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ボタン型電池 子どもの誤飲事故防止へ提言12月16日 12時45分
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ボタン型の電池を子どもが誤って飲み込んでけがをする事故を防ごうと、東京都が設けた協議会は、危険性の高い一部の電池について、飲み込むと死に至ることがあると商品に表示したり、子どもが開けにくいパッケージに変えるなどの安全対策を求めた提言をまとめました。
東京都はボタン型の電池の誤飲事故を防ぐため、メーカーの業界団体や医師などの専門家で作る協議会を設けて検討を進め、16日に提言をまとめました。
それによりますと、5歳以下の子どもがボタン型の電池を誤って飲み込むなどして病院に搬送されたケースは、都が把握しただけで平成22年以降157件あり、中には1歳の男の子が気管と食道に穴が開き、2か月間入院したケースもありました。また、鶏肉の上に電池を置いた実験では、2時間後には表面がただれることが確認されたということです。
提言では、特に危険性が高いコイン型のリチウム電池について、誤って飲み込むと死に至ることがあると商品に表示したり、未開封の電池を子どもが取り出してしまうケースがあることから、子どもが開けにくいパッケージに変えるなどの安全対策を求めています。
また、技術的なハードルは高いものの、事故を防ぐためには電池そのものを改良することが望ましいとしています。
都はこの提言を踏まえて、安全対策を講じるよう国や業界団体などに協力を求めることにしています。
それによりますと、5歳以下の子どもがボタン型の電池を誤って飲み込むなどして病院に搬送されたケースは、都が把握しただけで平成22年以降157件あり、中には1歳の男の子が気管と食道に穴が開き、2か月間入院したケースもありました。また、鶏肉の上に電池を置いた実験では、2時間後には表面がただれることが確認されたということです。
提言では、特に危険性が高いコイン型のリチウム電池について、誤って飲み込むと死に至ることがあると商品に表示したり、未開封の電池を子どもが取り出してしまうケースがあることから、子どもが開けにくいパッケージに変えるなどの安全対策を求めています。
また、技術的なハードルは高いものの、事故を防ぐためには電池そのものを改良することが望ましいとしています。
都はこの提言を踏まえて、安全対策を講じるよう国や業界団体などに協力を求めることにしています。
「ボタン電池誤飲は緊急事態」
東京都が設けた協議会の委員で、小児科が専門の山中龍宏医師は「子どもは生後6か月をすぎると、いろんなものを口に運び誤飲が始まるが、誤飲で一番危険なのはボタン型の電池で、飲んだり、飲んだかもしれない時は、緊急事態と認識してほしい」と話しています。