ただ、自分がいいなと思ったことをやってきただけ-「はじめに」より
著者:アズマ カナコさん
この本の中で特に胸に響いたお話をピックアップしてご紹介します。
お金やものには限界があるけれど、アイディアや工夫ならいくらでも生み出すことができます。-25ページ
アズマさんは洗濯機を持たない生活。
たらいで手洗いすると時間がかかるので、洗う回数を減らすために下記のようなことをしているそうです。
- 直接肌に触れないものはブラシをかける
- バスタオルではなく一回り小さいスポーツタオルや手ぬぐいを使う
人によっては「めんどうなこと」と思うかもしれません。
だけどアズマさんにとってはこれが心地よい暮らしなのだと思います。
洗濯機を置くことをストレスに感じる人もいれば、手洗いをストレスに感じる人もいる。
アズマさんは前者であり、それをしっかりと感じ取って、自分がしたい暮らしを実現していっている。
それがとても素敵だなあと思いました。
自分がいいなと感じたイメージを大切にしていれば、やがて自分らしいスタイルが完成していく-49ページ
オシャレ・ファッションについてのアズマさんの価値観に共感しました。
私は自分スタイルを持っている人が大好き。
▽例えばこんな人たち
流行に乗ったオシャレは「自分」ではなくて「マネキン」として有効。
そして自分スタイルのオシャレは「生き様」が見えます。
アズマさんのオシャレには「モノを最大限に活かす」という思いが溢れているように感じました。
ブラシをかけて洗う回数を減らし、穴が開けば繕い、シミが落ちなくなれば染め。
気に入ったモノととことん付き合う姿勢は、きっとアズマさんの生き方そのものなのだと思います。
冷蔵庫があったころは、いつも庫内の使いかけの食材や賞味期限の近いものを気にして、献立を考えていました。-76ページ
現代の日本で冷蔵庫のない暮らしをしている人はかなり少数派なのではないでしょうか。
かなり興味深かったです。
冷蔵庫の便利さは知っていますが、冷蔵庫のない良さもあるのですね。
- 使い切れる量だけを買うように→食材をムダにしなくなった
- 生鮮品はその日に食べきる→いつも新鮮な状態で食べられる
- その日の献立だけ考えればいい→買い物のストレスが減る
- 冷えたものを食べない→胃腸の調子がよくなる
あると便利なモノは、便利な側面にだけ目が向きがちですが、どんなものにも必ず裏面があります。
冷蔵庫ってあるのが当たり前になりすぎていて、考える前に持ってしまいがち。
冷蔵庫をなくす、が正解ということではなく。
自分の性質・暮らしにとって本当に幸せを運んでくれるものなのかを、改めてじっくり考えてみたいです。
その上で「いる」と思えたなら、今までよりももっと愛情を持って、冷蔵庫と接していけると思うのです。
この本をおすすめしたい人、おすすめできない人
おすすめしたい人
- 古民家暮らしにときめく人
- ていねいな暮らしがしたい人
- 家電を持たない暮らしに興味のある人
- 自給自足に興味のある人
- 使いこまれたモノに価値を感じる人
おすすめできない人
- 都会暮らしが好きな人
- 手間をかけるのが好きじゃない人
本えらびの参考になれば幸いです。
アズマさんの生き方にピンときた人におすすめのテーマ
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30min(読書時間を抜かす、読みながら書いた)