(亀助)近頃おふゆちゃんよう手紙くれるなぁ。
離れてるうちにわての事恋しなったんやろか…。
う〜ん!フフフ。
ん?そやけど…よう見たらこの男らしいはね方…。
これよう見たら雁助さんの字ぃやんか!ひょっとしてこれ全部雁助さんが!?・
(爆発音)何や?
(宮部)こら!こらこらこら…。
いやいかんいかんいかん…!
(カズ)ああた!ああた〜!ああた〜!ああた〜!
(子どもたちの泣き叫ぶ声)
(サトシ)こらどげした?
(伊作)それが…親分が穴の中におったと!
(カズ)ああた〜!・「朝の空を見上げて」・「今日という一日が」・「笑顔でいられるように」・「そっとお願いした」・「時には雨も降って」・「涙も溢れるけど」・「思い通りにならない日は」・「明日頑張ろう」・「ずっと見てる夢は」・「私がもう一人いて」・「やりたいこと好きなように」・「自由にできる夢」・「人生は紙飛行機」・「願い乗せて飛んで行くよ」・「風の中を力の限り」・「さあ心のままに」
(新次郎)う〜ん。
こないしてるとまるで普通の夫婦みたいだすなぁ。
(あさ)へ?いや…。
髷ないとほんま寝やすいなぁ思て。
ヘヘッ。
おはようさん。
おはようございます。
旦那様。
うち…。
ん?いつかでよろしさかい加野屋の銀行作りたいんだす。
やっぱり普通やあれへんがな。
へ?そないな事知ってますけど。
へ?知ってはったんだすか?そらあさがおはつさんにバンクや銀行や言うてた時からいつの日かそないな事言いだすやろなて思てました。
はれま。
旦那様にはお見通しだすなぁ。
けどな榮三郎も雁助も乗り気やないてゆうてましたやろ。
へぇ。
お二人の言い分も分かります。
そやけど志のある人にお金貸してその人がそのお金で日本のための新しい仕事興すてこれほど今の時代に合うてる事業はほかにあれへんて思うんだす。
それにもし銀行作って成功できたら今の炭坑頼みの加野屋かてもっと豊かで幅のあるものになります。
新しい商いを…。
ん?ややこ抱いてする話やあれへん。
ほんまやな。
堪忍やで千代。
まあなあさにそない言うたかて止まれへんやろけどな。
当主は榮三郎だす。
あいつの言う事もちゃ〜んと取り入れていかなあきまへん。
へぇ分かっております。
もっと炭坑の方で資金ためてそれからじっくり相談してみよ思てます。
・えらい事やがな!何や騒々しおますな。
何だすやろ?こない朝早から。
(うめ)おあさ様!えらい事だす!うめ。
どないしたんだす?炭坑で九州の加野炭坑で落盤事故起きたて!何やて!?炭坑が事故てほんまだすか?
(弥七)へぇ。
今九州から早馬飛ばしてきた使いやいうお人が…。
(福太郎)姉御!福太郎さん!俺…俺亀助さんに頼まれて姉御に早知らせないかん思ち…。
福太郎さんよう来てくれはりました。
それで山はどないなってるんだすか?
(泣き声)福太郎さん落ち着いて。
ゆっくり話しとくなはれ。
何も分からんとたい。
夜中にドカンちゅう音がしてそしたら坑道からモクモクと煙が上がっとってその中に親分がおったっちゅうて…!
(泣き声)
(雁助)えらい事になってしもた…。
何してますのや?九州に行ってまいります。
こないな事言うてすんまへん。
そやけどどないしても行かなあきまへんのや。
そやけど千代は?連れていきます。
うちにとっては鉱山も炭坑夫も千代とおんなじように大事なんだす。
アホ!こないな赤ちゃんに長旅さしてどないしますのや。
すんまへん。
そうだすな。
そやけどどないしたら…。
千代の事はわてに任しとき。
え?わてかて千代の親やで。
こっちにはわてもみんなもいてるさかい何も心配あれへん。
炭坑にはあさがいてなあかん。
行っといで。
おおきに。
おあさ様!うちも行きます。
うめはええさかいここにいてて。
2人とも千代の事よろしゅうな。
(ふゆ)へぇ。
馬を用意しとくなはれ!馬だすか?人の命に関わる事だす。
ちょっとでも早行かな。
へぇ。
そんなら俺も。
福太郎さんはしばらく休んでから帰ってきとくなはれ。
何日も寝んと走ったら落馬してしまいますよって。
まさか一人で行かはる気ぃだすか?夜通し走って山賊にでも襲われたらどないしはるおつもりだす?それは…。
(友厚)ごめんください。
五代様!朝早からお邪魔します。
福岡にいてる店の者から加野炭坑の山上空に煙が立ち上ってるゆうて報告が来たんです。
まさか事故でも起こったんやないか思て。
へぇ落盤事故だす。
今から向かうとこで。
そうですか。
私も行きましょう。
へ?私も山によう関わってる者です。
何かお役に立てるかも分かりません。
そやけどそないなご迷惑おかけしたら…。
お願い申します!旦那様!女一人では心配や思てたとこだすわ。
助かります。
どうぞ妻をよろしゅうお願い致します。
分かりました。
では行きましょう。
はい。
表道に馬車用意できました。
おおきに。
(榮三郎)お兄ちゃんよろしいのか?炭坑王呼ばれるお方とお姉さん二人っきりにして自分は子守なんかして…。
フッ。
何言うてますのや。
親が自分のややこの世話して何が悪いんだす?それになぁ炭坑も千代とおんなじように大事やて言い切れるあさのそないなとこにわて惚れてますのや。
はぁ…。
わてには理解できまへんわ。
(正吉)何やもう早々に行ってしまいましたんかいな?へぇ。
お母ちゃんに挨拶でけへんかったってえらい気にしてましたわ。
ああよのは朝が遅いさかいに私からよう言うとく。
心配ない。
心配なんはそれより炭坑の事や。
へぇ…。
ん?何かありましたんか?いや…。
お父ちゃん覚えたはらしまへんか?昔わてが小ちゃい頃えらい優しい番頭さんいてましたやろ。
ああ…。
あのお人が今頃どこでどないしてはんのか知ったはらしまへんか?あの奥さんや一人息子の松造も…。
なんて事や…!
