「北海道新幹線開業100日前市民フォーラム」に行ってきました

北海道新幹線開業100日前市民フォーラム

北海道新幹線が函館まで開通するまで100日。
これに伴い、室蘭がどの様に観光対策をすればいいかを話し合う無料の公開シンポジウム「北海道新幹線開業100日前市民フォーラム(新幹線効果を室蘭観光に活かすには)」にCさんと二人で行ってきました。

実は踏み込んだ議論はあまり期待していなかったのですが、実際は普段から思っていることが出演者の口からたくさん出てきてとても有意義でした。
あとはこれらをいかに実現するか。
私もその助力になれればうれしいと思いました。

以下に話し合われた内容を簡単にご紹介したいと思います。

会場は室蘭市市民会館大ホール。
500人収容のホールは2/3ほどが埋まっていました。

参加者は(以下敬称略)

▼パネリスト
・高橋美鈴(NHK札幌放送局アナウンサー)(室蘭市出身)
・山口一彦(東京在住写真家)(室蘭LocalWiki
・佐藤慎吾(室蘭市総合戦略推進会議公募委員)
・八木皆実(北海道じゃらん地域振興チーム)

▼コーディネーター
小泉賢一(室蘭市副市長)

道の駅について

小泉

白鳥大橋の記念館として作られた経緯がある。
温泉(ゆらら)、室蘭水族館、パークゴルフなどが近くにあり、景色が素晴らしい。
しかし農産物などの物販などがない。
魅力向上にはどうしたらよいか。

パネリスト

伊達の物産館はなぜ成功したのか。アイデアを実現するための実働隊が必要な時期になっている。
観光客だけではく、市民にも使われるような施設に。
千歳は水族館とコラボして成功している。ここも水族館とセットでやる。
室蘭には魅力的な特産品がない。あっても売っている場所がわからない。物と情報を提供出来る場所に。
雨が降っても楽しめるように、写真などの常設展を作る。

経済効果を上げるには

パネリスト

広域連携で登別などから観光客を引っ張ってくる。
レンタカーを乗捨てられるように。
道の駅に飲食店などの「ショップカード」を置く。
特産品の種類は少なくていいので、もっとアクセス(利用)しやすくする。
登別温泉に泊まっている宿泊客を室蘭夜景ツアーに連れてくる。
観光に来た人が分かりやすい案内を作る。
「ウズラの卵の串焼き」などの特産品をもっと宣伝する。
夜景バスツアーと市内飲食/観光を組み合わせる

観光資源をいかに磨き上げるか

パネリスト

旅人は地元の人に優しくされると嬉しい。室蘭は人が優しい。「ふんどし祭り」は観光資源。
地元の人が愛している場所に行ってみたいもの。地元の人達から話を聞きたい
人とのふれあいを大切に。地元の人による「観光ガイド」はとてもいい。
体験メニューを増やす。

最後に

パネリスト

インバウンド。外国人観光客の誘致。市民が英語を出来るように。
オール室蘭で観光を。
大型客船が来るので外国人観光客にもっと室蘭を利用してもらう。
情報誌にも地球岬しか載ってない→写真コンテストをやって写真で知名度を上げる。
イタンキ浜も振り向けば住宅地。まるでタイムマシンのよう。
大自然を見られる場所は他にもたくさんあるが、室蘭は自然と人工美を兼ね備えていて、コンパクト。
「室蘭」という漢字のイメージがいいので、対外的には漢字でアピールすべき。

小泉

15年後に北海道新幹線が札幌まで伸長したら、人の流れがそちらに行ってしまい、南回りの人が減る。
その時に間に合うよう、15年後を踏まえた観光対策が必要。

会場より

南回りの人の流れを作るために「森蘭航路」の実現が絶対に必要である。(会場より拍手)

5 人が拍手しました(ありがとうございます)
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