鳥二郎運営会社また訴えられる 「にく二郎」外観など丸源ラーメンに酷似

2015年12月17日10時30分  スポーツ報知
  • 「丸源ラーメン」の店舗(左2枚)と「にく二郎」の店舗(右2枚)=物語コーポレーション提供=
  • 「丸源ラーメン」の店員(左2枚)と「にく二郎」の店員(右2枚)=物語コーポレーション提供=

 全国で展開するラーメンチェーン店「丸源ラーメン」の運営会社が16日、兵庫県西宮市で営業する「にく次郎 西宮店」の店舗の外観やメニューなどが自社のものと酷似しているとして、運営会社に対し同店の営業停止や損害賠償2419万円の支払いなどを求め、東京地裁に提訴した。

 訴状などによると、運営会社は2001年から「丸源ラーメン」の営業を始め、「熟成醤油(しょうゆ)肉そば」を主力商品として、現在全国で112店を運営。一方、2013年5月下旬頃から営業を開始した「にく次郎」にも「熟成醤油肉そば」という同じ名称のメニューがあり、格子で店を囲む店舗外観、のぼりのデザイン、黒のTシャツに濃紺の前掛けをつける従業員の制服などが、自社のものと酷似しているとし「消費者を混同させる行為」で不正競争行為に該当すると指摘している。

 5月に営業停止などを求め仮処分申し立てを大阪地裁に行ったが、和解できず、提訴したという。運営会社「物語コーポレーション」は、「自社ブランドを守るために徹底的に戦う」との談話を発表した。

 一方、「にく次郎」の運営会社「秀インターワン」(京都市)は「訴状が届いていないので、コメントできない」としている。同社は焼き鳥店「鳥二郎」も営業。2月にチェーン店「鳥貴族」から看板の表記差し止めなどを求める訴えを大阪地裁に起こされたが、11月に和解が成立している。

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