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中国のネット通販大手が香港の英字新聞買収12月12日 6時00分
中国のインターネット通販最大手のアリババグループは、100年以上の歴史を持つ香港の英字新聞を買収したと発表しました。香港では、中国政府との近い関係も指摘されるアリババによる買収で、中国政府が報道への関与を強めるのではないかとの懸念が出ています。
中国のインターネット通販最大手のアリババグループは、11日夜、香港の英字新聞を発行する「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト」のグループが運営する新聞や雑誌などのメディア事業を買収したと発表しました。買収額は明らかにしていません。
アリババはことしに入り、中国の大手動画サイトの買収を発表するなど、メディア事業を拡大させていますが、中国メディアによりますと、中国本土以外のメディアを買収したのは初めてだということです。
一方、「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト」は100年以上の歴史を持つ香港の英字新聞で、香港では、中国政府との近い関係も指摘されるアリババに買収されたことで、中国政府が報道への関与を強めるのではないかとの懸念が出ています。
これについてアリババの幹部は、「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト」の電子版の記事で、取材の公平性は保つとしながらも、「主要な欧米メディアは中国を共産主義国家だという色眼鏡を通して取材している」と述べ、中国政府寄りともとれる姿勢を示しています。
アリババはことしに入り、中国の大手動画サイトの買収を発表するなど、メディア事業を拡大させていますが、中国メディアによりますと、中国本土以外のメディアを買収したのは初めてだということです。
一方、「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト」は100年以上の歴史を持つ香港の英字新聞で、香港では、中国政府との近い関係も指摘されるアリババに買収されたことで、中国政府が報道への関与を強めるのではないかとの懸念が出ています。
これについてアリババの幹部は、「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト」の電子版の記事で、取材の公平性は保つとしながらも、「主要な欧米メディアは中国を共産主義国家だという色眼鏡を通して取材している」と述べ、中国政府寄りともとれる姿勢を示しています。