新・牡丹と薔薇 #10【止まらない薔薇の恋!!】 2015.12.11


(世奈子)あら。
参りましたわ。
(ハナエ)あら!まあ。
お奇麗な。
(世奈子)わが家の娘。
ぼたんですの。
(世奈子)ぼたん。
お父さまについでさしあげて。
(徹馬)おっ。
おおっ。
どうも。
(ハナエ)すいませんね。
ありがとう。
(徹馬)はい。
はい…。
とっとっと。
(ハナエ)ホントにおいしゅうございますわ。
(徹馬)今晩は酔いつぶれそうだな。
(徹馬)ぼたんさんに介抱してもらうべか?
(ハナエ)お父さんったらもう…。
(徹馬)黙ってろお前は。
(美輪子)ただいま。
(平野)おかえりなさい。
(美輪子)ぼたん。
帰ってる?
(平野)お帰りになってますよ。
(美輪子)そう。
(眞澄)美輪子。
今何時だと思ってるの?
(美輪子)あら。
メールしたじゃない。
レッスンの後他のみんなと食事に行くって。
見なかったの?
(眞澄)そういうときはねメールじゃなくてちゃんと電話をなさい。
(美輪子)はーい。
(美輪子)ただいま。
(ぼたん)美輪ちゃん。
あなたこんな時間まで何をしてたの?
(美輪子)お姉ちゃまは?あちらのご両親と会ったんでしょ?
(ぼたん)私の方はどうだっていいの。
あなたの帰りがあんまり遅いからお母さん。
ピアノの先生のところに電話をするっていうのよ。
慌てちゃったじゃないの。
(美輪子)メールも見もしないで心配してるんだもの。
しょうがないわね。
本当に。
(ぼたん)ずっと彼と一緒にいたの?
(美輪子)そうよ。
ローズカフェにずっと?まさか。
今日はすてきな一日だったな。
多摩留って面白いのよ。
もちろんキスもしたわよ。
キス?またキスを?キスなんて一度したら何度でもしちゃうもんじゃない?でも今日のキスは最高だった。
(多摩留)《んーっ!》《やったー!》
(多摩留)《よっしゃー!》《大丈夫?》
(多摩留)《好きだよ》《私も》
(多摩留)《美輪ちゃん》《多摩留》あなたって人は。
危険な方へ危険な方へと。
キスばかりしてる女子高生がどこにいるかしら?落ち着いて聞いてよ。
ぼたん。
それからね彼の家へ行ったのよ。
糀谷中央商店街ってところにある天ぷら屋さんへ。
天ぷら屋さん?
(多摩留)《今付き合ってる彼女の美輪ちゃんだよ》《美輪子です。
よろしくお願いします》
(多摩留)《おい!》
(伊佐子)《おやまあ。
これはこれは》《こんな小汚いところによくまあ。
いいんですかね?》《こんなところに座っていただくのも何だけど》
(多摩留)《座って座って》
(伊佐子)《どうぞどうぞ》《ここしか空いてないんですよ》
(峰靖)《いらっしゃい》
(多摩留)《母ちゃん芋天出して》
(伊佐子)《えっ!?芋の天ぷら?》
(伊佐子)《そんなもん差し上げちゃ。
あんたね》
(多摩留)《いいんだよ。
芋天食いてえっつってんだからどっさり出してよ》
(伊佐子)《ホントに?》《いいのかね?芋の天ぷらで》
(多摩留)《きったねえ店だろ。
でも揚げ物は結構うまいんだぜ》
(多摩留)《あっ。
弟なんだ》《まあそう?》
(多摩留)《こら。
杉彦。
触るな》《杉彦ちゃん?優しい名前ね。
いいわよ。
触っても》
(杉彦)《奇麗。
奇麗。
すべすべ》《杉彦ちゃんの手もすべすべして温かいわよ》
(伊佐子)《お父さんがね他の揚げ物も出してあげた方がいいんじゃないかって。
はいどうぞ》《こっちが芋でこっちがカボチャ》《レンコン。
ゴボウ。
それからかき揚げにメンチカツ》《じゃこ天。
コロッケが2種類とソーセージ揚げ》《まあずいぶん色々と》《お口に合うかどうかね》《何から頂いていいか迷っちゃう》《まずは芋天からだろ》
(杉彦)《食べて。
芋天食べて》
(伊佐子)《どうしちゃったんだろうね》《杉彦は。
人見知りする子なのにすっかり懐いちゃってるよ》
(峰靖)《ホントだよな》《いただきます》
(多摩留)《どう?》
(杉彦)《どう?》《うわー。
おいしい。
おいしい!》
(杉彦)《おいしい!おいしい!》《すごく香ばしくてほくほくして》《私初めてよ。
こんな味》
(多摩留)《他のも食べてみなよ》
(杉彦)《食べて。
お姉ちゃん。
食べて》
(伊佐子)《まあこの子ははしゃいじゃって》《どうかしてるよ》知的障がいのお子さんがいるの?それがねカワイイの。
