと、反政府武装勢力タリバンが声明を出し、外国人を狙って襲撃したことを認めました。
体操の白井健三選手。
ゆかの世界チャンピオンが新しい技に挑みました。
体操種目別の国際大会。
19歳の白井は、来年のオリンピックをにらみ、同じ演技では勝てないと、これまでの技に改良を加えました。
これまでの技は、リ・ジョンソン。
体を抱え込んで、2回宙返りしながら、3回ひねる、G難度の大技です。
きょう、最初の演技で新しい技に挑みます。
ラインは越えたものの、着地は成功。
体を伸ばす、伸身のリ・ジョンソンです。
今大会では、男子で最高のH難度と認められました。
これまでは体が曲がっていますが、きょうはより難しく、体が伸びています。
白井は優勝。
新技の完成へ、強い意欲を見せました。
こんばんは。
気象情報です。
あすは雨の降る所がありそうです。
低気圧に近い、関東や東海地方では、雨の降る所があるでしょう。
また湿った空気の入り込みやすい日本海側でも、にわか雨がありそうです。
詳しく見ていきます。
今夜は東海地方で雨の所があって、あすの朝になりますと、関東地方でも降りだすでしょう。
沿岸や伊豆諸島では、本降りになる時間もある見込みです。
また、九州北部から北陸、東北の南部でも、ところどころで雨がぱらつくでしょう。
激しく降る所はなさそうですが、雨具を持ってお出かけください。
では、あすの天気です。
2015/12/12(土) 19:00〜19:30
NHK総合1・神戸
NHKニュース7[二][字]
▼「新幹線」輸出合意は 日本・インド首脳会談
詳細情報
出演者
【キャスター】守本奈実,【サブキャスター】中山庸介,【気象キャスター】菊池真以
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ニュース/報道 – 定時・総合
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