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横領の職員を懲戒免職処分 熊本市 2015年11月27日

横領の職員を懲戒免職処分 熊本市の写真、図解
職員の懲戒処分を発表し、謝罪する熊本市の幹部ら=市役所
 熊本市教委と市、市病院局は26日、3件4人の懲戒処分を発表した。市教委は花園公民館の男性社会教育主事(49)が研修参加費の一部を横領したとして25日付で懲戒免職、上司の花園まちづくり交流室長兼公民館長(60)を戒告とした。

 ほか2件は、兼業禁止規定に違反した北区役所の男性技師(63)=停職1カ月▽パワハラ行為があった市民病院の男性医長(48)=減給1カ月(10分の1)。いずれも26日付。

 市教委によると、社会教育主事は10月上旬に西区の3公民館が主催した児童の金峰山少年自然の家の宿泊研修で、参加者28人から食事代とシーツ代の計4万5240円を徴収。うち1万円を知人への借金返済に充てた。「後で返すつもりで、横領の自覚はなかった」と言っているという。

 北区役所の技師はことし2~10月、休日などに知人が経営する市内旅館の送迎用マイクロバスを計31回運転。うち29回分で計16万9千円の報酬を得た。

 市民病院の医長は2月上旬、看護師と電話で診療内容を打ち合わせた際、「何で分からないのか」などと長時間、大声で怒鳴った。看護師はストレスで約1カ月病欠。医長は4月末に口頭で注意を受けたが改善されず、看護師が病院局の専用窓口に相談した。

 市の本年度の懲戒処分は6件計22人(教委など含む)。白石三千治・総務局次長は「市民の信頼を損ない申し訳ない。職員の意識改革に取り組む」と謝罪した。(平井智子)


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