子供みたいに澄んだ奇麗な目をしていてホントに抱き締めてやりたくなっちゃった。
それから2階へ上がってみんなで一緒にトランプして遊んだの。
(多摩留)《はい》
(峰靖)《ほらほらほらほら。
杉彦の番だぞ》
(杉彦)《えっと。
えっと》
(多摩留)《どうする?》
(杉彦)《これ》
(多摩留)《早速きたな。
杉彦》
(峰靖)《お父さんはパスだ》
(多摩留)《またかよ!》《誰かハートの10持ってねえのか?》
(伊佐子)《はい。
ココアお待ち遠》
(杉彦)《ココアココア》
(多摩留)《きたきた》
(伊佐子)《いいね杉彦。
みんなに遊んでもらって》《あら。
ジョーカー出さなくてもあるじゃない。
ほら》
(多摩留)《えっ?》
(杉彦)《これ!》
(多摩留)《何だ?持ってんのかよ?杉彦》
(杉彦・伊佐子)《ココアココア。
杉彦ココア。
ココア…》本当に平和でのどかで…。
ああいう普通の家庭の温かさうちの家にはないわね。
私感激しちゃった。
そう。
それはそれで結構だけど。
あんまり深入りしない方がいいんじゃない?また会いたくなっちゃうな。
やっぱり。
好きなの?彼を愛してるの?分からないけど会いたいの。
よしなさい!これ以上は駄目よ。

(峰靖)まだ寝ないのか?
(多摩留)ああ。
アメリカの姉ちゃんにメールするんだ。
こんなに奇麗なガールフレンドができたって。
びっくりするかもな。
何て鳥なの?
(多摩留)メジロだ。
すぐあったかくなっからね。
ふーん。
メジロ。
この鳥がメジロ?ここは野鳥の宝庫だけどこの時季にはメジロがよく飛んでくるんだよ。
籠の口を開けておいたら勝手に中へ入ってきたんだ。
運が悪いわねあんた。
よく食べやがんだよこいつ。
餌をやっても2日と持たない。
リンゴも好きでよくつっつく。
カワイイ。
結構気が紛れるんだよな。
こいつのおかげで。
雌かしら?雄かしら?雄だよ。
雌を呼んでるんだよ。
さみしいのかしら?俺もさみしかったよ。
メジロと一緒に美輪子美輪子って泣いてたんだよ。
メジロ。
放してあげようよ。
えっ?何で?だって多摩留。
美輪子美輪子って泣いてたんならメジロの気持ち分かるでしょ?メジロだってガールフレンドと会いたいのよ。
えっ?ちょっと。
待って。
えっ!?ちょっと待って!美輪ちゃん。
ちょっと待って!えっ!?待って待って待って!ちょっと待って!待って待って!あっ!?あっ!?わっ!あーあ。
ガールフレンドの元へまっしぐらね。
多摩留。
美輪子。
まさか。
美輪ちゃんあなた…。
ごめんなさい。
本当にそんなことをしたの?ええ。
そうなの。
今日は家を出るときから何となく予感があって。
予感ですって!?多摩留の愛を痛いように感じてたからきっと何かあると思って。
それから?それからどうしたの?言いなさいよ。
どうしたのよ?《多摩留。
こんなところによく来るの?》
(多摩留)《前にさ年上の女に誘われて一度》《でもそのときは何も分からなかった》《人を好きになると悲しくなるってことも知らずにさ》《じゃあ悲しいの?多摩留は》《そりゃ悲しいよ》《恋するって青春。
青春ってぴかぴか輝いてうれしいもんだと思ったけど違ってた》《やるせなくってさ心が気だるくて美輪ちゃんとしたい。
したいってそればかりで》《やめてよ。
私初めてなのよ》《分かってるよ。
優しくするよ》《いいだろ?なっ?いいだろ?》《どうして悲しいのかしら?私は多摩留と一緒にいるといつも浮き浮きしてうれしいのに》《男と女は違うんだよ》《したいしたいって思うと悲しくなるんだ》《どうしてかしら?そこが分からない》《分からせてやっから。
男が悲しいわけを》《美輪ちゃん。
分からしてやる!》《多摩留》そんな。
まさかそんな。
あんまりよあなた。
何てことを。
でも…。
でも美輪ちゃん。
ぎりぎりのところでは身を守ったんでしょ?最後の一線は守り通したんでしょ?そんなことできるわけないわ。
えっ!?私だってしたかったんだもの。
抱いてもらいたかったんだもの。
《ああー。
多摩留》
(多摩留)《美輪子》《多摩留…》やめなさい。
やめなさい!あんまりじゃないの。
美輪ちゃん。
あなたどうして?どうしてそこまで!?どうしましょう?ああ。
どうしましょう?私だってちょっと怖かったのよ。
えっ?でも受け入れてみると彼の動きに私の体の方が自然に反応するの。
