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“記憶遺産で発言力” ユネスコに専門家派遣へ
12月12日 14時07分

“記憶遺産で発言力” ユネスコに専門家派遣へ
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文部科学省は、ユネスコ=国連教育科学文化機関の「記憶遺産」を巡って日本の発言力を高めようと、審査を行う諮問委員会の下部組織の総会などに、考古学などが専門で東北大学の芳賀満教授を派遣する方針を固めました。
ユネスコの「記憶遺産」を巡っては日本と中国の見解が異なるなか、ことし10月、ユネスコが中国側の申請した旧日本軍が多くの中国人を殺害したなどとされる「南京事件」を巡る資料を登録し、政府は選考の制度改善に取り組むよう働きかけを進めています。
こうしたなか文部科学省は「記憶遺産」を審査する国際諮問委員会の下部組織に当たる「アジア太平洋地域世界記憶遺産委員会」の総会などに、考古学が専門で日本ユネスコ国内委員会の委員を務めている東北大学の芳賀満教授を派遣する方針を固めました。
現在、諮問委員会には日本の委員がいないうえ地域委員会にも正式に委員を派遣していなかったことから、文部科学省としては海外の専門家にも人脈がある芳賀氏を派遣し地域委員会の役員への就任も目指すなどして日本の発言力を高めたいとしており、今後も複数の専門家を派遣する方針です。

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