2015年12月の Windows Update のトラブル情報
2015.12.15: KB3093594追記。
2015.12.11: KB3104002追記。更新の確認に時間がかかる問題に追記
2015年12月のWindows Updateに関する注意事項をまとめたページです。
今月はトラブルは少なめです。通常のPC環境の場合、問題なくWindows Updateが可能なものと思われます。
今月の主な注意点
おもな注意点は以下3つです。
- Outlook 2010がセーフモード起動になってしまう
- Windows7マシンの場合、更新の確認に時間がかかる場合がある
- Windows Liveメール 2012関連 (KB3093594) (2015年12月12日以降)
個別の更新パッチ情報
このサイト内には情報なし。
以下2サイトの情報が読みやすい。
- MSが12月の月例パッチ公開、既に悪用が確認されているOfficeの脆弱性修正など計12件-INTERNET Watch:
- 【アプデ】 Windows Update 12月度 注意事項と各KBメモ:ニッチなPCゲーマーの環境構築
Outlook 2010がセーフモードで起動してしまう
KB3114409が原因です。
- すべての Outlook 2010ユーザーに発生する訳では無い。
- Microsoftも問題を認識しており、現在は配信を停止している。
December 8, 2015, update for Outlook 2010 (KB3114409) - 直し方(どちらか一方)
- KB3114409をアンインストールし、PCを再起動する
(セキュリティパッチではない。削除しても問題ない。) - または、以下の様にレジストリを変更し、PCを再起動する
キー :HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Office\14.0\Outlook\Security
名前 : DisableSafeMode (存在しない場合は新規作成する)
種類 : DWORD 値
値 : 1
参考リンク: Update adds support for administrators to prevent Outlook 2010 from starting in safe mode
- KB3114409をアンインストールし、PCを再起動する
Windows Updateがはじまらない、
「更新の確認」から進まない
多くのWindows7環境で発生しているようです。
サイト内「Windows Updateが遅い、進まない、終わらない、失敗する問題の解決方法」でも効果は出ない状態で、有効な解決策は無いものと思われます。
気長に待つ他に 手段は無さそうです。
- 手元のWindows7マシンでも、「更新の確認」が1時間待っても始まらない状態でした。
- 該当PCは「2015年10月の月例アップデート」から「2015年12月2日のKB3101246」まで問題なく「更新の確認」が出来ていたマシン。(※2015年8月と9月は非常に時間がかかった)
- このサイト内で紹介している解決策を行った場合でも、「更新の確認」を抜け出すのに40~50分かかった。
- 問題のマシンは、VMware内のの仮想PC。
現在「Windows Updateの確認専用機」と化していて、変な環境設定は行っていない、普通のPC。
- 追記
コメント欄にて以下を先に手動インストールする事で更新時間を短くできるのでは?との情報を頂きました。
- Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム(3116180)
※ OS、ブラウザ別で配信ファイルが異なる。
※ Windows7 +IE11の場合は以下
Windows 7 for x64-based Systems 用 Internet Explorer 11 の累積的なセキュリティ更新プログラム (KB3104002) - 当方試していません。どのくらい効果があるか不明、また行う場合は自己責任で。
- Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム(3116180)
KB3093594 (Windows Liveメール 2012)
※私はWindows Live メール2012ユーザーではないので、この件は良く分からない。
- 2015年12月12日、「Windows Live メール2012ユーザー宛て」に、今後数週間のうちにメールが配信されなくなる旨のメールが届き、 引き続きメールを送受信するにはこのURLの最新のアップデートをインストールする必要がある旨のメールが届いている。
- 上記メール内に含まれたアドレスからKB3093594をインストールすると、Windows Live メール2012が異常終了したり、文字化けが発生したり、正常に動作しなくなる場合がある模様。
- Windows10の場合、カレンダーアプリが同期できず、正常に作動しなくなるケースもある模様
- この件に関しては、以下のブログさんがよくまとまっている。
- その他、Microsoftコミュニティ内の情報
- 対処方法
- 「Windows Live メールだけアンインストールしてから Windows Essentials を再インストールする」などの方法で対処できる場合がある模様。
その他
KB3104002
当方未確認。ニッチなPCゲーマーの環境構築さんの所で情報を拾いました。
何か問題があるようで、12月15日修正が入る予定のようです。
ソース: Windows Update breaks multipart/form-data
- 「VBScript.dll と JSCript.dll 」が更新されたことで、「古い ASP application をインストール」したWindows Server 2012のサーバーで画像アップロードなどが出来なくなった、というお話がメインのようです。
- KB3104002は IEの累積的なセキュリティ更新プログラムです。
古いWebアプリが作動しなくなる等の問題はありそうです。 - KB3104002(MS15-124)は緊急のセキュリティパッチである事、OSやIEのバージョンにより更新プログラムが異なる事、今のところ問題が起きているのはサーバーマシンのみ?という事で、問題の出ていない人はKB3104002は削除せず、そのまま利用するのが良いかと思います。
上記以外のトラブルが発生した場合
今月分のWindows Updateは、上記以外では特に問題は発生しないようです。サイト内の以下ページにある手順を行う事で、「Windows Updateできない」などのトラブルは解消すると思われます。
・Windows updateが失敗をくりかえす時の一般的な対処方法
・OSが起動しないなど 深刻な場合 (Windows7/Vista)
・OS が起動しないなど 深刻な場合 (Windows8/8.1)
・Windows updateのトラブルシューティングツールを試す
このページの情報は以上です。
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