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台湾総統選まで1か月 最大野党の蔡氏リード
12月16日 5時44分

来月16日に行われる台湾の総統選挙の投票日まであと1か月となり、世論調査の支持率で、最大野党・民進党の蔡英文氏が与党・国民党の朱立倫氏を大きくリードしていて、8年ぶりの政権交代となるかどうか注目されています。
馬英九総統の任期満了に伴って行われる台湾の総統選挙には、与党・国民党の朱立倫氏(54)、最大野党・民進党の蔡英文氏(59)、野党・親民党の宋楚瑜氏(73)の3人が立候補しています。
選挙戦は国民党と民進党の2大政党の候補者の争いが軸になるとみられており、このうち、国民党の朱立倫氏は「中国大陸と台湾はともに1つの中国に属する」という考え方を基礎に、中国との関係をさらに強化することが台湾の利益になると主張して、支持を訴えています。
これに対し、民進党の蔡英文氏は「1つの中国」の考え方は台湾の主体性と民主主義を損なうと批判するとともに、対中関係では「現状維持」を掲げ、支持を集めています。
地元メディアの世論調査では、ほとんどの調査結果で、蔡英文氏が支持率40%台と、20%前後の朱立倫氏を大きくリードしていて、8年ぶりの政権交代となって、台湾で初の女性総統が誕生するかどうか注目されています。
台湾総統選挙は中国との距離の取り方を最大の争点として、今後本格的な選挙戦に入り、1か月後の来月16日に投票が行われます。

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