だんだんうっとりしてうれしくなって。
そのうちとろけるように気持ちがよくなって。
やめて。
やめて!全身に金色の波が押し寄せてくるの。
次から次へと押し寄せてそのうち頭の方まできて頭のしんがぼーっとしびれてきて。
やめなさい!あなたって人は女子高生のくせによくもそんなあばずれ女みたいなことを言うわね。
ぼたん。
あなた嫉妬してるんじゃない?嫉妬ですって?自分が綱輝さんとうまくいってないものだから私がうらやましいんでしょ?ぼたんは私より年上なのに本当の恋を知らないのよ。
それで私に嫉妬してるんだわ。
あなたはね年相応の恋愛をすればいいって言ってるの。
何もその年で行き着くところまでいかなくても。
10代の恋っていうものはもっとほのかなものでしょ?もっと爽やかなものでしょ?どうしてそこまで一足飛びにいってしまうのよ?だって好きになっちゃったんだもの。
しかたがないわ。
多摩留って本当にすてきよ。
彼に抱かれて天にまで駆けのぼるような気持ちになって。
私やっと納得した感じなの。
男は欲情すると悲しくなるのね。
女は男とのセックスを知って初めて悲しみが分かるんだわ。
彼を思うと本当に悲しくて涙が出てきちゃう。
ねえ?お姉ちゃま。
私たちの愛を守ってね。
お母さんにもパパにも絶対言わないでね。
美輪ちゃん。
いただきます!いただきます。
(眞澄)どうしたの?さっきから2人で部屋に閉じこもりっきりで。
仲のいいのは結構だけど。
ケンカしてたのよ私たち。
ねっ?
(眞澄)あらあら。
お姉ちゃまは綱輝さんともっと積極的に愛し合うべきだって私が忠告したの。
そしたらうるさいって叱られて。
よしなさい。
(眞澄)本当に男と女ってなるようにしかならないものだからいくら周囲でやきもきしたってね。
(平野)何かお飲み物お持ちしましょうか?ああ。
パパが帰ってこないのにワインでもないわね。
いらないでしょ?ええ。
あちらのママには悪いけど私はこのままのあなたたちに囲まれて暮らしてるのは一番気持ちがいいの。
すみません。
私が至らなくて。
いいじゃないのぼたん。
何も先方のご両親に会ったからって結婚を決める必要はないのよ。
本当に私…。
泣くことはないわ。
何もあなたの責任じゃないんだし。
いいえ。
私の責任です。
これは私の責任なんです。
ぼたん?ごめんなさい。
もう。
パパが悪いのよ。
何かというとあちらのママの言いなりになって。
ホントに最近は家族で夕食を一緒にしたことがないんだから。
どうかしてるわ。

(ドアの開く音)
(崑一の寝息)
(世奈子)いまさら嫌だなんて。
そんなことはどう理屈をつけたって通らないわよ。
(世奈子)先様の親御さんだってああして大乗り気で結納まで頂いたんだから。
あなた最近綱輝さんがデートに誘っても何のかんのって会おうとしないそうじゃないの。
それが一番よくないわ。
真っすぐ一生懸命あなたのことを愛してくれてる人に失礼千万よ。
どうしてそんな非常識なまねができるのよ?ちゃんと会いなさいよ。
今夜にでも会って。
もう。
謝りなさい。
やめてよ!何よ?あなた。
それどころじゃないのよ私は。
恐ろしいのよ。
もうこんなこと恐ろしくて…。
何なの?恐ろしいって何が?考えると夜も眠れない。
どうして私ばかりが。
もう私苦しくて…。
ママ。
どうしたのよ?うん?あなたまあ。
ろくに化粧もしないで。
髪もばさばさじゃないの。
いったい何があったのよ?ママに話して。
一人で胸に抱え込んでちゃ駄目よ。
相談して。
ねっ?ぼたん?ねえ?ぼたん。
美輪ちゃんのことが…。
美輪ちゃんが?あの子がどうかしたの?カオルコさんが亡くなってから急に解放されたように浮き浮きして。
私の知らないところであちらのママとはしょっちゅう連絡を取り合ってるようだし。
どうもすっきりしないのよ。
(萌子)もしかしてこれ?確証がないから何とも言えないけど。
(萌子)そうね。
崑一さんもまだまだ精力満々だし。
モテそうだし。
男としちゃ50代初めといっちゃ最後にもう一花っていうところなんじゃないの?こういうときは落ち着いて。
あんまりかりかりしちゃ駄目よ。
でもねあちらのママが絡んでいそうで。
それがねすごく嫌なの。

(ドアの開く音)
(平野)マダム・ヨナのママから奥さまにお電話でございます。
えっ?
