金本太郎 - Android,PR,スマートフォン 11:00 AM
2年後でも使えるスマホの条件とは? 進化を先取りした『Nexus 6P』の技術
ビジネス・プライベート問わずに活躍してくれるスマートフォン。このガジェットは新製品が登場するサイクルが特に早く、機種変したばかりの端末が半年後には「旧製品」扱いされてしまう...なんてこともよくあります。
しかし、いくら進化が早いとはいえ、多くの人は1台のスマートフォンを数年にわたって使い続けるはず。同じ端末を長いあいだ愛用したいなら、購入する時点でなるべく高性能な端末を選ぶべきです。ハイスペックな機種なら、時間がたっても機能面で見劣りせず、快適に使い続けることができるでしょう。できれば「フラッグシップ」と呼ばれるモデルを手にしたいところです。
ファーウェイとGoogleが共同で手がけたスマートフォン『Nexus 6P』は、2015年に登場したフラッグシップ機の中でも、もっとも高水準な内の1台。スマートフォンの進化を引っ張っていけるほどのポテンシャルを持っています。
あらゆる面で「余裕」を持たせたハードウェア
その気になればパーツを交換できるPCとは異なり、スマートフォンは生まれ持ったスペックを変更することは基本的にできません。それゆえに、購入時の性能が重要となります。
『Nexus 6P』はあらゆる面で高性能なパーツを採用しており、平均的な端末よりスペックにゆとりがあります。
5.7インチの有機ELディスプレイは、WQHD(1440×2560ピクセル)の解像度を誇る。1インチあたりのピクセル数は518にのぼり、一般的な印刷物をしのぐ精細さ。
『Nexus 6P』が採用しているSoC(CPUやGPUなどを統合したチップ)は、Snapdragonシリーズの最上位モデル「810」。画面のスクロールにせよ、アプリの起動にせよ、滑らかな動作を実現しています。メモリも3GB搭載しており、複数のアプリを同時に動作させても余裕があります。近い将来、より処理の重いアプリやサービスが登場したとしても、十分に快適な動作を期待できるでしょう。
赤外線センサーを搭載することで、素早いフォーカスを実現したカメラ。電子式の手ブレ補正も備える。
また、『Nexus 6P』はカメラにも力を入れています。コンパクトデジカメの主流と同じサイズ(1/2.3型)の画像センサーを採用しており、文字通り「デジカメ画質」を実現しています。SoCの強力な処理能力もあわせて、HDR合成といった写真もサクサク撮ることができます。
また、Googleのフォトサービス『Googleフォト』がプリインストールされているため、撮影した写真はすべてGoogleのサーバーに預けておけます。おかげで、撮影した写真データがストレージを圧迫することはありません。
HDRモードで撮影。トンネル内部のかすかな光もしっかり写っている。
※写真をクリックすると原寸(4000×2992ピクセル)で表示されます。
将来を見据えたインターフェース
ボタンやセンサーといったインターフェースや、スマートフォンと周辺機器をつなぐコネクタも、時代とともに変わっていきます。『Nexus 6P』には、将来の変化を見据えたデバイスが採用されています。
指紋センサーは本体裏側の中央。『Nexus 6P』を握ると自然と指が触れる位置にある。
個人情報やクレジットカード情報を手軽に利用できるスマートフォンですが、それゆえセキュリティは重要な問題です。これからのスマートフォンは、4桁の数字(PINコード)や図形パターンではなく、指紋や顔認識といった生体認証がスタンダードになりつつあります。
『Nexus 6P』は本体の背面に指紋センサーを搭載しています。このセンサーは認識スピードが早く、指を置くと瞬時に持ち主を確認し、ロックを解除します。スマートフォンを手に取るとすぐに使える状態になっているので、意識することなくセキュリティを強化できます。
『Nexus 6P』本体の下部にある充電・データ転送用の「USB Type-C」端子。
長いあいだモバイル機器の充電端子として利用されてきたMicro USB端子にも、世代交代の日が近づいています。新規格「USB Type-C」は、裏表を気にすることなく接続できる便利さに加え、データも電力もいままで以上に高速・大量に送ることができる、これからのモバイル機器において、ほぼ間違いなくスタンダードになる端子です。
『Nexus 6P』はこの「USB Type-C」コネクタを採用しています。このコネクタはバッテリーの急速充電機能に対応しており、10分間の充電で7時間ぶんの電力をチャージできるようになりました。『Nexus 6P』のバッテリー容量は3450mAh。24時間使い続けても、余裕のあるスタミナを実現しています。
最新の体験が約束されているソフトウェア
Android最新バージョンである「Marshmallow」の新機能「Now on Tap」。ホームボタンを押しっぱなしにすることで、画面に表示されている内容をすぐに検索できる。
スマートフォンはハードウェアを変更できないかわり、OSをはじめとするソフトウェアのアップデートにより、その機能を拡張することができます。Androidは過去にもユーザーの行動を予測して検索する「Google Now」や、状況に応じてロックを自動解除する「Smart Lock」といった便利な機能を、OSの更新によって実現してきました。
『Nexus』シリーズの端末は、Androidの開発元であるGoogleから直接アップデートを受け取ることで、いち早く最新のソフトウェアを利用できます。『Nexus 6P』も例外ではなく、先日12月8日にも、新要素を追加したアップデート「Android 6.0.1」が適用されました。
Googleは『Nexus』シリーズの端末に対して、発売から2年間に渡ってアップデートを保証しています。つまり、2年は常に最新のOSを使い続けることができるというわけです。
Googleは『Nexus』シリーズを開発するにあたり、端末ごとに異なるメーカーをパートナーとしています。過去にもいくつかのメーカーがNexusを手がけていますが、いずれも当時のスマートフォンの「お手本」となる、優れた技術で製造されてきました。今回、『Nexus 6P』を担当したファーウェイも、その生産技術が高く評価されてパートナーとなった形です。
なお、日本国内における『Nexus 6P』の店頭販売はソフトバンクの独占となっています。実機を触ってみたいなら、ソフトバンクの店頭へ足を運びましょう。また、ソフトバンクは『Nexus 6P』の購入者を対象に、Android端末の下取り額の増額や、テレビ接続用の端末『Nexus Player』のプレゼントといったキャンペーンを展開しています。購入を考えているなら、ひととおりチェックしておくとよいでしょう。
Nexus 6P|ファーウェイ
Nexus 6P|特集|ソフトバンク
(ライフハッカー編集部、端末写真/大塚敬太・ライフハッカー編集部)