今年の夏、子連れ再婚をしました。夫、私、夫の子2人、私の子1人のあわせて5人家族になりました。写真は一緒に暮らし始めた日に撮ったものです。
私、こども苦手です。
3人息子の母となった私ですが、実は子どもがとっても苦手です。赤ちゃんや幼い子どもを見れば「可愛らしいな」とは思いますが、どう相手して良いのか、何をしゃべったら良いのか、頭に「?」がいっぱいになります。嫌いなわけではありませんが、どうしても苦手なのです。
母親失格。
そんな私が妊娠・出産を経験して母となったわけですが、最初はかなり葛藤しました。他のお母さんのように「〇〇でちゅね〜」とか赤ちゃん言葉なんて抵抗がありすぎて使えませんし、「わが子は何しても可愛い」とか「目に入れても痛くない」とか聞きますが、なかなか寝てくれない息子に苛立ったり、せっかく作った離乳食をひっくり返されて殺意をおぼえたり…到底「可愛い」なんて思えませんでした。
そんな自分を「私には子育てなんて無理なんじゃないか」「母親失格」「他のお母さんにできることが、私には何でできないんだ?」とどんどん責めていきました。そしていわゆる育児ノイローゼという状態に陥っていったのです。
「別に苦手でもいいじゃない」
苦しくて苦しくて…でも「子どもが可愛くない」「好きになれない」「子育てが辛い」などと周囲に漏らせば「じゃあ、何で産んだの?」「母親なんだから頑張るのが当然!」と言われるのが恐くて、相談できない日々を送りました。
そんな時、母がこう言ったのです。
「別に苦手でもいいじゃない。もともと子ども苦手なんだから。」と…
「お母さん=子ども大好き」と思い込んでいた私は、子どもを好きになれない自分が変なんじゃないか、おかしいんじゃないかと思って苦しんでいましたが、子どもが苦手なことは全くおかしいことでは無いと母は諭してくれました。
産んだからには責任を持つ。
100%全て可愛いとは思えなくても、時には憎くても、子どもが苦手でも、産んだからには責任を持って育てあげれば何も問題は無いのです。産んだ子どもに対して育児放棄をするのはあまりに無責任であり母親以前に人間として問題がありますが、きちんと衣食住を提供し、清潔を保ち、適切な教育を受けさせること。これだけできれば十分だと母は言います。「赤ちゃん言葉を使う必要もないし、キャラ弁を作る必要もない。保護者として最低限やることやってればそれでいい。」と…一気に肩の荷が下りたのをおぼえています。
子ども苦手界のエリートだ!
私も「子どもが苦手なのに3人息子の母親をしているなんて、子ども苦手界のエリートだ」と思って、モチベーション保ってます(`・ω・´)!! https://t.co/og2IdvsCc9
— AKI@ごきげんすいっち (@akislog) 2015, 12月 16
苦手なものは仕方ないのです。「私は〇〇が苦手なんだ」ということを一度抱きしめてあげましょう。抱きしめてあげると、きっと、苦手なりにも「自分のできること」がホロホロと溢れだしてきます。
私の場合、子どもが苦手なりに
- 「いってらっしゃい」と送り出せる
- 子どもの服を清潔に保てる
- 子どもの予定を把握できる
- 宿題チェックができる
- 美味しいごはんが作れる
- 悩みを聞いてあげれる
- ダメなことは叱れる
- 体調の良し悪しが分かる
などなど…
たーーーーっくさんの「苦手なりにできること」を挙げることができます。するとムクムクと自信が湧いてくるのです。単純ですね(笑)
再婚するまでは息子が1人でした。しかし今は3人も息子がいます。さらに夫とペットのワンコもいます。引っ越してきたばかりの土地で右も左も分からない中で、「苦手なりによくやってる自分」を褒めてあげることでウツになることもなくマイペースでいられるのだと思っています。
ポジティブ変換した人たち。
▽この記事を書くきっかけになったエリサさんのツイート
前は「どんなに社会に適合しようとしても自分はやっぱりひきこもり性質だ」とネガティブにとらえがちでしたが、
今は「こんなに社会に適合できるなんて自分はひきこもり界のエリートだ」とポジティブにとらえています。
#ひきこもり #ポジティブ
— エリサ/魔法使いのシンプルライフ (@erisaslife) 2015, 12月 16
▽ここにも1人、苦手界のエリートが!
私も「おはぎ」があんまり得意じゃないのに、おはぎなんて名乗っちゃって…って思っていましたが、おはぎ苦手界のエリートとして、これからも活動していこうと思います🐼 https://t.co/rvOxaHfXdi
— あわてんぼうのおはぎさん (@ohg0524) 2015, 12月 16
万能な人なんていません。どんなに輝いて見える人にも、必ず影はあります。その影が自分と切り離せないものならば、無理やり隠したり切り離そうとしないで、いっそのこと抱きしめてあげてくださいね。
◯自己紹介はこちら→はじめまして - ごきげんすいっち