(平野)こちらの方にお回ししてありますからどうぞお出になって。
はい。
もしもし。
まあしばらくでございます。
いつもお気遣いいただいて。
ええ。
続けてはいるんですけれど私の方は一向に上達しなくって。
えっ?お話ってどういう?すぐに?そんなに急ぐ用事なんでしょうか?まあ出られなくはないんですけれど。
えっ?そうまでおっしゃるんだったら参ります。
ええ。
すぐに参りますので。
では後ほど。
何だって?一刻を争う火急の用ですって。
小日向家の名誉に関わる事件だなんて大げさなことばっかり。
何かというとあの女高飛車に人を呼びつけたがるんだから。
(萌子)落ち着いて。
しっかりね。
ええ。
この際だから言いたいことはきちんと言います。
あら。
お母さん。
お出掛けなの?遅くなるかもしれないからおばあちゃまと夕飯を食べてなさい。
どこへ行ったの?お母さん。
スペインレストランのママのところだって。
ふーん。
何だかテンション上げちゃって。
どうしちゃったのかしら?・平野!車はまだなの?・
(平野)申し訳ありません。
2015/12/11(金) 13:25〜13:55
関西テレビ1
新・牡丹と薔薇 #10[字][デ]【止まらない薔薇の恋!!】

ぼたん(黛英里佳)と美輪子(逢沢りな)の誕生祝い。ぼたんに熱を上げる綱輝(片岡信和)との縁談を進めようと、気の進まぬぼたんをよそに、世奈子(田中美奈子)は…。

詳細情報
番組内容
 綱輝(片岡信和)の両親に会い、疲労困憊のぼたん(黛英里佳)だが、それでも同じ時間に多摩留(戸塚純貴)とデートしていた美輪子(逢沢りな)から、今日はどんなことがあったのかしつこく聞き出す。
 多摩留にあれこれ無理を言い、そのすべてを叶えさせた美輪子は上機嫌で、さらに多摩留の両親が営む天ぷら屋にまで足を運んだと打ち明ける。多摩留が勧めるイモの天ぷらを味わったり、彼の家族とトランプしたり…。
番組内容2
これまで知らなかった素朴な暮らしに触れ、美輪子の心は弾むばかりだった。
 楽しそうな美輪子に、もうこれ以上何も言えないぼたんだが、多摩留にのめり込む妹がさらに暴走はしないか、と心配を募らせる。案の定、ぼたんの恐れることがついに起きてしまう。
出演者
小日向ぼたん:黛英里佳 
小日向美輪子:逢沢りな 
牧原世奈子:田中美奈子 
小日向崑一:岡田浩暉 
浅黄萌子:山口いづみ 
瀬尾綱輝:片岡信和 
 ・ 
小日向眞澄:伊藤かずえ ほか
スタッフ
【企画】
横田誠(東海テレビ) 
【原作・脚本】
中島丈博 
【演出】
西本淳一 
【音楽】
中川幸太郎 
【主題歌】
サラ・オレイン「涙のアリア」(ユニバーサルミュージック) 
【プロデュース】
西本淳一(東海テレビ) 
大久保直実(ビデオフォーカス) 
坪ノ内俊也(ビデオフォーカス) 
【制作著作】
ビデオフォーカス 
【制作】
東海テレビ
ご案内
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ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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