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 人気ゲーム「メタルギア」シリーズの生みの親として知られるゲームクリエーター小島秀夫さん(52)が、コナミを15日付で退職していたことがわかった。小島さんは16日に「コジマプロダクション」を発足。新たなゲームの開発に取り組むという。

 小島さんは1986年にコナミに入り、翌年に初期のメタルギアを開発。98年発売のプレイステーション用ソフト「メタルギアソリッド」が大ヒットし、01年には米ニューズウィーク誌の「未来を切り開く10人」にも選ばれた。

 小島さんをめぐっては今年8月以降、社内対立などがネット上で取り沙汰されたが、コナミの広報担当者は「対立は事実ではない。退職は契約期間が満了したため」と話した。

 一方、ソニー・コンピュータエンタテインメントは16日、小島さんの独立後の最初の作品をプレイステーション向けに制作してもらうことで合意したと発表した。(藤田知也)