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JRケーブル放火事件「表現行為」と無罪主張12月16日 18時22分
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JR恵比寿駅近くで線路脇のケーブルに火をつけ山手線を運休させたなどとして、威力業務妨害などの罪に問われている男の初公判が東京地方裁判所で開かれ、被告は無罪を主張しました。
東京・武蔵野市の自称、ミュージシャンの野田伊佐也被告(43)はことし8月、JR恵比寿駅近くで線路脇のケーブルに火をつけ、山手線を運休させたり遅延させたりしたなどとして、威力業務妨害と器物損壊の罪に問われています。
16日に東京地方裁判所で開かれた初公判で、野田被告は「やったことに間違いないが、JRに国益が脅かされているため制裁的な表現行為としてやむをえず行ったことだ」などと述べ、無罪を主張しました。
一方、検察は「JRが電力を浪費しているなどという独善的な憶測に基づいて、JRのケーブルを切断して電車を止めようなどと考え、業務を妨害した。今回の犯行で150本を超える電車を運休させたり遅延させたりしたほか、5万人を超える乗客に影響を与えた」などと指摘しました。
野田被告はことし8月、立川市のJR中央線で燃料用のアルコールが入ったペットボトルに火つけて投げ入れ、線路脇のケーブルを焼いたなどとして火炎瓶処罰法違反などの罪でも起訴されています。
16日に東京地方裁判所で開かれた初公判で、野田被告は「やったことに間違いないが、JRに国益が脅かされているため制裁的な表現行為としてやむをえず行ったことだ」などと述べ、無罪を主張しました。
一方、検察は「JRが電力を浪費しているなどという独善的な憶測に基づいて、JRのケーブルを切断して電車を止めようなどと考え、業務を妨害した。今回の犯行で150本を超える電車を運休させたり遅延させたりしたほか、5万人を超える乗客に影響を与えた」などと指摘しました。
野田被告はことし8月、立川市のJR中央線で燃料用のアルコールが入ったペットボトルに火つけて投げ入れ、線路脇のケーブルを焼いたなどとして火炎瓶処罰法違反などの罪でも起訴されています。