社会
気多大社で鵜祭 来年はいい年に
(石川県)
鵜の動きで新年の吉凶を占う羽咋市気多大社の「鵜祭」が、16日未明に行われ「来年は景気が上向き、いい年になる」と告げられた。気多大社の「鵜祭」は国の重要無形民俗文化財に指定されていて、古くからこの時期に行われている。神事は午前3時すぎに始まり、1対のろうそくだけ灯る中、神の使いとされる鵜が神前に放たれた。鵜が「案」と呼ばれる台に上がるまでの動きで来年の吉凶を占う。慎重にあたりの様子をうかがっていた鵜だが、40秒ほどで案とは違う台に飛び乗った。去年は、主役となる鵜が捕まえられず神事のみだったが、ことしは無事執り行われ、大役を終えた鵜は、近くの海岸まで運ばれ放たれた。
[ 12/16 19:04 テレビ金沢]