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デジタル教科書に6割賛成 懸念の保護者も
12月16日 8時06分

デジタル教科書に6割賛成 懸念の保護者も
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学校の授業でタブレット端末などを使った「デジタル教科書」を活用することについて、文部科学省が全国の小中学校の保護者に尋ねたところ、6割以上が賛同した一方で、「書く力や考える力などが充実するとは考えられない」などと懸念する意見も寄せられました。
「デジタル教科書」を導入することの是非を検討するため、文部科学省は全国の小中学校の保護者で作る団体を通してアンケート調査を行い、2700人余りから回答を得ました。
それによりますと、「デジタル教科書」を導入することについて、「賛成」または「どちらかというと賛成」と答えた保護者は全体のおよそ65%で、「反対」または「どちらかというと反対」と答えた保護者はおよそ35%でした。
「賛成」または「どちらかというと賛成」と答えた保護者は、その理由について「紙の教科書と比べて持ち運びやすい」とか「動画や音声など紙の教科書にはない機能がある」ことなどを挙げています。
一方、「反対」または「どちらかというと反対」と答えた保護者は、「書く力や考える力などが充実するとは考えられない」とか「健康面への影響が大きい」などと懸念する意見を寄せています。
文部科学省は「紙の教科書のよさを感じている保護者が多いことを踏まえて議論したい。子どもが有害サイトなどに接しないようにする対策も必要だ」と話しています。

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