(宮部)奥さん!申し訳ありません。
留守中にこげな事故起こしてしもて…。
宮部さんこらどないなってるんだす?火が残っとるんが穴の奥の奥の方やけなかなか消されんとです。
怪我人は!?皆さんご無事なんだすか?事故が起こった時どこの組の者もおらんかったけ怪我人おりましぇん。
やけど…治郎作親分が見つからんとです!亀助さん!若奥さん!
(女子衆)奥さん!よう来てくれはりました。
皆さん…。
カズさん…。
しかたありましぇん。
あん人は山の男ですたい。
いつそげん事になってんおかしゅうないちそげな覚悟で生きとりましたけん。
そやけど…なしね…。
なしあの人が…!
(泣き声)あんた。
これからどげするつもりなんか?山はしばらく閉山たい。
石も掘られんし俺ら働くとこものうなってしもた。
加野屋はどげするつもりか?どうせ俺だち見捨てて山から手ぇ引くつもりやろ!そんな…。
(サトシ)そうに決まっちょる!大体加野屋がようけ掘った者に報奨与えるなんち決まり作ったけんみんな欲張って競い合うように掘るようになったったい!そのせいでこげん事になったんと違うんか!どげして責任取るとか!
(亀助)何言うてますねん!若奥さんはみんなのためにて…。
サトシさん!それは違うとたい。
うちん人もあんたんちみんなも最初から山で働く事がどういう事かは承知しとったはずですと!それにたい…奥さんが山に来なって活気が出たっち一番喜んどったのはあん人やったとやけん!いいや。
うちは加野屋の責任やて思てます。
申し訳ございまへなんだ!うちが自分の都合で長い事留守にしてしもたさかい細かいとこに目が届かへんかったんだす。
(カズ)ばってんそれはややこのためで。
うちはこの山営む者だす。
どないな事も言い訳にはならしまへん。
この事故の責任は加野屋が全部…。
(友厚)いや…。
これはただの落盤事故やない。
坑口でこんなもん見つけました。
これは火薬です。
(ざわめき)火薬て?それやったら…!ひょっとしたらこれはただの事故やのうて誰かが作為的に計画した事なんかも分かりませんな。
・
(伊作)お〜い!おったぞ!・
(紀作)おい誰か!誰か手ぇ貸してくれ〜!2015/12/11(金) 12:45〜13:00
NHK総合1・神戸
連続テレビ小説 あさが来た(65)「九転び十起き」[解][字][デ][再]
九州の炭坑で、大きな爆発事故が発生。現場は大パニックになる。一方、あさ(波瑠)は、大阪で育児と銀行づくりの勉強をしていた。急きょ、あさが炭坑に行ってみると…。
詳細情報
番組内容
九州の炭坑で、大きな爆発事故が起こる。慌てる亀助(三宅弘城)。治郎作(山崎銀之丞)が坑道に入っていたらしく、妻のカズ(富田靖子)は取り乱している。炭坑は大パニックに…。一方、大阪のあさ(波瑠)は、銀行づくりの準備を行っていた。そこへ、炭坑で事故が起こったという知らせが入る。あさは、周囲の反対を押し切り、すぐに炭坑にむけ出発する。あさが九州の炭坑に着いてみると…。
出演者
【出演】波瑠,玉木宏,ディーン・フジオカ,三宅弘城,山内圭哉,友近,桐山照史,清原果耶,竹下健人,北原雅樹,平田理,中山義紘,富田靖子,長塚圭史,梶原善,近藤正臣,【語り】杉浦圭子
原作・脚本
【作】大森美香
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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日本語(解説)
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