原題:
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あらすじ
レズビアンカップルには同じ精子の提供を受けた2人の子供がいる。娘は大学進学を控え生物学上の父親に興味が湧き会うことに。だが男が次第に家族の中で大きなウェイトを占める事になりカップルの間に不協和音が…。
アカデミー作品賞にノミネートするなど非常に評価が高い作品。多分に性的描写(同性間・異性間共に)が多分に描かれ、その点においてはtoikunは“ウヘァ”だったが人間ドラマは秀作。


















説明:

(スティーヴン・スピルバーグとケイト・キャプショーの娘)
トレーラー
ストーリー・ネタバレ
アメリカ。
外科医のニック・オールグッド。女性であるニックには“妻”ジュールズがいる。ジュールズは現在主婦をしているが、それは男勝りの性格であるニックの思いがあるから。そんなニックとジュールズには2人の子供がいる。秋に大学入学を控えた18歳のジョニ、そしてゲイ疑惑のある15歳の息子レイザー。2人の“生物学上の父親”は同じ人物であり、その男から精子の提供を受けて2人は生まれたのだ。この家族、小さなイザコザは勿論あったことだろう、それでも家族として生きていた。
そのジョニとレイザーがふとしたことから自分たちの父親について興味を持った。精子バンクに電話をしたのだ。精子バンクは提供者の承諾無しには名を明かすことが出来ないので、その提供者ポール・ハットフィールドに連絡がいった。
40代の男であるポールはタニヤという若い女性と交際しているものの結婚歴なし。大学を中退した過去があり、型にはまった人生が嫌なのであろう。そんなポールが突然の精子バンクの連絡から2人に興味を持ち、会うことにした。
ジョニとレイザーがポールの家にやって来た。直ぐに打ち解ける3人。この時、“両親”にはまだ連絡をしていないのだ。理由?怒られると思ったから。楽しい一日は直ぐに終わった。
秘密は親には直ぐにバレる。“レイザーがゲイなのでは?”変な勘が働いていたニックとジュールズが2人の子供の前で追求すると、2人はアッサリとポールに会ったことを白状した。ニックとジュールズはポールへの興味と言うよりは子供達のためにポールを家に招くことにした。
86年もののプティ・シラーを土産にやって来たポールを温かく迎えるニックとジュールズ。一緒に食事をしてバスケをして…端から見ればポールは丸で父親みたいだ。彼は大きなウェイトを占めるようになった。
ガーデニングの職を探そうと思っていたジュールズ。彼女はポールの家の庭を造ることを申し出、一人の男を雇って造ることにした。ニックには忙しい外科医としての仕事があるから彼女はいない。顔を合わせる内にキスをして身体の関係まで持ってしまうジュールズとポール。そんなことは勿論ニックには言えない。
何度かお互いの家を行き来したり家族で会ったり…。ポールにとってジュールズは掛け替えのない人になっていった。その事で家族を持ちたいと思ったポール。彼女であるタニヤに別れを告げるのであった…。
女の勘は鋭い。
ポールの家で食事をしたオールグッド家。トレイに立ったニックがバスルームで発見したのはジュールズの髪の毛であった。隠していた“情事”がニックにバレた。家に帰ったニックはジュールズを責めるのであった。
娘ジョニが進学のために家を出なくてはならないのに“両親”は不仲。またジュールズのポールとの“不貞の事実”は子供達にも知れることになり、その事が2人に悪影響を及ぼす。ジョニとレイザーの温かく接してくれたレイザーへの思いは大きなものであったはずだ。特にジョニはポールに対して大きな嫌悪感を持ち拒絶をしてしまうのであった。
結末・ラスト
ポールがジョニに会えないまま、ジョニが家を出なくてはならない日が明日に迫った。ポールがオールグッド家にやって来た!自分の行いをジョニに謝罪するポール。“何時かまた会いたい”と告げるポール。ポールに気付いたニックは“お前の家族じゃあない”と言い放つ。ポールは帰るしかなかった。だがその後ジュールズがニック、ジョニ、レイザーの前で自分の過ちを謝罪した。ニックは子供達の前で泣き腫らすのであった。
ジョニの“旅立つ日”。4人は車で荷物をジョニの新居へ運んだ。その後思い立ったジョニを中心に抱き合うニックとジュールズがいた。帰りの車の中でレイザーが“両親”に言った。“別れるなよ。もう都市なんだからさ”
両親が同性愛者であってもジョニとレイザーは立派に育った。他でもないニックとジュールズが育てたのだ。子供達が将来ポールに会って仲直りするのかは誰も分からない。ましてやジョニとレイザーが別れずにやっていけるかどうかなんて神様にも分からないであろう。それでも子供達は生きていく。Life goes on...
