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米 11月の住宅着工数 前月比10%以上増加12月17日 0時32分
アメリカの景気の先行きを示す指標とされる先月の住宅の着工件数は、前の月より10%以上増え、年間換算で117万戸の水準となり堅調に増加しました。
アメリカ商務省が、16日発表した先月の住宅の着工件数は年間に換算して117万3000戸と、前の月より10.5%増えました。113万戸程度とみていた市場の予想を上回り堅調に増加しました。建物別では、主力の一戸建てが7.6%、マンションなど5世帯以上の集合住宅が18.1%それぞれ増加しました。住宅の着工件数は、これで8か月連続で100万戸を超える水準となり、改善基調が続いています。
一方、住宅市場の数か月先の勢いを示す住宅の建設許可の件数は、128万9000戸となり前の月より11%増え、さらに力強い伸びとなりました。住宅市場は、着工件数が改善基調にあるうえ中古住宅の販売や価格も上昇していて、雇用の回復などを反映して住宅購入をためらっていた人たちの中に、前向きな動きが出てきたと指摘されています。
アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会は、16日まで金融政策を決める会合を開き、7年間続けてきたゼロ金利政策を解除し利上げを決める公算が大きくなっていますが、今回の住宅着工の伸びもFRBの判断を後押しすることになりそうです。
一方、住宅市場の数か月先の勢いを示す住宅の建設許可の件数は、128万9000戸となり前の月より11%増え、さらに力強い伸びとなりました。住宅市場は、着工件数が改善基調にあるうえ中古住宅の販売や価格も上昇していて、雇用の回復などを反映して住宅購入をためらっていた人たちの中に、前向きな動きが出てきたと指摘されています。
アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会は、16日まで金融政策を決める会合を開き、7年間続けてきたゼロ金利政策を解除し利上げを決める公算が大きくなっていますが、今回の住宅着工の伸びもFRBの判断を後押しすることになりそうです。