up home page bottom

Add a comment


 


トップ > シゴタノ! > 「時間が増える」やり方





佐々木正悟 タスクシュートにはもちろん、「時間の節約」を可能にするという側面があります。

その時間の節約という部分に絞ると、なぜそれが可能になるか、実はけっこう誤解されています。

時間の節約というのは、一般に次の2つの方法で実現されると思われています。

  • 1.行動をすばやくする
  • 2.ムダなことをしない

以上はもちろん時間を節約するのに役立ちます。しかし、以上の2つがすぐ意識されるからこそ、時間節約は不人気なのです。

1つ目の「スピーディな行動」は、すぐに疲れます。すでにかなりスピーディにできる人は「これ以上速くたくさん仕事をやれっていうの?」となりますし、行動をすばやくするのが生まれつき苦手という人もあって、そうした人は「時間を節約する」という言葉が、自分を非難しているもののように聞こえてしまうのです。

2つ目の「むだなことをしない」となると、たちまちエンデの『モモ』を連想する人もあります。そうした人が言いたいことは「おばあちゃんとの長話はムダではないし、イヌの散歩もムダではないのに、時間の節約は人間味に欠けている」ということになるのです。

しかしタスクシュートは他にも時間の節約手段を提供します。今回紹介したい方法として「適切なタイミングでタスクを実行する」という手法があります。

Ads

いつやっても変わらない? 本当?

こんなのは全然効果的ではない、と思う人が多いのは承知しています。つまり、どのタスクでも、いつやっても、そんなに時間の節約にはならない、変わらない、と思われるわけです。

しかしそうでもないのです。少しずつ行動をする時間帯を適切な方面に入れ替えるだけで、自由な時間が確実に増えていきます。

たとえば私は書籍を刊行するに当たって、契約書の交換というものをしなければなりません。私にとってはこれがけっこう面倒です。いちおう契約書だからわかりきったことでも読み返すし、あまり好きではないけれど、名前を書いたり判をおしたりします。

これを私は妻との無駄話の中で、可能なら妻にしてもらうようにしています。

いままでは、自然と自分の書斎でやっていました。書斎でやるとなると、朝の10時頃に、書斎で仕事をしている最中にやるわけですが、それはムダだと思いました。

それで、書類整理時間のようなときにやるようにしたのですが、それもダメだとわかりました。書類整理時にやるのは、書類のスキャンであって、あるいはシュレッダーにかけるのであって、ペンでなにかを書く気になれないのです。この時間帯に契約書を書こうとすると、いつまでも先送りになります。

残っていたのは、食後や妻と話をしている時間でした。

妻との無駄話の時間は、『モモ』流に言えばムダではないにしても、仕事は進みません。しかしそのとき原稿を書きだしたら、さすがに感じが悪い。でも、契約書についてやりとりするぶんには、問題ないのです。おそらく「家計」がからんでいるからでしょう。

そういうわけで、契約書となれば常に妻と食事をとった後にダイニングテーブルでやるようにしました。これはタスクシュートで見つけた時間帯です。どの時間帯にやろうとしてもあまりうまくいかず、しかしやらないわけにはいかない仕事です。

こういうふうに、タスクごとの「最適な時間帯」の置き場所がわかると、タスクを急いでやらなくても(妻との時間に契約書を書いてもらうようになって、「無駄話」の時間自体は長引いています)、ムダを省かなくても1日に処理できるタスク数は増えるという、結果が得られるわけです。

» モモ (岩波少年文庫(127))


▼編集後記:
佐々木正悟



電子版とあわせると、順調な滑り出しのようで、大変嬉しいです。ありがとうございます。

これからビジネス心理学的な知見はいろいろ広がっていくと思われます。そういうものに興味があるという方はぜひ、お手にとってクイズに挑戦してみて下さい。

» 一流の人は仕事中に眠くなったらどうするのか?[Kindle版]


» 一流の人は仕事中に眠くなったらどうするのか?


▼関連エントリー


1月9日(土) 2016年に実現したいことプランニング

タスクカフェ
『なぜ、仕事が予定どおりに終わらないのか?』(佐々木正悟・著)の内容をベースに、タスクシュート時間術、すなわち仕事を予定どおりに終わらせるための時間管理の考え方とツールを駆使した具体的な方法をお伝えします。

今回のテーマは、

-2016年に実現したいことプランニング

です。

実現したいことを淡々と実現させるための考え方と具体的な手順をお伝えします。

日々のタスク管理はタスクシュート方式がベストですが、月間計画・年間計画など、中長期のプランニングについては、これとは別のやり方があります。

とりわけ、つい先日発売になった『全面改訂版 はじめてのGTD』でも詳述されている、その名の通りのGTD(Getting Things Done)です。
  • そもそも、GTDとは何なのか?
  • タスクシュートはどう違うのか?
  • タスクシュート方式とGTDをどのように組み合わせればいいのか?
このあたりについて、詳しく解説します。

後半では「2016年e="margin-right:5px;background: url('http://img.yomereba.com/kz_y.gif') 0 -300px no-repeat;padding: 2px 0 2px 18px;white-space: nowrap;">図書館


▼関連エントリー


1月9日(土) 2016年に実現したいことプランニング

タスクカフェ
『なぜ、仕事が予定どおりに終わらないのか?』(佐々木正悟・著)の内容をベースに、タスクシュート時間術、すなわち仕事を予定どおりに終わらせるための時間管理の考え方とツールを駆使した具体的な方法をお伝えします。

今回のテーマは、

-2016年に実現したいことプランニング

です。

実現したいことを淡々と実現させるための考え方と具体的な手順をお伝えします。

日々のタスク管理はタスクシュート方式がベストですが、月間計画・年間計画など、中長期のプランニングについては、これとは別のやり方があります。

とりわけ、つい先日発売になった『全面改訂版 はじめてのGTD』でも詳述されている、その名の通りのGTD(Getting Things Done)です。
このあたりについて、詳しく解説します。

後半では「2016年に実現したいことプランニング」を実践するためのワークもご用意していますので、2016年をスムーズにスタートさせたい、とお考えの方はぜひご参加ください。

好評いただいている個別相談の時間もご用意していますので、知識としては理解できているとは思うものの、なかなか実践に結びつけられず苦戦している、という方は、ぜひこの機会にブースターとしてご活用ください。


本日時点で、残り1席ですので、ご検討中の方はお早めに。

» 仕事を予定どおりに終わらせたい人のための「タスクカフェ」@渋谷

PR

イチオシ本
» 続きを読む

» シゴタノ!を「Feedly」で購読する
Feedlyで購読