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日印首脳会談 原子力協定締結で大筋合意へ
12月12日 11時53分

日印首脳会談 原子力協定締結で大筋合意へ
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インドを訪れている安倍総理大臣はモディ首相との首脳会談に臨み、日本の原子力関連技術の輸出が可能となる原子力協定の締結で大筋合意する見通しで、NPT=核拡散防止条約に加盟していない国との協定締結に道筋がつくのは初めてとなります。
インドとの関係の発展の弾みとなる成果を目指したいとする安倍総理大臣はインド・ニューデリーでモディ首相との首脳会談に臨みます。
政府関係者によりますと、日本の原子力関連技術の輸出が可能となる原子力協定の締結を巡り直前まで調整が続けられた結果、協定を締結することで大筋合意する見通しになったということです。
日本側はこれまでの交渉で、インドが過去に核実験を行いNPT=核拡散防止条約にも加盟していないことから、使用済み核燃料を核兵器に転用しないという確約を求めており、こうした確約にめどがたったものとみられます。
協定の締結には国会の承認が必要になりますが、NPTに加盟していない国との締結に道筋がつくのは初めてとなります。
また、会談ではインド西部の高速鉄道計画に日本の新幹線技術を輸出することでも合意する見通しです。政府はインドの技術者を日本に招いて新幹線の管理や保守点検の方法などを伝えることも検討しており、インド国内のほかの路線での受注も見据えて長期的な協力関係を構築したい考えです。

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