魅惑の街、錦糸町。
場外馬券場に映画館、ロシアンパブが立ち並ぶこの街に、夜だけひっそりと開店する絶品のカレー屋があるとの噂を聞きつけてやってきました。
情報によると位置的にはこのあたり。マルイの裏あたりです。
欲望渦巻くエリアのど真ん中
あんなお店やこんなお店が立ち並び、路上には客引きの姿も。ご苦労さまです。
無料情報館の明かりに引き寄せられていくと…。
突然現れるインドの国旗。
「クシ インドレストラン」。これは怪しい。
あれ、でも、安くない? 勇気を振り絞って入ってみましょう。
こんばんわ~。ざ、座敷?
内装は完全に飲み屋です。本当にカレー屋なのでしょうか…。
「イラッシャイマセ!」
明るく迎えてくれたのは店長のアハメド・ラセールさん。日本語お上手ですね。
アハメドさんはバングラディシュ出身。大阪・名古屋・静岡で修行してこのお店を開いたそう。店内が居酒屋テイストなのは前のお店を居抜きで使っているためのようです。
「インドレストラン」と書いてありますが、ここはバングラディシュ料理の店とのこと。バングラディッシュのカレーって初めて食べるわ。
メニューは日替わり
メニューにはビーフ、チキン、マトンと書かれていますが、その日のカレーは1種類のみ。
月:チキン
火:ビーフ
水:フィッシュ
木:気まぐれ
金:ニハリ(牛の骨付き肉を煮込んだやつ)
土:マトン
日:定休日
というローテションだそうです。木曜日アバウトすぎるだろ。
この日は水曜日なのでお魚でした。まずはサラダが出てきます。
続いて豆のスープ。あ、本格的なやつだこれ。
けっこうドッシリきます。おいしい。
野菜カレーなのか野菜のカレー炒めなのか。とりあえずいい香りです。
うめえ。これうめえぞ。
ライスはおかわり自由。フリーダム!
白米最強だわ。辛さもちょうどいい。
そしてこちらがメインのフィッシュカレー。バングラディッシュの魚で、「日本の鯉みたいなもの」だそうです。
こちらはがっつりスパイシー。トロットロの玉ねぎがたまりません。
お魚はタンパク。でも骨多いw
これ全部で1000円。メニューに1100円って書いてあるのに1000円。かなりの良コスパ。
ドリンクはビールとワイン、コーラ、ラッシーがあります。
朝4時頃までやっているので、周りの店のお姉さんも仕事終わりに来るそうです。夜中のほうが混むんでしょうね。真夜中のカレーとかうまいよ絶対。夜中に備えてずっと仕込んでいるアハメドさん。いい人でよかった。
電話はありません
注意して欲しいのが、ネットなどに出ているお店の電話番号、現在使われておりません。というか、電話止めちゃったそうですw。
お店は夜7時ごろひっそりと開店。カレーのレベルは相当高いです。錦糸町の夜遊びの〆にぜひどうぞ。
店名の「クシ」とはヒンズー語で「Happy」のことだそうですよ。口福でした!
お店データ
クシ インドレストラン
住所:墨田区江東橋3−6−9
営業時間:19時ごろ〜深夜4時ごろ
定休日:日曜日
著者:たのっち(@tanocchi)
記者・ラジオディレクター。
ラジオ時代はグルメレポートの取材原稿を放送が終わると捨てていたので、これからはここに書き留めていきますね。
たのっちのぶろぐ:http://tano.blog.jp