現在、社内にいる総合職および一般職の女性社員(管理職を除く)は制服着用で仕事をしております。
ただ、社長をはじめとする役員より制服を廃止して、スーツ着用に切り替えたいという希望が出た為、総務課にて制服廃止についての施策を検討することになりました。以前、制服存続についての社内アンケートを取った際、制服存続を希望する意見が多数合った為、現在まで制服を存続させて来ましたが、今回は制服を廃止にせざるを得ない状況です。
社員から反対されるのが目に見えているので、とりあえずは総合職から制服を廃止しようと考えているのですが、制服を廃止したことのある企業様の事例が有りましたら、どのような段取りや施策で制服を廃止していったのかお教え下さい。
また、制服を廃止してスーツに切り替えた場合の注意点も教えていただけますと幸いです。
弊社は全国に拠点が有り、女性社員は約400名在籍しております。
Re: 制服廃止についての段取りや施策を教えて下さい
著者 筑紫の児島 さん
2010年08月11日 17:37
複数拠点、社員数百名うち女性2割りほどで総合職・一般職あり、という会社に勤務し、総合職でした(女性)。
女性のみあった制服を廃止した時のプロジェクトメンバーでした。
> 社長をはじめとする役員より制服を廃止して、スーツ着用に切り替えたいという希望
→ 廃止理由は?経費や男女逆差別などが理由なら、会社のスタンスとしてそれを明確に確固として表明すればよいと思います。
> 社内アンケートを取った際、制服存続を希望する意見が多数合った
> 社員から反対されるのが目に見えている
→ アンケート対象は女性ですか?存続希望理由は?
私の職場では、制服がなくなると服飾費がかかる(好きな服を買うお金が減る)、自分の服が汚れる、などが存続希望理由にあがりました。
同職種の男性は、まさにその状態なんですよ、つまり同条件になるというだけの話。(もっとも、女性のほうが服飾費は多くなってしまうけど)
制服をなくした場合のデメリットを上げさせ反証してみてはいかがですか。
既得特権を奪われるようなものなので、そりゃ反対も出るでしょう。
しかし、廃止により不利益をこうむるということでもないと思います。
> とりあえずは総合職から
→女女差別と言われないかしら。
それをするならしかるべき、いや、彼女たちが納得する理由が必要ですね。
> どのような段取りや施策で制服を廃止していったのか
→廃止理由を明確に打ち出す。彼女たちが不利益と言うことに対して、きちんと回答する。
制服は貸与品でしたが回収を強制せず、着用も可としました。衣替え時期などに徐々に返却が増えたようでした。回収後は破棄のため、制服が古くなってくるとシーズンオフのクリーニングに出すより返却しよう、という感じかしら。
ただ、内勤者は外勤ほど外見を気にしないのか、しばらくすると制服のベスト・スカートに私服のカットソー、などの組み合わせがでてきました。来訪者から見ればみっともないかも。
外外勤者ばかりのフロアでは私服スーツ着用者が増えると、加速度的に移行が進みました。
> 制服を廃止してスーツに切り替えた場合の注意点
→ 服装ガイドラインが必須。導入前にガイドラインの説明、逸脱した場合の対応、を明確にしておくこと。服務指導者に対しても同様。
指導すべきときにはすること、ぶれないこと。
合わせて、服装に関して会社としての方針を明確にして、男性に対してもガイドラインと指導を導入すると、制服廃止のわだかまり(うらみ?)がそれますね。

Re: 制服廃止についての段取りや施策を教えて下さい
著者 HOF さん
2010年08月12日 14:47
> 複数拠点、社員数百名うち女性2割りほどで総合職・一般職あり、という会社に勤務し、総合職でした(女性)。
> 女性のみあった制服を廃止した時のプロジェクトメンバーでした。
>
>
> > 社長をはじめとする役員より制服を廃止して、スーツ着用に切り替えたいという希望
> → 廃止理由は?経費や男女逆差別などが理由なら、会社のスタンスとしてそれを明確に確固として表明すればよいと思います。
>
> > 社内アンケートを取った際、制服存続を希望する意見が多数合った
> > 社員から反対されるのが目に見えている
> → アンケート対象は女性ですか?存続希望理由は?
> 私の職場では、制服がなくなると服飾費がかかる(好きな服を買うお金が減る)、自分の服が汚れる、などが存続希望理由にあがりました。
> 同職種の男性は、まさにその状態なんですよ、つまり同条件になるというだけの話。(もっとも、女性のほうが服飾費は多くなってしまうけど)
> 制服をなくした場合のデメリットを上げさせ反証してみてはいかがですか。
> 既得特権を奪われるようなものなので、そりゃ反対も出るでしょう。
> しかし、廃止により不利益をこうむるということでもないと思います。
>
> > とりあえずは総合職から
> →女女差別と言われないかしら。
> それをするならしかるべき、いや、彼女たちが納得する理由が必要ですね。
>
> > どのような段取りや施策で制服を廃止していったのか
> →廃止理由を明確に打ち出す。彼女たちが不利益と言うことに対して、きちんと回答する。
> 制服は貸与品でしたが回収を強制せず、着用も可としました。衣替え時期などに徐々に返却が増えたようでした。回収後は破棄のため、制服が古くなってくるとシーズンオフのクリーニングに出すより返却しよう、という感じかしら。
> ただ、内勤者は外勤ほど外見を気にしないのか、しばらくすると制服のベスト・スカートに私服のカットソー、などの組み合わせがでてきました。来訪者から見ればみっともないかも。
> 外外勤者ばかりのフロアでは私服スーツ着用者が増えると、加速度的に移行が進みました。
>
> > 制服を廃止してスーツに切り替えた場合の注意点
> → 服装ガイドラインが必須。導入前にガイドラインの説明、逸脱した場合の対応、を明確にしておくこと。服務指導者に対しても同様。
> 指導すべきときにはすること、ぶれないこと。
> 合わせて、服装に関して会社としての方針を明確にして、男性に対してもガイドラインと指導を導入すると、制服廃止のわだかまり(うらみ?)がそれますね。
さすが細かいアドバイスですね。当社でも大変苦労しました。
第一段階は、廃止というより私服可能とした。
(その後の廃止も想定した「私服の際のガイドライン」を男女とも規程し、配布した上で)
私服のまま業務をするスタッフが増えてきたころを見計らって、第2段階として、「制服の廃止」を打ち出しました。
それでも反対や質問と称する圧力はすごかったですね。
最大の問題は、「制服導入に際しての、従業員の反対に対する経営や総務関連の負荷を充分想定し」「それでも導入する」という強い意志を経営レベルが持つかどうかです。現場がぶれないのはもちろんですが、経営レベルがぶれては、現場はたまったものではありません。当時は年間のクリーニング代以上に工数やコストがかかった実感があります。
正直、社会人になったらスーツを着るのが当たり前と思っている男性には「考えもつかない理由」の反対がありました。
女性を馬鹿にしている訳ではありません。
男女差もあると思いますが、いろんなことを考える人がいるんだなとも思いました。
逆に、勉強させられたと言った方が良いかもしれませんが。
何でもそうですが、こと服装や外見に関する問題で、100%納得させる理由なんてありませんから
その覚悟と合意から始められた方が良いと思います。
私は管理職全員から「念書」を取っておけばよかった。と思っております。
がんばってください。
