【BOX】大森、TKOで初黒星 開始20秒から4度ダウン
2015年12月17日6時0分 スポーツ報知
◆プロボクシング ▽WBO世界バンタム級指名挑戦者決定戦12回戦 ○マーロン・タパレス(TKO 2回1分35秒)大森将平●(16日・島津アリーナ京都)
WBO世界バンタム級指名挑戦者決定戦は、同級1位の大森将平(22)=ウォズ=が、同級2位のマーロン・タパレス(23)=フィリピン=に2回1分35秒TKOで敗れた。4度もダウンを奪われ、プロ初黒星を喫した。日本ライト級タイトルマッチは、同級王者の徳永幸大(26)=ウォズ=が、同級4位の西谷和宏(28)=VADY=を3―0の判定で下し、2度目の防衛に成功した。大森の戦績は16勝(10KO)1敗、徳永は17勝(11KO)2敗。
プロで一度もダウンしたことがない大森が、275秒の間に4度もダウンを奪われた。開始20秒、タパレスの左フックで手をつくと、さらに2度ダウン。2回にダウンした後、相手がラッシュしたところでレフェリーが試合を止めた。「気持ちが入り過ぎて、距離をつぶし過ぎたのがミス。これが今の実力。素直に受け止めます」とプロ初黒星を淡々と振り返った。
大森会長は「まだ未熟。テングになっていたのかも。井の中のかわず」と酷評。先入観を持たないために、相手の映像を1度しか見なかった大森の甘さを指摘した。15日付で日本バンタム級王座を返上したサウスポーが一から出直す。