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【メディア裏通信簿】SEALDsって何者なんだ? それにそれを持ち上げるマスコミって…

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【メディア裏通信簿】
SEALDsって何者なんだ? それにそれを持ち上げるマスコミって…

国会前デモで安全保障関連法案に反対するシールズのメンバーら=9月16日、東京都千代田区(早坂洋祐撮影)

 女史 政権与党は憲法違反しているんだから、法律違反でもなんでもして、潰さなければいけない-って発想なんだろうね。

 教授 左翼の伝統的な発想ですよ。有名な砂川事件も、デモ隊が自分たちで米軍基地の柵を壊して侵入しておいて、裁判では「そもそも米軍駐留が違憲なんだから、俺たちは無罪だ」と主張したわけです。こんな理屈は無論、最高裁で否定されていますが、民主党のやっていることも同じでしょう。正体見たり、ということです。

 先生 そういえば、9月13日のサンデーモーニングでは姜尚中がデモを肯定して、「近代の歴史にも暴君征伐論があった。君主がひどいことをやったらひっくり返していい」と言ってたな。

 編集者 ジョン・ロックの「抵抗権」っぽい考え方ですね。

 教授 発想は暴力革命論ですよ。左翼が自分たちで事件を起こしておいて憲法議論をふっかけるのは、日本の最高裁が、法律をただ抽象的に議論して違憲合憲の判断はしないことになっているからなんです。具体的な事件やトラブルを裁く時に必要じゃないと、憲法判断はできない。そこで、左翼はわざと事件やトラブルを起こして裁判に持ち込むんです。サンモニで小林節・慶応大名誉教授が安保法制について「憲法訴訟も考えようと思う」と発言しましたが、小林先生はそれを先刻承知のはずだから、事件を煽っているととられても仕方がないのです。

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