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中国 海運大手2社合併へ 国際競争力強化12月12日 7時20分
国有企業の大型再編が相次ぐ中国で、海運大手2社が新たに合併することになり、景気が減速するなか、中国企業が海外で受注を拡大できるよう、政府として国際的な競争力の強化を図るねらいです。
中国の国有資産監督管理委員会は11日、海運大手の国有企業で北京に本社がある「コスコグループ=中国遠洋運輸集団」と、上海に本社がある「中国海運集団」を合併させると発表しました。合併の時期や方法といった具体的な内容は明らかにしていません。
国営メディアによりますと、両社は合併によって総資産が5300億人民元余り(日本円でおよそ10兆円)となり、貨物の取扱能力で世界4位になるということです。
中国は景気が減速するなか、インフラ事業など海外ビジネスの受注の拡大を目指していて、世界に通用する規模や技術を持つ企業を作ろうと、国有企業の大型再編を進めています。
ことし6月には、国有の大手鉄道車両メーカー「中国北車」と「中国南車」が合併して、新たに「中国中車」となったほか、今月8日には国有の資源・金属大手が別の業界大手を完全子会社化すると発表しました。
中国政府は今後も国有企業の再編を加速するとしています。
国営メディアによりますと、両社は合併によって総資産が5300億人民元余り(日本円でおよそ10兆円)となり、貨物の取扱能力で世界4位になるということです。
中国は景気が減速するなか、インフラ事業など海外ビジネスの受注の拡大を目指していて、世界に通用する規模や技術を持つ企業を作ろうと、国有企業の大型再編を進めています。
ことし6月には、国有の大手鉄道車両メーカー「中国北車」と「中国南車」が合併して、新たに「中国中車」となったほか、今月8日には国有の資源・金属大手が別の業界大手を完全子会社化すると発表しました。
中国政府は今後も国有企業の再編を加速するとしています。