※この記事は月刊正論１２月号から転載しました。ご購入はこちらへ。

教授　安保法制反対のから騒ぎが終わったのに、マスコミは反対デモのＳＥＡＬＤｓのメンバーを持ち上げ続けています。なぜでしょうね。私は、あのデモは志位和夫委員長以下、日本共産党が盛り上がりのキーとなった政治運動だったと分析していますし、そう思っている一般の国民も多いのですよ。ネット上には、ＳＥＡＬＤｓを「志位ルズ」と呼ぶ皮肉もあるんです。

　世界１１月号で、共産党系といわれている労働組合全労連の小田川義和議長が「ＳＥＡＬＤｓや学者の会のみなさんが行動する際には、デモや街宣などの経験やノウハウを持っているものとしてサポートしてきました」と堂々と認めていましたよ。

　先生　１０月２日にＮＨＫのドキュメント７２時間が、国会周辺の反対デモを取り上げていたが、そこでも「日本共産党」のノボリをバッチリ映していた。あれはＮＨＫなりのやり方で「このデモは共産党の影響下にある」と、暗に伝えようとしたんだと思うね。