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組み体操廃止検討を要請 千葉・松戸市教委
12月16日 15時34分

学校での組み体操の事故が相次いでいることから、千葉県松戸市の教育委員会は、すべての市立小中学校に対し、新年度から組み体操を取りやめる方向で検討するよう要請しました。こうした対応は全国でも異例だということです。
組み体操の事故は全国の学校で相次いでいて、松戸市でも今年度、市立小中学校で児童や生徒合わせて64人がけがをしました。
16日はすべての市立小中学校の校長が集まる校長会が開かれ、市の教育委員会の担当者が「組み体操の高さや規模にかかわらず事故が起きており、どう行うかではなく、実施の是非を含めて考えてほしい」と述べて、新年度から組み体操を取りやめる方向で各学校や校長会で検討するよう要請しました。
これを受けて校長会は、各学校での検討などを踏まえて、今年度中に結論を出したいとしています。
会議のあと、松戸市校長会の相磯克典会長は「これまでどおりではいけないという共通認識はできている。子どもの安全を担保できるよう協議していきたい」と話しました。
スポーツ庁は「組み体操の取りやめを決めた自治体や、自治体が学校側に取りやめを要請した例は聞いたことがない」と話していて、こうした対応は全国でも異例だということです。

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