レビュー・感想・解説・評価
エンドロールを最後まで見ると“for Wendy and Calder”の文字が。この2人についてはコチラの英語サイトに記述がある。参照する。
It is also a very personal story by director (and co-writer) Cholodenko, based on her own life and her relationship with musician Wendy Melvoin: Cholodenko has a son aged four named Calder with an anonymous sperm donor, and film is dedicated to Wendy and Calder.
「ハイ・アート」、「しあわせの法則」のリサ・チョロデンコがメガホンを取った秀作のドラマ。コメディックな要素も多分に散りばめられる今作、同性愛がテーマという事を理由としたならばそれは不適切な表現になるであろうが性的描写が多く描かれ、局部露出はないものの非常にディープなその内容に目を背けてしまったtoikun。この点においてtoikunの評価・点数が上がらなかったもののそれ以外の点では非常に良く出来ている、まさに秀作。何度でも言える。
以下、キャストを例によって箇条書きで挙げる。
・最近のtoikunの女神様アネット・ベニングがレズビアンカップルの気の強い女性を演じる。彼女は今作でアカデミー賞にノミネート。実に「グリフターズ/詐欺師たち」、「アメリカン・ビューティー」、「華麗なる恋の舞台で」に続く4度目である。名女優と言ってよいのではないだろうか?年末になり今作や彼女の「ハサミを持って突っ走る」に出会えて大満足のtoikun。
・カップルの弱い方の女性を演じるのはご存じ「アリスのままで」のオスカー女優ジュリアン・ムーア。彼女は「アリスのままで」以外に「ブギーナイツ」、「ことの終わり」、「めぐりあう時間たち」、「エデンより彼方に」でオスカーにノミネートしている。5度目の正直かぁ、ってことはアネットは次…!?変な補足情報だがtoikunのご贔屓アレック・ボールドウィンは「アリスのままで」でジュリアンの夫、「ハサミを持って突っ走る」でアネットの夫を演じている…どーてもいい?ジュリアンに関して最近レビューした「ラブ・アゲイン」。同作でも浮気…ケヴィン・ベーコンさんと…。他に「トゥモロー・ワールド」、「サイコ」など。
・精子提供者で面白い世界観を持つ人物を演じるのがマーク・ラファロ。今作でオスカー助演賞にノミネートした。トム・クルーズが悪役で面白かった「コラテラル」に出演している。
・娘役に「アリス・イン・ワンダーランド」のミア・ワシコウスカ。ジョニー・デップと共演した同作の続編が2016年公開予定だ。前述している「ハサミを持って突っ走る」に出演していたグウィネス・パルトローを見てみて、何かミアとミアと似ているなと思ったtoikun。どうですか?
・息子役にはジョシュ・ハッチャーソン。「ハンガー・ゲーム」、「ハンガー・ゲーム2」、「ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス」、「ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション」…すごいねぇ、
・「大統領の執事の涙」でデヴィッド・オイェロウォの彼女役を演じいているヤヤ・ダコスタ。
・最後にスティーヴン・スピルバーグとケイト・キャプショーの娘サーシャ・スピルバーグがチョイ役出演している。ミア演じる娘が男友達ジェイを誘っちゃうシーンで怒ってる!
さてさて。上で述べたもの。性的描写しかも“エロビデオがエグい”。toikunは同性愛は普通に認められるべきアイデンティティーと考えるが、性的描写は只でさえ苦手なのにエグすぎるので×でした。でもソレに目を瞑れば、ソレを補って余りある良質な演出と演技でホンワカ出来る。生物学的親子で遊ぶシーンなんて見る者はキャラの思いを“イロイロと想像”できる。“あぁ思ってんだろうな…”何て感情移入できたり反発できたり。これが映画です!
適切な音楽がその場に応じて流されて、またアネットの歌声も聞く事が出来る。上手いと思うかは…。でもこういう演出ってやっぱり今年一番と考える(旧作だが…)「あの頃ペニー・レインと」を思い出しちゃって一人でニヤケてしまった。
良い映画ってtoikunは“頼むから終わらないでくれ!”って思うんだが今作もそうだった。短いよー、3時間でもオカズにして白飯が食える。I LOVE YOU MOVIE!
2015/12/16
by toikun.





