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中東紛争地 ジャーナリストの拘束急増
12月16日 21時36分

中東の紛争地を中心に、過激派組織IS=イスラミックステートなどに誘拐され、拘束されているジャーナリストが、ことしに入って54人と急増していることが、ジャーナリストの国際団体の調査で分かりました。
これは、パリに本部を置く「国境なき記者団」が15日に発表したものです。それによりますと、ことし、誘拐されたあと拘束されているジャーナリストは、去年よりも14人増え54人と急増しているということです。
拘束されている国は、内戦が続くシリアが26人と全体の半数近くを占めているほか、内戦状態に陥っているイエメンも13人と被害は、中東の紛争地が中心になっています。また、18人は過激派組織ISに拘束されているということで、誘拐は、身代金や宣伝活動に利用する目的だとみられます。
一方、ことし取材活動中に殺害されたジャーナリストは、去年より6人少なくなったということですが、ISに殺害された日本人のフリージャーナリスト後藤健二さんも含め、合わせて65人が犠牲になっており、混乱が続く中東では、大きな危険を伴うと指摘しています。
国境なき記者団は「一部の紛争地域で誘拐ビジネスが急速に広がっている」として、ジャーナリストがISなどの過激派組織から誘拐の対象になっていると警告しています。

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