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キム総書記死去から4年 国民に結束呼びかけへ
12月17日 6時13分

キム総書記死去から4年 国民に結束呼びかけへ
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北朝鮮は、キム・ジョンイル(金正日)総書記が死去して17日で4年となり、指導部は、追悼行事を通じて後継者キム・ジョンウン(金正恩)第1書記の求心力を高め、来年5月に36年ぶりに開かれる朝鮮労働党大会に向けて国民の結束を呼びかけていくものとみられます。
北朝鮮では、キム・ジョンイル総書記の死去から4年となる17日、各地で追悼行事を行う予定で、国営の朝鮮中央テレビは16日夜、生前のキム総書記の記録映画を放送したほか、キム総書記の銅像に花輪や花束を備える市民の様子を伝えました。
北朝鮮指導部はこのところ、キム第1書記が国民思いであると盛んに強調し、16日夜の朝鮮中央テレビでもキム第1書記がナマズの養殖施設を視察して、国民生活の向上に向けて取り組んでいるとする姿を放送しました。
また今月7日付けの朝鮮労働党機関紙の「労働新聞」は、「キム総書記の人民愛の歴史は、キム・ジョンウン第1書記によって絶えず流れている」として3代にわたる権力の世襲の正統性をアピールしています。
北朝鮮は、来年5月初めにピョンヤンで開かれる36年ぶりの朝鮮労働党大会で、現体制下で進めている各分野での事業の成果を誇示するとともに、国の新たな展望を打ち出したい考えです。北朝鮮指導部は17日の追悼行事を通じて、キム第1書記の求心力を高め、党大会に向けて国民の結束を呼びかけるものとみられます。

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