【広島】黒田、球界最高額6億円「やらないといけないという気持ちがあった」
2015年12月17日15時10分 スポーツ報知
広島・黒田博樹投手(40)が17日、マツダスタジアムで契約更改し、2億円アップの6億円プラス出来高でサインした。6億円はオリックス・金子千尋(32)を上回る球界最高額となった。
黒田は「成績だけじゃなくて、1年間チームにとってすごくプラスになったと。そこが評価してもらえたのかなと。自分では何ができたかわからないが、そうやって言ってもらえたのは、苦労しながらやって良かったのかなと」とうなずいた。
今季、米ヤンキースから8年ぶりに復帰。右足首などの故障を抱えながらも11勝8敗、防御率は2・55。チームは4位に終わったが、1球1球に魂を込めて投げる姿はファンの胸を打った。
11月30日には「燃え尽きたという思いがあった。(今年のモチベーションを)超えないと」と話すなど、再びマウンドに上がる理由を探していた。「一つだけじゃない。色々な部分で必死で戦ってきた中で、燃え尽きた部分もあったが、自分なりに探していて、(動機を)探すということはやりたいというか、やらないといけないという気持ちがあったのではないか」と明かした。
日米通算200勝までは残り7勝。ドジャース時代の2010年から6年連続で2ケタ勝利をあげている右腕にとっては十分に射程圏。「やる以上は一つでも勝ちたいので、それも一つのモチベーションになると思います」と力を込めた。